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【闇が深い古代史】アマテラスに消された太陽神「伊勢津彦」の正体とは?
シン・きー歴史沼チャンネル@YouTube
多くの皆さんは驚かれると思いますが、日本神話は日本書紀の中で作られたもので、太古からの伝承ではないのですよ。風土記で語られている伝承の多くは、日本神話から創作された話なのです。だから伊勢津彦の話も国譲りした大国主神話の連想で作られたので、そっくりなのです。猿田彦神も大国主の分身として作られた神で、天孫を導く神として日本書紀に登場しますが、三世紀までの日本建国の主役だった縄文系海人ムナカタ族の王の史実を誤魔化すために神話が創作されたのです。万物に霊魂が宿るアニミズムも創作されたもので、太陽神やヘビ神は縄文系海人族が古くから信仰していたのです。
それで、もっと驚くと思いますが、記紀神話は江戸時代に作られた神話ですよ。日本書紀よりも先に完成したとされている古事記は、実は九世紀の学者が突然表に出してきたもので、正史にその記録はないですし、日本書紀が参照した痕跡も見当たらないのです。
調べると、日本書紀が隠した史実を藤原氏に悟られないようにして、暴露する暗号書だったのです。出雲口伝や竹内文書など様々な古史古伝も古事記と同様の目的で作られたもので、見つかった時に言い訳できるように荒唐無稽な話にして史実を示唆しているので、一生懸命解読してもほとんど真相には至ることができないと思います。真相が分かると、どのようなトリックなのかが逆に分かるだけの話です。
古事記ですが、それまで祭祀関係の氏族が細々と伝えてきたのですが、国学者本居宣長が発掘して絶賛したのです。その影響を受けた神道家平田篤胤が宣長の解釈した記紀神話に基づき復古神道を提唱しましたが、それが幕末の志士に大人気になって、明治新政府が国家神道を創設して学校で国史を教えるようになったので、戦後の日本人も何となく日本古来からの伝承だと洗脳されているのですよ。
それまでの日本神話は伊勢津彦の話のような日本書紀からの連想で作られた神話や、神仏習合、修験道、道教などの影響を受けた中世日本紀と呼ばれるナーガ(龍蛇神)信仰の神話に変貌していたのです(斎藤英喜「読み替えられた日本神話」講談社現代選書)。
明治政府が神仏分離令を出すと、全国で廃仏毀釈運動が起こり、それまで神様を祀っていた寺院が打ち壊されて、僧侶が無理やり還俗させられる暴力的な日本版文化大革命が起こったのです。あまり酷いので、来日していた米国の東洋美術史家のA.フェノロサなどの働きで寺院が復興されて現在の形になっているのです。
皆さんは記紀が天皇の歴史書だと習っているので、疑いませんが、事実、つまり考古学や民俗学などの成果から日本書紀の記事は藤原不比等が都合の悪い史実を誤魔化すために歴史改ざんしたことが分かりました。
日本書紀の内容がデタラメだと気づいた津田左右吉の研究から、余り進んでおらず、むしろ逆に、正しく解釈すると真実が現れるという思い込みで紀年論などの研究を行っています。でも、そのやり方では真相を復元できません。
先ほどのとおりどこにウソがあるか、何を誤魔化したのか不比等の意図を推理して、仮説を立てて、事実で検証を繰り返し、仮説の修正、拡張、詳細化を行っていくアブダクションという発見的な推論法によって科学的に解明できることを示しました。よろしければ、詳しくは「【刮目天の古代史】謎の古代史を科学的に解明する」をご参照ください。どうも、お邪魔しました。(;^ω^)
【古代史問題の科学的解決手法】
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