今日のうた

思いつくままに書いています

多額の借金をかかえる東電が 経営難の原電を支援する気か!

2018-04-12 10:47:30 | ①核と人間は共存できない
①「東電、原電の経営支援へ 東海第二再稼働条件、資金にめど 
   3月31日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13429105.html?_requesturl=articles%2FDA3S13429105.html&rm=150

たとえば多額の借金をかかえる人がいるとしよう。
 返す当てもないのに、友達の会社が倒産寸前だからと泣きつかれて貸すだろうか。
 自分の始末もできないのに、支援どころではないはずだ。
 東電は少なく見積もって、国から13・5兆円のお金を借りることになる。
 だが13・5兆円では終わらないだろう。
 それを原電(日本原子力発電)の安全対策工事費1700億円以上を
 肩代わりする気らしい。
 ふざけるな!!!!!
 そんなお金があるなら、自主避難者への住宅の無償提供を打ち切るな!
 何度も書いたが、原電の安全性は極めて不確かだ。
 こんな死に体の企業に支援しても、一時的な救済に過ぎない。
 そもそも東海第二原発は絶対に廃炉にすべきだ!!!!!

②「(社説)日本原電支援 東電に資格があるのか 4月11日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13445001.html

③「(社説)原発稼働同意 『茨城方式』足がかりに 4月3日 朝日新聞デジタル」

https://digital.asahi.com/articles/DA3S13433526.html

福島第一原発事故で、200キロ離れたわが家もホット・スポットになった、
 ということは再三書いた。
 朝日新聞の社説が全国に広めたいと書いている『茨城方式』は、
 東海第二原発の再稼働をめぐり、
 周辺5市の事前了解を必要とする、というものだ。
 たった30キロ圏内の市の事前了解で済まされたのでは、冗談じゃない!
 せめて100キロ圏内の全市町村の事前了解にすべきだ!
 事故が起きれば200キロ離れていても被害を被るのだから。
  
④「【署名】東京電力さん、私たちのお金を日本原電・東海第二原発の
  再稼働のために使わないでください。 FoE Japan」 ※こちらから署名できます。
                     ↓
http://www.foejapan.org/energy/stop_restart/180411.html




(画像はお借りしました)



⑤「『首相案件、柳瀬氏が発言』面会の1人が証言 4月12日 YOMIURI ONLINE」

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180412-OYT1T50101.html?from=tw

ついに讀賣新聞も……。
 愛媛県知事が言う「部下を信じている」という言葉は、
 「信じているから本当のことを言いなさい」
 という、部下に対するエールに聞こえる。
 だが安倍氏が言う「私は柳瀬さんを信頼している」と何度も何度も繰り返す言葉は、
 「絶対に本当のことを言ってはならない」という、柳瀬氏への恫喝のようにも聞こえる。
 あくまでも私感ですが……。
 
⑥「柳瀬元秘書官『記憶にない』で逃げ切れば次官昇格の可能性 4月12日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227016/1
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もんじゅは 永久に廃炉にできない? (1)

2017-12-07 11:01:06 | ①核と人間は共存できない
与党の質問時間を省き、国会中継9時間分を録画した。
だが観はじめて30分でうんざりしてきた。
安倍氏の、のらりくらりとした紋切り型の答弁。
まるで他人事のように、「次に活かします」。
次じゃなくて、今でしょ!
自分が渦中にいることが分かっているのだろうか。
この人には、森友・加計問題の解明に協力しようとする気はさらさらないらしい。
なんとか時間を無事にやり過ごすことしか考えていないようだ。
それに対して、野党はあまりにも紳士的過ぎないか。
敬語を使い、「質問の場を設けて下さってありがとうございます」という始末だ。
「なぜこれまで質問の場を設けなかったのか!」と詰問すべき場なのに……。

