out doorを略して、OD。cassette bombeを略して、CB。
日本のアウトドアのガスボンベはこの2種類が主流だ。名付けて、OD缶、CB缶。いずれにしろ小さく非力。おもにブタンガス。
オーストラリアでは普通のプロパンガスのボンベを使っている。
アメリカでは日本の家庭のキッチンの大きさのコンロを使う。
しかし国土や国民性を考えると、スケールが極小化するのは仕方ない。
僕はこのちまちましたチャッチイアウトドアが日本にはあっていると思う。広くもなく他人の話し声が聞こえる「密」なキャンプ場。しかもカネまでとる。
人工の針葉樹の森。動物のいない死の森だ。生態系はない。それを大自然と称し森林浴するという。
しかたない。こそこそままごとアウトドアしかできない。だってどこに行けば地平線が見えるんだ。人工物のないところは探さないとない。
だが、嘆いてばかりいても面白くない。創意工夫で乗り切ろう。
いやなのは、ちまちました日本的ガスボンベに規格が統一されてないこと。
CB缶。OD缶。
ま、
そこも我慢して、今回、amazonから2個のキャンプ道具を仕入れた。以下の①、②。
①
↓画像中央の携帯の横にある筒。コーヒーミル。だがこれにはハンドルがない。自転車キャンプでは10gでも軽くすることが必要。(積載性、疲労)
突起を繰り返し押して下から挽かれた豆が出る。革命的発想の逸品だ。(ヤスリ部分は豆の大きさにあわせ多少サンダーで加工。本来は塩や胡椒を挽くもの)
こんなふう、
↑画像の下方にCB缶が見える。ご存じ皆さんの家庭の卓上コンロに使うやつ。特徴は安いこと。だがOD缶用をつなぐにはアダプタがいる。面倒。
そのアダプタ。でもたばこの箱大。
②
バーナー。
折りたたみ式。この小ささは◎。
500円ぐらいだったがこれはちゃっちくない。昔愛用した欧米のコールマンやプリムス、ホエブス、もよかった。だが、チマチマキャンプには中華amazonもなかなかよろしい。
もうここらでいいかげん所与の環境を嘆くのはよそうと思う。
歩く知性がコーヒーを飲む。庶民がジングルベルに狂喜するころ、
感 時 花 濺 涙
恨 別 鳥 驚 心
恨 別 鳥 驚 心