か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

TDL美談。バカをだましてお涙ちょうだい。

2013年06月02日 | あそび

「一杯のかけそば」という話が一世を風靡した時がある。意見は二つに分かれた。美談に涙が止まらないもの。あるいは冷静にその矛盾を突き笑い飛ばし作者の犯罪性を追求するもの。

純情感涙低脳は僕を責めた。舞い上がってしまうとどんなに冷静に論理的に論破しても無駄だ。僕は文部省にいたが作家栗良平をインチキ野郎として批判するのは少数派だった。かけそばねつ造美談はまさに軍国美談だ。タモリは僕の学校の先輩だけあっていいことを言う。「なみだのファシズム」得たり。タモリは胡散臭さを一蹴した。

しかし、バカはいつまでも繰り返しだまされる。こういうのがいるから盧溝橋のよく分からない一発の銃声に唾を飛ばして暴支膺懲を連呼する。似たことが起こり低脳は涙した。それがなぜ問題か。どうにでもだまされる人間が多数だと分かったからだ。

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若夫婦がTDLの中でお子様ランチを注文する。私達には長いこと子供ができなかったのですがやっと昨年念願の女の子を授かりました。しかし誕生日を待たずしてその子は天に召されました。きょうはその子の一周忌です。主人とともにお子様ランチを食べようとやってきました。アルバイトの青年はまるで子供がそこにいるかのようにお子様ランチを運んできた。規則としては大人がお子様ランチを食べることはできなくなっていたのに機転を利かせて子供用のいすとか「お子様はこちらですね」と声かけをし若い夫婦は3人分のお子様ランチを食べた。後日TDLに感謝の手紙が届き「今度はこの子の弟か妹を連れてきます。」と書かれていた。    >ネット上に蔓延する美談で出典はオリエタルランドの相談役の堀 貞一郎顧問

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まず、若夫婦は最高の席に突然入店してなぜ席が取れたのか。ありえない。フレンチが出る店からはミッキーのショウが見えないそうだがどう弁明する。顧問がなぜこの話を知っている。アルバイトが機転を利かせていいというマニュアルが必要だ。一挙手一投足マニュアルじゃないか。どうしたらいいか上司に聞きに行くことはない。忘れるな。若夫婦自身が座れなかった店だ。顧問の堀は従業員を前にこの話を語っている。顧問の堀はそこからどうやってミッキーのショウを見たか言ってもらおう。

つまり、嘘はボロが出るのだ。物語として語るのは勝手だ。社員研修の良い教材だ。堀ももっと使ったらどうか。しかし、犯罪性はここにある。そのへそが茶を沸かす子供だましの作り話を事実といったところだ。

僕はテーマパークは元来好きだ。しかし醜悪なぬいぐるみが闊歩する香港は15分で出た。汚い熊が抱きついてくるソウルは5分で出た。TDRは何日も何日もいた。ヒルトンの隠れミッキーを探すとき、子供と良い時を過ごした。みんな嘘だとは分かっている。だけど、嘘だと言ってショウを見せるならいくらでも酔って見せる。許せないのは本当だと言って僕をだましたことだ。

Posted at 2013/05/30

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