お茶をどうぞ!

毎日楽しもうよ!きっといいことあるよ!

帯の裏地

2016-02-05 22:30:12 | 古典着付け

      ↑                   私も帯の裏地用に持っています!!

角だし結びをした昼夜帯に触れてみたいと思います。お太鼓のタレをご覧ください‼

如源(にょげん)と呼ぶそうです。「金陵」と朱で刺繍、認明隆泰・如源鶴素と織ってます。

中国で昭和初期まで日本向けに生産輸入されていたもので織元で有名な「龍村」が国産の

繻子(じゅす)裏として如源の織りだしをつけて精算した時期があるそうです。

有名ブランドであり「金陵」の黒繻子は高級品でカラスのぬれば色のしなやかな光沢は

人気があったらしい・・現在ではなかなか見ることができないものでリサイクルなどで入手

出来るかも!!100年前に花柳界や粋筋の女性に人気があったそうな・・・昔のものは妙に

色気がありますね。

着付けを終えた後、思い出したの!!確かうちにもあったような気が・・帰宅後家探ししたら

ありました~以前贔屓にしていた呉服屋さんがいい裏地だから何かに使ってと二十年前に戴いたもの!!

当時は意味も知らず・・やはりご縁があったのね・・くださった方はご病気で2年前に他界され

今となっては形見の品になってしまいました・・着物の世界の扉を開いてくださったその方は

私の人生に素晴らしい影響を与えてくださった方なの・・(いつかS様のことを記したいと思います)

振り返ってみれば全てのことが線の様につながっているんだなぁ~~と・・・

ふ~っとした時に思いだす恩人のお顔・・金陵の帯が遠いあの日の自分も連れてきた。。






引き着は繰り越しがありません!ですから袖付けの位置が前と後ろはずらして縫ってあります!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする