昨日の水曜日は、週に1度の休館日=仕事もお休み、フリーな日。
そんな日も、スタッフ全員が一緒に過ごすという仲の良さ(笑)。
いつ行ってもいいのですが、
「とくにこの時期!」というのが場所によってはあるものですよね。
屈斜路の山の中から屈斜路湖へ流れ出している「尾札部」という川があります。
「おさっぺ」と読みます。
1859年に松浦武四郎が出版した東西蝦夷山川地理取調図にも
「ヲサツヘ」という文字が見られます。
アイヌ語で、「ヲ(川尻)サツ(乾く)ヘ(水)」という意味といわれています。
いつも水が流れている川ながら、砂利も多いため、
乾水期には砂利の下に水がしみこんでしまって乾いて見えることもあった-というような状態を物語るとされています。
この尾札部川の上流には滝が2つあります。
阿寒横断道路が完成してからは完全にこの道の往来がなくなり、
今でこそ、林道を経由して道なき道を進むことになるのですが、
昭和8年に発行された地図には、周囲にな~んにも地名がない中、唯一記された文字がこの通り。
拡大すると…
先住民族アイヌの人たちにとっては、屈斜路と阿寒を結ぶ道の途中にあり、
「釣鐘の滝」「夕染の滝」は道しるべとされていました。
見るからに、近いでしょう?
で。
私たちはこの滝を目指しました。
この絶景が、
この時期に、
この場所を目指した目的なのです。
キムンカムイ=山の神(ヒグマ)の生息域です。
季節に関係なく、
万全の準備を整えたうえ、
単独行動は絶対にやめましょう。
また、林道入山には森林管理署の許可が必要です。
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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/
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