はたして国会の場で、敬語は必要なのだろうか。
乱暴な言葉を使えとは言わないが、国会は闘いの場なのだ。
絶対に解明したくない国のトップと、それを忖度する議員や官僚たち。
こうした中で真相究明するのは至難の業だ。真剣勝負だ。
敬語を使っている時間などないはずだ。
どんな事実を突きつけても受け流されてしまう。
執拗に、何度も何度も責めるしかない。
こうした中からしか、突破口が見い出せないのではないだろうか。
ともあれ証人喚問は絶対に必要だ。
虚偽の答弁には偽証罪が待っているのだから。
        ↓
①「"森友学園事件"政府は証人喚問をすべきだ これまでの説明はデタラメだった
   11月29日 PRESIDENT  Online」

http://president.jp/articles/-/23803


私は「ロッキード事件」の国会中継を毎日観ていた。
うんざりする時間などないほど、緊迫した空気の中で行われていた。
毎日、国会中継を観るのが楽しみだった。
こうした中から、国のトップの犯罪を糾明するという快挙をなし得たのだ。
今でも楢崎弥之助さんの迫力ある質疑の様子を覚えている。
楢崎さんの動画はなかったが、次のYOU TUBEから、当時の熱気を感じて欲しい。
(楢崎さんは一部出ています)
                 ↓
②「[昭和51年2月] 中日ニュース No.1153 1『ロッキード献金事件 -ついに証人喚問へ-』
  映画社中日 YOU TUBE(動画あり)」

https://www.youtube.com/watch?v=g34kC8MX2HM

③「特集ワイド 滞日27年、詩人アーサー・ビナード氏の『直感』
  『日本語は消滅に向かっている』 11月29日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/articles/20171129/dde/012/040/002000c

アーサー・ビナードさんの言葉は、いつも的を射ている。
 マイナンバー=家畜の番号みたい、同感です!
 歌を忘れたカナリアのように、怒りを忘れた日本人。
 どんな政治をされても、最初からあきらめている日本人。
 世論調査によると、森友・加計の解明が不十分と答えている国民は80%にのぼる。
 だがなぜ、安倍政権の支持率が5割に戻ったのか、私には全く理解できない!
 一部の国民の、政治に対する責任放棄としか、私には思えない!
 記事の一部を引用させて頂きます。
 
 「『日本は属国のままで、米国から独立しているとは思えないから』
 安倍政権に対する日本人の反応にも属国らしさが表れているという。
 『安保法制などで国会を軽んじ、内閣で何でも進めようとする安倍さんに
 国民がさほど抵抗しないのは、
 みな日本が米国から独立していないと思っているからですよ。
 安倍さんはチェーン店の店長みたいな人だから言っても仕方ない、
 言うなら本社、アメリカだと思っているんです』」 (引用ここまで)


森友・加計問題を解明することは大事だし、
 絶対にうやむやにしてはならない。
 だが日本には致命傷ともなる問題が山積している。

④「もんじゅ 設計、廃炉想定せず ナトリウム搬出困難 11月29日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/articles/20171129/ddm/001/040/162000c

【もんじゅ】の冷却には水ではなく液体ナトリウムが使われる。
 だが廃炉にあたり、この液体ナトリウムを抜き取ることのできない構造に
 なっているそうだ。
 液体ナトリウムを抜き取った分が補充されて、液面が下がらない構造になっている。

 今も、もんじゅの維持管理費に
 1日5000万円が使われている
 これが永久に続くというのか?????
 もんじゅは永久に廃炉にできないのか?????
 「設計当時は完成を急ぐのが最優先で、
 廃炉のことは念頭になかった」
、だと
 ふざけるな!!!!!
 このことを隠蔽するために、【もんじゅ】の廃炉の決定が遅れたのだろうか。
 記事の一部を引用させて頂きます。

「廃炉が決まっている高速増殖原型炉『もんじゅ』(福井県敦賀市)について、
 原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない
 設計になっていると、日本原子力研究開発機構が明らかにした。
 放射能を帯びたナトリウムの抜き取りは廃炉初期段階の重要課題だが、
 同機構が近く原子力規制委員会に申請する廃炉計画には
 具体的な抜き取り方法を記載できない見通しだ。

