か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ヒッグス粒子、ちょっと待ってくれ。

2012年11月01日 | 技術

日本人も100名の科学者が参加した。ハドロン加速器の核心部分のまさに陽子衝突が起こる部分は日本の企業が製作した。わがことのように喜ぶのは結構だがわがことにしてしまって周辺国に対する優越感に利用する輩は迷惑だ。

モノをきわめて細かく分解していったときもうそれ以上分解できないという粒にぶつかる。そこにある粒にはたらく力の種類は多くないことが分かっている。万有引力、電磁相互作用、強い相互作用、弱い相互作用の4つに還元できるはずだと考えられている。

だれでも知ってる引力の根源ついては重力子という未発見の素粒子によるものだという説が有力だ。万有引力は粒のせいだったのか。また電磁力については電子ボルトで規定されるところの高校で習うクーロンの力だ。しかしこれも電子の中身についてまでは分かっていない。弱い相互作用とは核力とも言われたとえば陽子と中性子の結合力のことでありその原子のごく周辺部にしか作用しないことから弱い相互作用と言われる。強い相互作用とはクーロンの力の100倍あるが距離による減衰が激しい。

力の方はこれでなんとかいいがあとは肝心の粒の方だ。これが分かっていないことが実に多い。失くした財布が出てきたとき99.9%の確からしさがあるなら自分の財布だと主張できるが粒子は原子の中にごろごろはいっているのではない。99.9999%の確率でも不十分だそうだ。その上何個か組み合わされたものまで素粒子に入れるから最近はやたら素粒子が増えた。

とくに計算値でその存在が推定されたものの代表格がヒッグス粒子だ。ビッグバンのきわめて直後、すべての粒子はニュートリノ状態であったと考えるらしい。それが質量のあるヒッグス粒子とぶつかったそうだ。質量不滅の法則から粒子たちは減速しその分だけ質量を持つようになったそうだ。相対性理論の逆だ。質量がエネルギーに変換することにより莫大なエネルギーが放出されるわけだが、運動エネルギーが質量に変わることで宇宙はずいぶん静かになったようだ。

Posted at 2011/12/14

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