アゲラタムは、中南米を原産とし日本には明治初頭に入ってきたそうです。
外来種の植物に共通するのは、中国など東アジアからの伝来は飛鳥から奈良時代、欧米からは明治時代
にほぼ集中していることです。
飛鳥から奈良時代と明治時代に共通しているのは、いずれも文明開化の時代であることです。
やはり、花と文化・文明は切り離せない関係があるようです。
アゲラタムとはギリシャ語の”不老の”といういみがあり、長く色あせず咲くところから
この名が付けられたとのことです。
なお、夏から秋にかけて咲き続け、和名はカッコウアザミ(郭公薊)です。
細かい棒状の間にいっぱいの光を取り込み、
その光同士がぶつかり合って醸し出す薄紫色の美しさ。
見飽きない光景でした。