KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

摩周湖ふたご座流星群 2014/12/14

2014-12-15 15:11:49 | 自然情報(Nature Information)

昨晩は今年のふたご流星群のピークでした!

 

昨日の昼間はとっても厚い雲に覆われ、

天気予報を見ると夜は雪マーク。

「あぁ、今晩はダメかなぁ」

ってぼやいていたのですが!

夕方からなんと奇跡的に頭上が晴れてくるではありませんか!

こりゃ摩周湖に行って星を見なければと

EMC閉館後、夕方6時ごろから車を走らせて摩周湖まで行ってきました。

 

摩周湖ではスゴイ強い風の中、

透き通るような星空が目の前に広がり、

まさしく摩周湖の向かい側に位置する摩周岳の上の東の地平線から

あがってきたばかりのふたご座周辺を放射点にして、

星空を四方八方に光が小さいものから多きもの、

短いものから長いものまで、どんどんと流れ星が流れていきます!

 

残念ながら、カメラのレンズが向いている方角ではなかったので、

写真には納まっていませんが、

上空では赤く輝く火球まで北から南まで流れていく様子も見ることができました。

 

昨晩は本当にきれいな星空でした!


しぶき氷

2014-12-14 11:47:57 | 自然情報(Nature Information)

↑ こんなようすを、

先住民族アイヌの人たちは、

「ウサギが跳ねる」と表現しました。

 

今朝は氷点下10度以下まで冷え込んだのに加え、

ウサギが元気に飛び跳ねていた屈斜路湖。

 

そうなると、

もう一つ、元気にスクスクと(?)成長するものがあります。

 

冷たく強い風が湖面を走り抜けると、

湖の岸辺では波しぶきが飛び散ります。

 

そのしぶきが、

これまたよく冷えた岸辺の岩や木の枝に付着することを繰り返し、

だんだん氷の塊となって大きく太くなっていくのです。

 

つららのように成長したものは、

「しぶきつらら」とも呼ばれます。

 

 

同じ、「しぶきつらら」というくくりでも、

一つひとつが違います。

 

見ていると、あっという間に時間が過ぎて行きます。

飽きることはありません。

寒さも感じません。

 

が、

停めてあった車に戻ったそのとき!

忘れていた寒さが一気に襲ってくるのです。

 

でも、また、見に行っちゃうんですよね~。

 

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川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc/

 

 


尾札部の滝

2014-12-11 13:29:41 | 自然情報(Nature Information)

昨日の水曜日は、週に1度の休館日=仕事もお休み、フリーな日。

そんな日も、スタッフ全員が一緒に過ごすという仲の良さ(笑)。

 

いつ行ってもいいのですが、

「とくにこの時期!」というのが場所によってはあるものですよね。

 

屈斜路の山の中から屈斜路湖へ流れ出している「尾札部」という川があります。

「おさっぺ」と読みます。

 

1859年に松浦武四郎が出版した東西蝦夷山川地理取調図にも

「ヲサツヘ」という文字が見られます。

 

アイヌ語で、「ヲ(川尻)サツ(乾く)ヘ(水)」という意味といわれています。

いつも水が流れている川ながら、砂利も多いため、

乾水期には砂利の下に水がしみこんでしまって乾いて見えることもあった-というような状態を物語るとされています。

 

この尾札部川の上流には滝が2つあります。

阿寒横断道路が完成してからは完全にこの道の往来がなくなり、

今でこそ、林道を経由して道なき道を進むことになるのですが、

昭和8年に発行された地図には、周囲にな~んにも地名がない中、唯一記された文字がこの通り。

 

拡大すると…

 先住民族アイヌの人たちにとっては、屈斜路と阿寒を結ぶ道の途中にあり、

「釣鐘の滝」「夕染の滝」は道しるべとされていました。

見るからに、近いでしょう?

