小池の南側に唯一黄色い葉を残す高木が一本だけ立っています。
フウの木です。漢字では「楓」と表記され、これを音読みした名が「フウ」だそうです。
この木の下に私のお気に入りのベンチがあります。
落ち葉を痛めないように空いた所に腰掛けて、上を見上げるとフウの幾重にも重なりあった葉が、広がっていました。
このフウの葉は「黄葉」だけでは、表現しきれない美しい色彩と形をしています。
底冷えする寒い日でしたが、時折り雲の間から顔を出すお陽さんの暖かい日差しに包まれて、
贅沢な時間を過ごすことができました。
長居植物園にて
(X20他)