川湯中学校1年生の皆さんと自然環境を観察すべく、
つつじヶ原自然探勝路を歩いてきました。
総合学習の一環で、ふるさとの自然を理解してもらおうというものです。
自分たちの生活空間が、国立公園内にあるということ。
しかも特別保護地区!
…という感覚は、たぶん、あまりない…と思いますが、
とにかく自分たちの足で、
その場の空気を吸いながら歩くことに意味があります。
川湯に暮らす子どもたちは小学生のときから、
イソツツジの咲く時期につつじヶ原を歩きます。
小学生のときは、“見た目重視”でしたが、
中学生ではさらに一歩踏み込んで、
さまざまな測定器具を使っての“内容重視”へ移ります。
最初は見たこともない器具にとまどい気味の生徒たちでしたが、
実際に何回か使っているうちに、
スムーズに扱えるようになりました。
約2.7㎞の探勝路の中でも場所を変えて、
温度計で気温や地温を測ったり、
pH測定器で土壌のpH(酸性・中性・アルカリ性)を測ったり、
樹高計で樹木の高さを測ったり。
具体的な数値をはじき出すことで、
硫黄山が生み出している特殊な環境を感じ取ってもらえた…のではないか、と。
(まさか、「暑かったことしか印象にない」とは言わないだろうな!?)
後日、きょうの学習を振り返り、
調べた内容を分析したりして、
結果をまとめていくことになっています。
(の&K)