知人がメンバーの混声合唱団「翠声会」の演奏会へ行ってまいりました。
知人Tさんに関わるメンバー6人で蒲田の駅で待ち合わせ、午後7時の
開演でしたのでお茶をして会場の大田区民ホールへと向かった。
素敵な声って楽器のように何か奏でているように聞こえ、詩がすーっと心に
沁み入ったりと今日は合唱を聴いて何だか一体感を感じた。
開演いきなり、 俵万智さんの「サラダ記念日」の詩にメロディーが・・
この味がいいね~合唱になるんですね!なかなかでしたョ
音楽はいいわね!疲れた心を癒してくれる・・心地いい時間でした。
今回印象に残ったのは、谷川俊太郎 詩 「死んだ男が残したものは」です。
反戦歌として知られており、長谷川きよしさんはじめ多くの方に歌われている名曲
私も記憶にありますが久しぶりに耳にした。じっくり聴いてみると心揺さぶられる
ものがあった。単なる反戦歌を超えたものを感じさせられる、世界が日本が
何も残こせない時代に入らぬように・・憂えてしまうのは皆が思うことでは・・
「死んだ男が残したものは」 谷川俊太郎 詩
1.
死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった
2.
死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着もの一枚残さなかった
3.
死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった
4.
死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった
5.
死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない
6.
死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来るあした
他には何も残っていない
他には何も残っていない