 原子力機構によると、直接核燃料に触れる1次冷却系の設備は合金製の隔壁に覆われ、
 原子炉容器に近づけない。また、原子炉容器内は燃料の露出を防ぐため、
 ナトリウムが一定量以下にならないような構造になっている。
 このため1次冷却系のナトリウム約760トンのうち、
 原子炉容器内にある数百トンは抜き取れない構造だという。

 運転を開始した94年以来、原子炉容器内のナトリウムを抜き取ったことは一度もない。
 炉内のナトリウムは放射能を帯びているため、人が近づいて作業をすることは難しい。
 原子力機構は来年度にも設置する廃炉専門の部署で抜き取り方法を検討するとしているが、
 規制委側は
 『原子炉からナトリウムを抜き取る穴がなく、
  安全に抜き取る技術も確立していない
 
』と懸念する。

 もんじゅに詳しい小林圭二・元京都大原子炉実験所講師は
 『設計レベルで欠陥があると言わざるを得ない。
 炉の構造を理解している職員も少なくなっていると思われ、
 取り扱いの難しいナトリウムの抜き取りでミスがあれば

 大事故に直結しかねない
』」 
 (引用ここまで)

このことに対して誰も責任を取らず、
 今後も子どもや孫、そのまた子どもの代まで
 1日5000万円の維持管理費を
 払い続けなければならないのか!!!!!

 福島第一原発における欠陥のある【凍土壁】には、
 1日どれだけの維持管理費が使われているのだろう。
 これも半永久的に払い続けなければならないのか!
 原発事業は、利権、無責任、ウソ、言い訳、ごまかし、
 言い逃れ、ずさん……の歴史だ。
 今になっても原発事業に固執する安倍政権は、あまりにも無責任過ぎる。
 是非、野党はこの問題を国会で取り上げて欲しい。
 メディアも日馬富士問題ばかりでなく、取り上げて欲しい。
 1日5000万円があったら、どれだけ多くの人たちが救われるか
 分らないのだから。

⑤「凍土壁、頼りなさ露呈 福島第一、遠い廃炉 12月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKCP5CRGKCPULBJ00W.html?rm=946

トリチウムの汚染水が入っている大型タンクは、
 いずれ腐蝕するだろう。
 そうなった場合に、どうやって新しいタンクに入れ替えるのか?
 放射能に汚染された大型タンクは、どこに処分するのか?
 こういうことを、いつまで続けなければならないのか?
 「風評被害」という言葉で言論を抹殺することなく、未来永劫語り継いでいく義務が
 私たちにはある。







(画像はお借りしました)
 
















 






































(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もんじゅは 永久に廃炉にできない? (2)

2017-12-07 10:54:00 | ①核と人間は共存できない
長くなったので、「もんじゅは 永久に廃炉にできない?」を2つに分けます。

⑥「一日も早く原発ゼロを 立憲が次期国会で法案提出へ 12月7日 テレ朝ニュース」

http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000116142.html

 期待してます!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

③2017年7月12日のブログ「高速増殖炉と六ケ所再処理工場が 
 やめられない理由 (1)」の一部を再度、載せます。

http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/f9d268981a4ff24b8bbd0e95617f052a

 普通の原発では水で冷却し続けるが、
 【高速増殖炉】はナトリウムで冷却しなくてはならない。
 ナトリウムは空気や水に触れると、激しく燃焼するため、
 取り扱いが非常に難しい。
 火事が起きても、水で消火できないのだ。
 このことが【もんじゅ】を大きくつまづかせるきっかけとなった。
 1995年、【もんじゅ】は配管からナトリウムが漏れて火災を起こしている。
 その時の事故を映したビデオを隠し、問題になった。
 その後20年、ほとんど運転されていない。
 2012年にも約1万点もの機器点検もれがあり、そのずさんさが指摘された。

 臨界から23年が経ち、稼働したのはわずか250日。
 もんじゅが動いていない今も、ナトリウムで冷却しつづけなければならない。
 その維持管理費は 【1日5000万円!】
 年間200億円!
 これからも30年かけて廃炉作業を続けていく。
 その廃炉にかかる費用は 【3750億円】!


