関東大震災直後の知られざる悲劇!!
話題の映画「福田村事件」を観て参りました。
事実をもとに製作されたこの映画は歴史から何を
学ぶか突きつけられた重い課題の映画だと思う。
1923年、9月6日に千葉県の福田村・田中村を通過中の
香川県行商人15人(被差別部落出身)が住民に襲われ
9人が死亡し虐殺された事件です。
理解できない讃岐弁を話す行商人たちを住民は朝鮮人とみなし
命乞いをする幼い子供と母親まで殺害した陰惨な事件の様子が
生々しく映像化され、観終わった後のやり切れなさと集団行動の
怖さ!人間の持つ本質は自分たちにとっての不都合の行方・・
何とも言えぬ思いでした・・
背景には震災を利用し朝鮮人が各地に放火や毒を入れたなどの
デマを拡散し、流言蜚語が広がり6000人を上回る在日朝鮮人が
虐殺され、同時にこの混乱の中で800人近い在日中国人と社会主義者の
殺害事件も生じています。
犠牲者の名前もわからず、責任者処罰もされず誰も責任をとらないまま
100年の時が経っている。
朝鮮への植民地支配・差別・社会主義者の弾圧等時代背景と歴史に
葬られた出来事を孕んでこの映画は私達が知るべきことだと思う。
俳優陣の演技も素晴らしく・まるで自分も立ち会ったいるかのような
錯覚とあの時代の貧しくもゆったりした風景も感じ取られ・・
後半、目が離せない物語の核に引き込まれました。
映画館は満席で熟年世代はもちろん、意外にも若い方が多かった!
是非観ていただきたい映画です。
その後有罪判決受けた人が恩赦で出所後に村長~地方議員になったはびっくり。
それだけ罪の意識低かったのでしょうね。
昨今のネットでの誹謗中もこれに近い気がします。
本日お誕生日だったのですね。
おめでとうございます。
毎朝、あなた様のブログ楽しみに訪問しております。
不細工クッキングはなかなかどうしてバランスのいい食事ですね!
映画「福田村事件」私も映画を通して知り、記事やネットで詳細を知り
人権感覚の低いあの時代の悲劇と今の時代で起きている
様々なこと人間の本質は変わっていないと感じました。
日々平凡に過ごせることつくづく幸せに感じます。