シネマ歌舞伎

先日、知人と東劇にて観劇した👆「刀剣乱舞　月刀剣縁桐」

歌舞伎の舞台を映画館で上映する「シネマ歌舞伎」

迫力溢れる映像と音で臨場感たっぷりに楽しめます！

歌舞伎座からすぐ近くにある東劇は月替わりで

シネマ歌舞伎を毎月1週間ずつ上映しているので過去の

歌舞伎で観たかったのに‥あぁ～残念と思いつつ諦めていた

演目に再び・・出会えるかもです！！

令和5年７月新橋演舞場で上映された「刀剣乱舞　月刀剣縁桐」

は人気ゲーム「刀剣乱舞　ONLAIN」を歌舞伎化したもで

歴史を守る戦いはなかなか見ごたえがあり、尾上松也、尾上右近

他の出演者もよく3時間の長丁場でしたが劇中の琵琶の演奏も

素晴らしく歌舞伎に浸れるいい時間でした。

幅広い層の観客でお席はほぼに満席に近い状態でした。

若い人が多かったのにはびっくり！出演者たちの人気のほどが

伺えますね。

来月は「三人吉三」中村勘九郎・七之助・松也出演なので

是非観劇したい演目です。

しばらく遠ざかっていた東劇、たまには目を向けなくっちゃ～～

5月以降の演目もいいのねっ‥ご興味のある方是非お運びください！！

話題の映画

今日の雨は満開の桜が散ってしまう花散らしの雨・・

何気に桜のことを検索してみたら花びらを散らす雨のことを

正しくは「桜流し」というそうな・・

ついでに花の終わりの言葉を調べてみたら

「桜は散る」　「梅はこぼれる」　「菊は舞う」　「牡丹は崩れる」

「椿は落ちる」素敵な言葉ですね

今年はお花見に出かけることなく、出先や道々の桜を眺める

それで充分に楽しんでおります。

「日本は入り口から桜かな」　　一茶

私にとっての入り口は新宿御苑の桜・・沖縄から上京し最初に

行った場所が御苑・・1月に咲く沖縄の緋寒桜の鮮やかなピンクと

違い薄紅色の桜を目にしたときの驚きと・東京のすべてが新鮮で

生活環境の違いにカルチャーショックを受けたことを思い出す。

毎年の桜にあの頃の自分と東京の生活になじんだ自分の今を思う・・

👆

今話題の映画「オッペンハイマー」を観てまいりました。

第二次世界大戦中の1942年、アメリカが極秘に始めた

「マンハッタン計画」ナチスドイツに対抗し原爆の製造を

急ぎ、そのリーダオッペンハイマーは3年後初の核実験に成功。

原爆の父と呼ばれたその男の生き方とそれを使用した時代の

狂気を問う映画です。劇中被爆の惨状の場面はありませんが

アメリカサイドからの見方に見終えて何とも言えぬ気持でした。

時代背景や歴史の予備知識を頭に入れてもう一度見ないと

理解できないほど難しく、深い映画でした。

私的には濃密な3時間の映画で今なお核の脅威のなか世界は

混とんとしている。核は破壊があるのみ！！

大月みやこ 60周年記念コンサートへ

友人のお誘いで初！大月みやこコンサートを楽しんで参りました。

特にファンということではなく、日頃大月みやこさんの歌を聴く事も

なかったのですが一度は・・チケットも無駄にはできず・・

コンサートに行って良かったわっ～知らないってことは

こういうことなのね！！歌の上手さにビックリよく声が出ていて

きっとプロとして日々鍛えていらっしゃるのね。わたくしめ失礼な事を

言っておりますね～日本レコード大賞のアルバム賞・最優秀歌唱賞を

受賞された実力派です。下積みが長く苦節20年でヒットした女の港で

紅白出場を果たした。

歌もさることながらお話もいい！！声がよく、やさしい語り口が

心地よくとてもいい感じでした。話し方と笑いのツボの抑え方はさすが

60周年長きにわたり一線で活躍した証がうかがえました。

今回のコンサートで演歌の良さを再発見致しました。歌の上手さと情景が

見えてくる歌詞に涙した・・デビュー当時のことや作曲家・作詞家から

女心を出して歌いなさいと言われてもわからなかった・・と語っていた

不幸な女の歌ばかりだったのよ～～と笑いの渦が・・新曲で初めて

明るい歌が歌えたと語っていた。歌い続けてこれた幸せをかみしめ

ファンの方や来場者に向けてかたる大月みやこさんのお人柄がこんなに

素敵な方だったのかと・・思いがけずの素敵なコンサート素敵な夜でした。

　

コンサートの前に築地の場外市場へ

👇築地に来たならやはりお寿司でしょう・・遅い昼食！！

3時過ぎはお気に入りの寿司屋も準備中・・何軒か回るもNG！

たまたま珍しい名前に反応！！こちらのお店、店主の方がいい感じの方！

お寿司も美味しかったです！

👆

築地に来ると、必ず寄る築地KYビル、そこには良く買う

かつお節のお店「川邊」とお茶と海苔を買う「丸山海苔店」が

あるので今回も立ち寄りました。

そのビルの2階の「よりみち館」で築地の歴史と文化を紹介する

複製画が展示されており、思いがけずの展示館はちょっと寄るには

いいですよ！

話題の映画

　

関東大震災直後の知られざる悲劇！！

話題の映画「福田村事件」を観て参りました。

事実をもとに製作されたこの映画は歴史から何を

学ぶか突きつけられた重い課題の映画だと思う。

1923年、9月6日に千葉県の福田村・田中村を通過中の

香川県行商人15人（被差別部落出身）が住民に襲われ

9人が死亡し虐殺された事件です。

理解できない讃岐弁を話す行商人たちを住民は朝鮮人とみなし

命乞いをする幼い子供と母親まで殺害した陰惨な事件の様子が

生々しく映像化され、観終わった後のやり切れなさと集団行動の

怖さ！人間の持つ本質は自分たちにとっての不都合の行方・・

何とも言えぬ思いでした・・

背景には震災を利用し朝鮮人が各地に放火や毒を入れたなどの

デマを拡散し、流言蜚語が広がり6000人を上回る在日朝鮮人が

虐殺され、同時にこの混乱の中で800人近い在日中国人と社会主義者の

殺害事件も生じています。

犠牲者の名前もわからず、責任者処罰もされず誰も責任をとらないまま

100年の時が経っている。

朝鮮への植民地支配・差別・社会主義者の弾圧等時代背景と歴史に

葬られた出来事を孕んでこの映画は私達が知るべきことだと思う。

俳優陣の演技も素晴らしく・まるで自分も立ち会ったいるかのような

錯覚とあの時代の貧しくもゆったりした風景も感じ取られ・・

後半、目が離せない物語の核に引き込まれました。

映画館は満席で熟年世代はもちろん、意外にも若い方が多かった！

是非観ていただきたい映画です。

映画

仕事が予定よりも早く終わったので、携帯で調べ近場の

映画館を探し「インスペクション　ここで生きる」を観て

参りました。母親から縁を切られ16歳からホームレスとして

10年間一人で生きた同性愛者の青年・フレンチ。居場所を求め

海兵隊に志願することを決意し出生証明書を書いてもらうため

久しぶりに母親の元を訪ねるもゲイの息子を受け入れられない

母親は冷たく突き放す。厳しい訓練に耐え晴れて海兵隊員に

なれたのに・・母は祝福の後の瞬間に自分自身であることを

変えられない息子に顔色を変えてしまう・・

人権無視の過酷な入隊訓練と若者の成長過程における苦悩と

克服が映像でつづられている。海兵隊にならざるを得ない

背景、母親に寄せる思い・・2005年のこの作品はアメリカさえも

超えられない壁・・当時まだ同性愛者に対しては寛容さが低い時代

インスペクション・・とは「点検」の意味

差別や偏見がなくならない社会に対してのメッセージなのでしょう

様々な理由から海兵隊に志願する若者、誰かの英雄となれる居場所を

求め最前線へ散っていく命・別の見方をすれば使い捨てられる命・・

世界ではいまだに戦争がなくならない！最強の海兵隊として訓練され

銃を握るのである・・・それぞれの居場所はどこですか・・

明日は八月十五日・・殊更に命を想う日です