 もんじゅの維持管理費一日分、5000万円があったら
 どれほど多くの人たちが救われるか!
 他の国はこの難しさゆえに、とっくに【高速増殖炉】から撤退している。
 日本はこれほど多額の金と長い年月をかけても成功しなかった。
 それなのなぜ国は、ずっとあきらめずに撤退しなかったのか?
 そこには、【核燃料サイクル】が止められない理由があった。 
 (引用ここまで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

⑦「財投1.5兆円、国交省要求 高速道路の早期建設に向け 
  12月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKD130VXKD1ULFA002.html

1964年の東京オリンピックの時に建設された道路や橋の老朽化が目立ち、
 危険な状態だという。だが全てを補修する財源はない。
 そこで仕方なく、補修する箇所を選別せざるを得ないという。
 そんなニュースをラジオで聴いていたら、いつもの誤魔化しの手口を使って、
 高速道を建設するという記事があった。
 ふざけるな! 高速道路よりも、今ある道路の補修が最優先だろ!
 命と生活に密接に関わることなのだ!
 今日(12月2日)のNHKニュースを観ていたら
 笹子トンネル事故のご遺族の方が次のように語っていた。

「『組織罰』という制度を設けないと、誰も責任を取らない。
 法人にも『組織罰』を設けるべきだ」

 補修すべき箇所が財源がなくてできずに事故が起きたら、それは組織の責任だ。
 その中にはもちろん、無駄な公共事業に大金を使い、必要な補修を
 怠った政権も含まれる。
 1964年の東京オリンピックと今とでは、状況が全く違う。
 高度経済成長時代と少子高齢化時代では、税金の使い方が違うのは当たり前の話だ。
 そんなことも分らないのだろうか!
 
 国会で森友・加計問題を観ていても、歯がゆくなる。
 会計検査院の権限を強化して欲しい。
 そして無駄な税金を徹底的に暴き、政権が勝手に私たちの税金を使わないよう
 徹底的に監視し警告して欲しい。















































(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本原子力発電(原電)延命のために 国民を犠牲にするな!

2017-11-18 05:57:11 | ①核と人間は共存できない
安倍氏が提案するロシアへの支援の中に、確か風力発電が入っていた。
        ↓
「択捉島で風力発電計画か 日本が関心とサハリン 7月24日 産経ニュース」

http://www.sankei.com/world/news/170724/wor1707240013-n1.html

 ではなぜ安倍政権は、日本の自然エネルギーは支援するどころか、
 足を引っ張るようなことをするのだろう。
 送電網がネックになって自然エネルギーが伸び悩み、外国に比べて価格も非常に高い。
 安倍政権は原発に固執するあまり、大きなビジネスチャンスを潰している。
 孫さんの思いを聴いてください。削除されることもあるので、お早めにどうぞ!
           ↓
①「ソフトバンク孫社長『日本の電力会社意地悪』 11月7日 
  テレ朝ニュース(動画あり)」

http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000113954.html

②「日本の基幹送電線 本当はガラガラなの?/『満杯で自然エネルギーは入らない』
  というが、実は…11月22日 HUFFPOST」

http://www.huffingtonpost.jp/shinrinbunka/power-line_a_23282434/

これは酷すぎる! 必読です!


日本原子力発電(原電)は、東海原発(廃炉作業中)、東海第二原発(停止中)、
 敦賀原発一号機(廃炉作業中)、二号機(停止中、建屋の下に活断層?)の
 4基を保有している。
 日本原子力発電株式会社のHP
      ↓
http://www.japc.co.jp/index.html

東海第二原発は、わが町から約100キロしか離れていない。
(千葉県柏市まで88キロ)
福島第一原発から200キロ離れたわが町も、原発事故でホット・スポットになった。
(ホット・スポットとは周囲より放射線量の高い地域のことです。
 原発事故が起きた時の風向きや降雨などの自然条件で、
 日本中どこでもホット・スポットになる可能性があります)

東海第二原発は首都圏に近く、30キロ圏内に約100万人が生活する。
東海第二原発は、福島第一原発と同じ沸騰水型であり、
水蒸気爆発を起こしやすい。
可燃ケーブルが使われていて、構造上交換できない。
40年が経つことをを考えても、当然、廃炉にすべきものと思っていた。

