今日は、朝から湿気が多い為か、気温以上の暑さを感じました。
いつもは賑わう公園のベンチも本日は一人も見かけません。
予報では今晩から雨が降るとのことで、近畿地方の梅雨入りもこの2~3日中に宣言されるようです。
そんな訳で、散歩は早々と切り上げて、帰宅途中にある小さな喫茶店に入りました。
その喫茶店で備え付けの新聞に目を通しながら、フッとこんな不安が過ぎりました。
中国で450名乗船の観光船転覆、お隣の韓国ではMERSの感染拡大、
日本では口永良部島の噴火、日本全土を揺らした小笠原を震源とする地震等々、
多発する事件事故。
先人は、このような事件事故に際しては「対岸の火事とするなかれ」と
我々に口酸っぱく説いてくれています。
ところが現実はどうでしょう、
どうもこの逆を行っているように思えます。
この1~2年でしょうかテレビでよく見かける ”日本自画自賛番組” です。
日本のテクノロジー・治安・政治、行き届いたサービス・安心安全・etcなど、
よくもまーこれほどまでに過剰な自画自賛を無恥にできるものだと、
見る者が逆に赤面させられるほどの番組内容です。
果たして日本人の美徳である謙譲の心はどこへ行ってしまったのか、
昨今のテレビ番組制作者の知見の低さと厚顔無恥には呆れるばかりです。
政府・官公庁・専門家・マスコミが絶対安全と云っていたことが
とんでもないことになったのがつい3年前です。
「安全神話の崩壊」と云われました。
たった3年前の教訓を忘却して、再び蘇ってきた様々な「安全神話」
、
唯々、何も起こらないことを祈りつつ、金400円也のレジを済ませて、帰路に着きました。