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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

電池について

2015年06月24日 00時00分01秒 | 紹介

 電池を使っている家電製品は多い。生活の場での電池は、軽量、小型化のため、多くの製品のエネルギー源として使用されている。身の回りを見回しても電池が内蔵している物をあげると、携帯電話、ゼンマイ式ではない腕時計、掛け時計、携帯用ラジオ、スマホ、音響製品、懐中電灯、カメラ、コンパクトデジカメ、デジカメ、ビデオカメラ、携帯用ひげそり、携帯用電動歯ブラシ、電動おもちゃ類等数え切れない。

 

 電池は化学電池と燃料電池、太陽光を利用したソーラーバッテリ等に分かれ、化学電池だけでも40種類ぐらいあるそうで、マイナス電極に、ニッケル、二酸化マンガン、リチュウム、等物質をマイナス電極に亜鉛、カドミウム等を電解液中で対極させると電位差を発生して、電流が流れることを利用しているのが化学電池である。水銀は有機水銀を作り、毒性を持ち現在では使用されていない。化学電池を購入して容量が低下すれば1回限りしか使えない一次電池と、充電することによって再度使用できる二次電池とがある。

 

 JIS(日本工業規格)の規定では、化学電池の使用推奨期限を設けている。購入時に電池に記載されているので、期限が過ぎた物は購入しない方がよい。形も豊富で、円筒形、9V形、パック形、コイン形、ボタン形、ピン形。角形等があり、電池容量(電圧)も様々である。

 

 さて、日常電池内蔵の機器が電池切れを起こし、使えなくなる。電池は使用頻度や環境によって化学反応により、使用しなくても、電気容量が減っていく。これは自己放電が起こるためで、温度が高く、湿気が多いところでは放電が烈しい。通常の使用条件では、電解液が漏れ出ない様に密封されているが、条件が悪いと液漏れを起こすことがある。

 

 自己放電は電池ばかりでなく、モーターボートを使っている方なら知っているが、海水中に没しているスクリューは銅合金で出来ていて、海水中に溶け出し、放電する。このとき銅イオンが放出されるため、スクリューが徐々に小さくなっていく。それを防止するため、亜鉛版を船底のスクリュー近くに貼り付け、亜鉛を溶け出させる。亜鉛がある間、スクリューは溶け出さないため、スクリュー保護に使っている。

 

 自家用車など基材が鉄板の場合、角を持つ構造は加工時点で、プレスするが、このときに平坦な部分と角の部分とでは組織が変形し、その間に電池が出来、腐食に繋がるとされている。鉄板に亜鉛引きをするのも、空気中に溶け出る鉄イオンより亜鉛イオンの方が溶けやすいため、(亜鉛イオンがプラスとなり、鉄イオンはマイナスに保たれる。亜鉛が無くなるまで鉄イオンはプラスとならないため、錆びない。)これも電池の作用である。