 

で。

私たちはこの滝を目指しました。

  

 

 

 

 

 

この絶景が、

この時期に、

この場所を目指した目的なのです。


キムンカムイ=山の神(ヒグマ)の生息域です。 

季節に関係なく、

万全の準備を整えたうえ、

単独行動は絶対にやめましょう。


また、林道入山には森林管理署の許可が必要です。

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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/

 

 

 

 


BANFF MOUNTAIN FILM TESTIVAL IN TESHIKAGA

2014-12-08 13:16:55 | 自然情報(Nature Information)

昨日、ブログでも紹介しました通り、

釧路圏摩周観光文化センターにて

「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル IN TESHIKAGA

2014スピンオフ開催 アウトドア映画祭」

が行われました。

 

アウトドアのフィルム上映だけでなく、

ネイチャーガイドツアー体験や

地元ガイドさんたちとのふれあいができるスペースなどなど。

そしてそこに川湯EMCも出張クラフトコーナーを開設させていただきました!

ちなみに、ブースコーナーはこんな様子。

上映室だけでなく、アロマセラピーやコーヒー販売、

アイヌ文様をモチーフにした小物やバンダナなどの販売など、

多くのブースでにぎわう様子がうかがえました。

 

もちろん、川湯EMCのスペースも…、

子どもから大人まで、楽しんで体験をしていってくださいました。

いろんなキャラクターや動物、人など、

やはり子どもの発想力には感心させられます。

バンフに来てくれた、とは少し違いますが、

同センターで行われていたバレーの大会に来ていた

子どもたちもやってきて、クラフトを体験してくれました。

お兄ちゃんをじっと見つめる弟二人。

今回のバンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバルでは

アウトドアに興味の薄かった人たちでも、

遊びながらや、日頃の疲れを癒しながらアウトドアに親しむことができたようです。

 

また、クラフトコーナーは川湯EMCにていつでもできますので

今回来て、「やったけど物足りなかった!」という方や、

「やってみたい!」という方も、ぜひいらしてくださ~い!

 

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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/


「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル」本日開催!

2014-12-07 09:31:55 | 地域情報(Local Information)

たぶん、町内で行われる今年(今年度、ではない)最後の

「阿寒国立公園指定80周年記念行事」。

 

たぶん、ですよ(笑) 違っていたらゴメンナサイ(笑)

 

「バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル IN TESHIKAGA」が

いよいよ本日、釧路圏摩周観光文化センターで開催されます!

http://www.tourism-teshikaga.co.jp/banff/banff.html 

会場内では、

川湯EMCもクラフトコーナーを開設して、皆さまのお越しをお待ちしております。

 

キッズスペースもありますので、

小さなお子さま連れでも大丈夫♪

 

ぜひ、遊びに行ってみてくださ~い!

 

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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/

 

 

 


阿寒国立公園が80歳の誕生日を迎えました!

2014-12-04 10:11:50 | 自然情報(Nature Information)

本日12月4日に阿寒国立公園が80周年を迎えました!

80年前の今日。

日本では2番目となる

火山と森と湖が織りなす自然が

阿寒国立公園と指定されました。

 

80周年を記念して川湯エコミュージアムセンターでは

本日、来館してくださった方々に

いつもは館内セルフガイドのクイズを解いてくれたみなさまに参加賞でお配りさせていただいている

「手作りポストカード」を

プレゼントいたします!

そのほかにも何かお楽しみがあるかもしれません!

ぜひ、みなさまのお越しをお待ちしております!

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http://www6.marimo.or.jp/k_emc/


2階ギャラリーで工芸作品展開催中!

2014-12-02 15:12:59 | 館内の様子(about Eco-Museum)

12月になり、

2階ギャラリーの内容が替わりました~。

 

環境省は、無料配布している「阿寒国立公園」というリーフレットで冒頭に、

針葉樹の森と静かな湖水、

脈打つ火山とアイヌ文化

と記しています。

 

阿寒国立公園内でアイヌ文化と言うと、

とにもかくにも阿寒湖畔が思い浮かばれると思いますが、

屈斜路湖畔でもアイヌ文化は育まれてきたんですよ。

…ジミではありますが。

 

阿寒国立公園指定80周年でもあることですし、

そんなわけで今回は、

屈斜路コタンで生まれ育ち、作品を生み出し続けているアイヌ工芸作家

磯里博巳さんの作品展となりました。

木だけでなく、エゾシカの角やガラス玉などを素材にした作品が並んでいます。

 

きょうは、取材も行われました。

たまたま居合わせたお客様にご協力いただき、写真をパシャパシャ。

掲載が楽しみですね♪

 

皆さま、ぜひお越しになってご覧くださいませ。

 

阿寒国立公園の誕生日まであと2日!

 

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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/