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海上自衛隊 あきづき型護衛艦とあさひ型護衛艦の差異・・・外見からきになるところ

2020年07月26日 09時24分57秒 | 海上自衛隊
先日の関門海峡護衛艦5隻通過! 豪勢な艦隊でした。
先頭から護衛艦ひゅうが 護衛艦ふゆづき 護衛艦しらぬい 護衛艦まきなみ 護衛艦ゆうだち 東へ向かいました。
☆ 写真は 護衛艦いせ のものですm(_ _)m



あきづき型護衛艦 DD-118ふゆづき あさひ型護衛艦 DD-120しらぬい
双方ともむらさめ型護衛艦・たかなみ型護衛艦の艦体を基本として建造されその流れを汲む
あきづき型護衛艦を建造予定の頃にはもっとステルス構想を取り込んだ艦体になると期待されたが予算の関係からむらさめ型護衛艦をベースに建造

前部構造物    あさひ型護衛艦の前姿

DD-120しらぬい個艦防衛用の「OPY-1」
大きいほうが捜索レーダー、小さいほうがミサイル誘導レーダー
あさひ型護衛艦は全周をカバーするように4基のミサイル誘導レーダーを持つので、同時に対処できる脅威は4個まで




DD-118ふゆづき艦隊防衛用の「FCS-3A」
僚艦防空が可能なFCS-3Aを搭載するあきづき型護衛艦では艦橋とヘリコプター格納庫上部にレーダーを分散して配置

25DDと呼ばれるあさひ型護衛艦では僚艦防空機能を諦め個艦防空機能とすることでレーダーを小型化し艦橋上部の前後に配置

あちこちちょこちょこ違うんです
レーダーの配置 黄色の所  あきづき型護衛艦では部分が白い あさひ型護衛艦では艦艇と同じ色。配置も違います
大きい方と小さい方の配置が逆

ヘリ甲板上部に構造物があってレーダーがあるのが右の写真
煙突より高くなっています。
ファランクスが配備されていますが 仰角が制限されると見受けられます

僚艦防空が可能なFCS-3Aを搭載するあきづき型護衛艦では艦橋とヘリコプター格納庫上部にレーダーを分散して配置 艦橋部分を損壊しても 後部は稼働出来るかも知れないというメリットがあるようです

25DDと呼ばれるあさひ型護衛艦では僚艦防空機能を諦め個艦防空機能とすることでレーダーを小型化し艦橋上部の前後に配置

一つのガスタービンエンジンを発電機として扱い電気推進するCOGLAGを採用したあさひ型護衛艦は煙突が小ぶりになっている。(この写真ではわかりにくい)

一番疑問なのは あきづき型護衛艦のFCS-3Aを搭載するヘリ甲板の上に作られた構造物よりも後部煙突が低いってこと。
排煙 油・・・ 構造物にあたって汚れたり・・・すると思います

まぁ そのためか 艦としては後部から見ても大柄に見えるような気がします

あさひ型護衛艦では煙突がヘリ甲板より高くなっています
DD-120しらぬい
こちらは あきづき型護衛艦 DD-118ふゆづき  後部の円筒が 後ろの構造物より低い

多数の電測兵装が狭いスペースに集中しているのは 護衛艦の宿命みたいです

あさひ型護衛艦の煙突は細身で 中心に2本 あきづき型護衛艦は左右にオフセット配置されています。

搭載の11m作業艇
62口径5インチ単装砲は同じ

電波探知妨害装置NOLQ-3D-2 (大きい写真が撮影出来ませんでした)


あさひ型護衛艦 DD-120しらぬい 建造費は760億円
基準排水量 5,100t
主要寸法 長さ 150.5m、幅 18.3m、深さ 10.9m
主機械 ガスタービン 2基、推進電動機2基 (2軸)
馬力 62,500PS
速力 30kt
主要兵装 高性能20ミリ機関砲×2、VLS装置、62口径5インチ砲×1、水上発射管×2、多機能レーダー、航海レーダー、水上艦用ソーナーシステム、えい航式パッシブソナー、魚雷防御装置、EW装置、情報処理装置
乗員 230人

あきづき型護衛艦 DD-118ふゆづき 建造費750億円
基準排水量 5,050t
主要寸法 長さ 151m、幅 18.3m、深さ 10.9m、喫水 5.4m
主機械 ガスタービン4基2軸
馬力 64,000PS
速力 30kt
主要兵装 高性能20ミリ機関砲×2、VLS装置一式、魚雷発射管×2、哨戒ヘリコプター
乗員 210人

ちなみに最新のイージス艦はこの艦艇の建造費用の2倍くらいかかるようです。


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