船と飛行機と電車(きままに)

身近で見かけた船と飛行機と電車

はやぶさ型ミサイル艇しらたかPG-829 海峡を航行

2022年01月10日 08時55分49秒 | 海上自衛隊
荒れた海峡を航行して行くのは海上自衛隊のミサイル艇
能登半島沖不審船事件を契機に性能向上し計画されたミサイル艇・・ウォータージェット推進の16,200馬力で船体を44ノットの速度で押し出す(時速約80キロ!)
全長50.1メートル 全幅8.4メートル 深さ4.2メートル ガスタービンエンジンを3基 乗員21人
艦橋は5点式シートベルト暖衝機能付 海の迎撃艇
小柄で敵から発見されにくいが更に主砲の76ミリ砲は従来のものと異なりシールドカバーで覆われる。マストもラティスマストではなく菱形断面筒型構造
敵からのレーダー派を直接反射しない工夫がされている。
ウォータージェット推進にしたことから艦名を艦尾に記入することなく後部側面に「しらたか」と表示されている。
90式艦対艦誘導弾連装発射筒2基を後部甲板に背負う形で装備し対艦ミサイルを発射する。その際の噴射炎を船体に浴びるのを避けるために後部甲板は一部斜めにカットされている
不審船対応には火力が大き過ぎるために12.7mm単装機銃M2用銃架が両舷に配置され重機銃の装着が可能
不審船に乗り込むことを想定して臨検用の6.3m複合型作業艇を煙突と艦橋の間に搭載
現在 はやぶさ型ミサイル艇も海自がすすめるロービジリティ塗装が進み このような白地の艇番号や艇名の姿では現在ないと思われる
各種 哨戒任務にも従事することが多い。ただ厨房設備は簡易なもので 居住区は3段ベッド 食事は基本レトルト食品になり旅客機で馴染みの再加熱カートを配備する。 
敵に狙われたら・・Mk.137 6連装デコイ発射機から囮の熱源を発射に一気にその高速性を生かして逃げる! 一芸に秀でたとんがった自衛艦・・汎用 マルチパーパスとは異なった艦艇
PG-829しらたか は最終建造艇だが2004年3月24日就役と建造から20年近くが経過し 以後 後継のミサイル艇の建造計画はない。
もがみ型護衛艦(FFM) 及び 海上自衛隊「哨戒艦」がその任を引き継ぐという。
今見かけたら動画や写真に収めておくのは「あり」だと思います。

ステルスシールドを取り付けていない状態の搭載例76ミリ砲 ↓
外見が全くと言っていいほど異なります 62口径76mm単装速射砲
汎用護衛艦DD-106さみだれ  の 62口径76mm単装速射砲
あぶくま型護衛艦 じんつう の62口径76mm単装速射砲 主砲と人で大きさがおわかりいただけると思います

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タグボートほうしょう (曳... | トップ | 頑張るスターフライヤー 顧... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海上自衛隊」カテゴリの最新記事