KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

硫黄山のナゾにせまる!(川湯中・総合学習)

2012-07-04 14:45:11 | 出来事(Happening)

川湯中学校1年生の皆さんと自然環境を観察すべく、

つつじヶ原自然探勝路を歩いてきました。

総合学習の一環で、ふるさとの自然を理解してもらおうというものです。

 

自分たちの生活空間が、国立公園内にあるということ。

しかも特別保護地区!

…という感覚は、たぶん、あまりない…と思いますが、

とにかく自分たちの足で、

その場の空気を吸いながら歩くことに意味があります。

 

川湯に暮らす子どもたちは小学生のときから、

イソツツジの咲く時期につつじヶ原を歩きます。

 

小学生のときは、“見た目重視”でしたが、

中学生ではさらに一歩踏み込んで、

さまざまな測定器具を使っての“内容重視”へ移ります。

 

最初は見たこともない器具にとまどい気味の生徒たちでしたが、

実際に何回か使っているうちに、

スムーズに扱えるようになりました。

 

約2.7㎞の探勝路の中でも場所を変えて、

温度計で気温や地温を測ったり、

pH測定器で土壌のpH(酸性・中性・アルカリ性)を測ったり、

樹高計で樹木の高さを測ったり。

 具体的な数値をはじき出すことで、

硫黄山が生み出している特殊な環境を感じ取ってもらえた…のではないか、と。

(まさか、「暑かったことしか印象にない」とは言わないだろうな!?)

 

後日、きょうの学習を振り返り、

調べた内容を分析したりして、

結果をまとめていくことになっています。

 

(の&K)