今年8月に 中美アートサークル卒業生会 で集まるいべんとの話がありましたが、コロナ感染がまたひろがっているので中止せざるを得ないですね。
アートフリマや展覧会、デザフェス、そして 新島ガラス工房研修旅行などさまざま企画引率してきたサークルイベントですが残念。
2010年8月28日~29日にかけてのアートサークル「チュービアーツ」のオールナイトイベント「
夜のピクニック」
以下は過去記事の再録です
なぜ、夜のピクニック
と聞く人もいますが、恩田陸の超人気青春小説
で映画化
もされた「夜のピクニック」(新潮文庫)なんですね。ある高校の伝統行事で、朝8時に出発して翌朝の8時にゴールするというもの。
この本、以前にある卒業生からすすめられて読んで、とても感動しました。
「みんなで、夜歩く。
ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。
並んで一緒に歩く。
ただそれだけのことなのに、不思議だね。
たったそれだけのことがこんなに難しくて、
こんなに凄いことだったなんて」
~夜のピクニックの414ページより~
この文章を読んだとき、ああ、そうなんだと思ったんですね。
これって、学校生活そのものじゃあないかと。
春夏秋冬の季節の一日。みんなで毎日 並んで 一緒に絵を描くこと。
それだけのことなのに、とても不思議で、なにか特別な感じがします。
最後まで歩くことで、世界が明るく、きっとまわりの友達だちが今よりまぶしい存在に感じるはず。
生きることの楽しさ。
夜から朝へ向かって、光が空気を満たしていくあのまばゆい感覚知。
そしてなにより、安心できるみんなでわいわいお話しながら歩くよろこび。みんなで夜を歩いていこう。
中美に向かって。
朝の光に向かって。
みんなが歩いたその後に、まっすぐな一本道がのびているはず