昨日のブログに掲載した画像は、
職業体験に来ている弟子屈高校生が撮影してくれたのですが、
そのうちの1枚が、
静かな反響を呼んでいるようなので(笑)
追加情報です。
大きいものでは長さが40センチにもなる葉っぱが特徴的なこの樹木は、
ホオノキ(ホウノキとも呼ばれる)です。
ちょうどクリーム色の花が咲いているのですが、
葉っぱと同様に、こちらも花びらとしてはビッグサイズです。
モクレン科の樹木だけあって、
上品な香りが漂っています。
花の真ん中から飛び出しているのが果実なのですが、
もちろんこちらも大きめです。
このあと、だんだんと赤みがかり、
いずれは褐色へと変化していきます。
以前拾った実がセンターに展示してあるので計測してみたところ、
17センチくらいありました。
先住民族アイヌの人たちは、
しばしば樹木を擬人化した表現をするのですが、
ホオノキは「柔らかくて素性の良い木」となります。
細工がしやすいため、
弓矢の矢を入れる筒(アイヌ語で「イカヨプ」)や小刀の鞘、槍の柄などを作ったそうです。
樹高が20メートルほどになるので、
花も上のほうにつくことが多く、
なかなかアイレベルで見ることがムズカシイのですが、
これはおススメ。
川湯エコミュージアムセンターの近くにある川湯自然保護官事務所のすぐそばに
立ってます。
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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/
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