あまり目立たない鳥ですが、集団で居ることが多く、鳴き声も良くありません。
英語でdrone、ミツバチの雄蜂の意味である。蜂などが出すぶんぶんとうなる音や低くうなる音で使われている。無線操縦無人飛行機(船)の意味もあるので、そう新しい言葉ではないが、機体自体が話題になってきているのは、今まで規制が無く、カメラを搭載して上空から撮影するといった使用法が、模型飛行機やエンジン付き無線操縦飛行機とは異なる用途が可能になったことに他ならない。比較的安い価格で販売されていて、1万円前後であるが、多くの機能を持つ機種は価格が高くなっている。
期待されるドローンの用途としては、インフラや工場設備の点検、測量、農産物の育成調査、災害現場の捜索、荷物の運搬、映画などの空撮等である。単に遊びで使う以外の用途はこれまで同様の成果を得るために装置や、人力が必要であった作業等であり、ドローンがその役目を引き受け、費用をかけずに得られるというメリットが高いからである。
規制の動きは、重要施設など上空からの無断撮影が首相官邸等で行われたことがきっかけとなり、規制を設け、違反者に対して刑を科し、罰金をかけるという。現在では模型飛行機では操縦者の目視の範囲内とされているが、小形の無人飛行機ドローンは、原則、高度250メートル未満の空域を遠方まで飛行可能である。因みに有人の飛行機については、原則、300メートル以上の空域である。
観測、空爆等にも無人飛行機が使われていて、取り扱いに制限を設け無いと大変なことになる。遠隔操作が可能なのは、エンジン付き模型飛行機も同様であり、幾つかの周波数帯を使っていて、同地域で数台無線操縦がおこなわれると受送信に混乱を来し、予知できない行動や、操縦不可能となって墜落する。
無人飛行機に必要なのが周囲の状況に合わせて、機体に積んであるコンピュータが、機体を制御する自立飛行の技術である。ドローン等では飛行安定性・姿勢制御を得るためのジャイロスコープである。ジャイロスコープは不動であるため(常に水平の状況に置かれる)、船などの走行に欠かすことが出来ない。飛行体においても傾きを検出出来ればプロペラの回転数等を調整できる。ドローンでは無線機操縦者が機体から送られてくるデータを基に方向を決めるだけで安定走行が可能となる。
さらに、飛行機や船舶等の自動走行に重要なのは全地球測位システム(GPS)で、人工衛星との交信によって可能となる。階層構造体等の位置測定は難しいなどの弱点もあるが、センサーの機能を使えば使用範囲も拡がる。新たな機能付与と用途拡大で世界が変わることは事実の様である。