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20世紀の知の巨人、ピーター・F・ドラッカー氏 逝く。

2005年11月14日 | 私的時事・BZ
マネージメントの発明者、経営学の父、偉大なる企業コンサルタント・・・。
ピーター・F・ドラッカー氏を語る言葉は尽きなません。

20世紀というマネージメントの劇的な革新の歴史とともに研究を重ねて、現代的経営の基礎を体系化し、常にマネージメントのイノベーションを重ねて、常に新鮮な視点を社会に与え続けてきました。
この偉大な「経営学の父」は、2005年11月11日、95歳、現役の経済学者のままでこの世を去りました。

トヨタの品質管理QCサークルの発案者としても知られるドラッカー氏は、日本的な経営にあうことから、氏の著書は日本でもたくさん出版されて、ベストセラーも多い。

中でも「断絶の時代」は、イギリスの保守等の基本政策として、サッチャー政権の民営化政策を推進させたことで知られ、日本でも流行語になった著書で、今、小泉政権が取り組んでいる「郵政民営化」へとつながっているのです。

ドラッカーの名が知られるようになったのは、世界的大企業GM、ゼネラル・モーターズ社のコンサルタントとして、同社の研究からまとめられた「会社という概念」にまとめたことに始まります。

それまでの資本家による会社経営から、分権制による企業組織で、「経営のプロ」が運営するという、当時としては革新的なものだった。そしてそれはフォードやGEゼネラル・エレクトリックなどの大企業に取り入れられ、やがて世界の標準にまでなってしまいました。
それからのドラッカー氏は、まさに経営という概念に、次々と新しい展開をし続けてきました。経済学の研究で、氏の提唱したイノベーションを展開し続けてきたのです。

私とドラッカー氏の出会いは、工科大の大学院起業家コースの授業でした。
といっても、この偉大な知の巨人に直接教えを乞うでたわけではない。この巨人の著書に学び、経営ということの原点、基礎を学ぶことができました。

要するに私は、世界中にごまんといる「自称ドラッカーの教え子」の一人なのです。

ドラッカー氏は、著書「現代の経営」で、初めてマネージメントを体系化し、現代的な意味を確立したことから「マネージメントの発明者」とよばれるようになりました。
この本は、マーケティングとイノベーションを定義づけていて、今も私にとっては重要な本のままで何度読んでも学ぶべきことがあります。

95年の人生を現役として、常に時代をリードし続ける経営学者であり続け、多くの発見とともに、次の時代を予測し続けた偉大な経済学者に、敬意をこめて、心からご冥福をお祈りします。


毎日新聞
Harvard Business View
ダイヤモンド社
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