今日は馬との馬が合わなかった。早めに切り上げ志賀島に来た。
玄海島、机島、柱島。ここで死ぬなと思ったことが2,3回ある。凪いだら天国、時化たら地獄。内縁の娘のようだ。
ということで、陸路、海に来た。今日は丘から海を見る。船に乗り海から丘を見るのもいいが、憧れとひがみだけの無能な貧乏な雑魚の群れが僕の船の周りに集まっていた頃を思い出す。
何をいい気になりやがって、といやな気になってこれを読む人がいるだろう。そのおまいらのいやな気の100倍もいやな気がしたのだ。
貧乏人のひがみは、恩を仇にして突き返す。
掃除もしない。ワッチ(他船、海流、漂流物、天気予報すなはち雲、暗礁を見ていること)それをしない、食事の準備もしない。熊本地震の避難場所にあったのはマリントイレのようだ。そのマリントイレの掃除はおろか、自分が汚した後も始末しない。利用するだけ儲けだと、顔に書いてある奴ばかりだ。
限界とはあるとき突然来る。航海の準備中、馬鹿を載せるより一人のほうが安全だと思い以後一切誰も乗せてない。
あ、内縁の娘は別だ。深い教養とけだるいしゃべり方はすべての慰めになる。ただ、妹は二度と乗らないそうだ。
上記に書きかけた貧乏人に共通した行動パターンはきっと日本を弱体化させるだろう。
何も考えずただ目の前のエサに飛びつく。僕がガソリン代50万を請求すると急に他人になる。卑怯者。やたら舵輪を持ちたがり、急に動かせといってもそれをせず、大きく曲がって大型船にテロ攻撃をする。
今年も多くのバカがいたので「クルーザー、まだまだ暑くて気違いが出る」シリーズを復活するか。
そのバカ、丘(陸地)にいるバカのペットも同様のようだ。あ、いやいやそういったらペットに失礼だ。バカ家族も同様だ。
本来常識として子供は寝ている時間に、ブロイラー式エサ回転寿司に来てペットの毛を舞い上げながらお持ち帰りの寿司を車中で食う。
失策だった。何たる失策。一人当たり5000ℓのガソリン代を踏み倒し、僕は彼らの小便を拭く。
本当はそれでもいいと思うのだ。初めて船に乗れば何が危険か分からない。どれほどカネがかかるか忘れることもある。揺れる船で小便すればあちこち飛び散る。
そんなことを言っているのか、僕は。違うだろ。分からん人は、そのまま貧乏馬鹿として生き、僕にかかわらずに死になさい。
馬鹿とまともの分岐点は正直さと向上心。 The truth is simple.
いやなことを思い出したので、口直しに日田にステーキを食いに行った。入り口にはバラを浮かべた鉢。どこのステーキハウスも気絶するぐらい値段が高く、卒倒くらい素敵だ。
食事を待つ間につわぶきが出た。韓国語では、「トルモイ」といって「毛生え蕗」(毛生えふき)みたいな感じだ。日本は福島県以南。
Mainは、食いきれなく出るのがいい。こそこそインコのエサ程度に出たのを、テレビの食い物番組は褒める。気は確かか。
だけど今日は、牛は止める。貧乏が染み付いた僕はそう思った。分厚い豚。
そういう僕も最近はパワーが足りない。馬は言うことを聞かない。海岸で女子大生を乗せるはずだった。志賀島から日田まで行くとコペンでは背中が痛くなる。ステーキハウスにあった100円おみくじと灰皿に、妙な昭和の郷愁を抱いた。上品な薄味。多くの手間がかかったソース類。ほとんど個室。和室の個室、洋室の個室。とにかく個室。