ところが原発推進派の大井川和彦氏が茨城県知事になるや、雲行きが怪しくなってきた。

以前の記事を再度、引用します。
      ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(73-3)「東海第二の再稼働審査、ケーブル防火了承 規制委 7月21日朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13047213.html

●ふざけるな! 東海第二原発の再稼働など、とんでもない!!!!!
 それにしても、下の記事以降、何らかの圧力が働いたのだろうか?
            ↓
(73-4)「『40年』目前の東海第二原発、時間切れで廃炉の可能性
      6月30日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK6Y5K41K6YULBJ00F.html  (引用ここまで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

③「原電の廃炉費、大幅不足 原発建設に流用、全基停止後も 
  11月17日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKCJ5G4LKCJULFA01F.html

原電は東海第二原発の運転を最長60年に延長できるよう、
 原子力規制委員会に申請する。その理由の一つが、
 廃炉にするにも、その資金を確保できないからだという。

 廃炉のために準備しておくべき金額
 東海原発(廃炉作業中)―-490億円
 東海第二原発(停止中)――530億円
 敦賀原発一号機(廃炉作業中)――340億円
 二号機(停止中、建屋の下に活断層?)――440億円

廃炉のためのお金、合計1800億円の大半を、
敦賀原発3、4号機の建設費に流用してしまったというのだ!!!!!
こんなふざけた、国民を無視した話があるだろうか!


しかも経済産業省の省令では、積み立てたお金を一時的に別の用途に
流用することを禁じていないという。
こうした抜け道を作る悪しき慣習が、どんなに日本をダメにしてきたか
気づかないのだろうか!
原電は穴埋めをする余力は残っておらず、お金をどの程度使ったのかも
明らかにしていない。
緊急時に使えるお金は187億円しかないという。
原発が止まっていても、事故は起こり得る。
仮に東海第二原発の再稼働が認められても、1700億円を超える安全対策費を
調達する必要があるという。
再稼働などもっての外だ!!!!!!!
廃炉費用はどうするのだ!!!!!
原発の新設など論外だ!!!!!   

④「原電の廃炉費不足、大手電力が負担も 経産相『契約がある』 
  11月18日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13233208.html

ここでも廃炉費用が払えない場合は、大手電力会社=国民負担という契約があるという。
一部を引用させて頂きます。

「世耕弘成経済産業相は17日、閣議後会見で
 『廃炉などの費用が膨らんだ場合に備えて、追加負担を行う契約が(大手電力会社と)
  結ばれている』と述べた。
 原電の経営が行き詰まった場合、東京電力ホールディングスや関西電力など、
 原電から電気を買う大手電力が廃炉費用を肩代わりすることで、
 電気料金にはね返る可能性があることが明らかになった。

 ただ、過去に大手電力が原電に支払った料金には、原電の原発の廃炉費用分も含まれている。
 原電の経営が行き詰まると、大手電力は原電に廃炉費用を『二重払い』する形になる」
 (引用ここまで)

ふざけるな!と言いたい。
なんで原電の過失を、大手電力会社=国民が負担しなければならないのか!
しかも東電は福島第一原発事故で、
国民に計り知れない負担を強いていることを忘れたのか!


核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)のことを考えても、経済性を考えても、
 原発を今すぐに止めるべきだ!



(画像は朝日新聞よりお借りしました)


⑤「東海第2原発の延長申請へ 原電、福島第1と同型で初  11月20日 日本経済新聞」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23694610Q7A121C1MM8000/

原子炉には【沸騰水型原子炉】と【加水型原子炉】がある。
 東海第二原発は、福島第一原発と同じ【沸騰水型原子炉】だ。
 それを初めて再稼働させようというのだ。
 【沸騰水型原子炉】がいかに危険かを、ウィキペデアより引用します。

「核分裂反応によって生じた熱エネルギーで軽水を沸騰させ、高温・高圧の蒸気として
 取り出す原子炉であり、発電炉として広く用いられている。
 炉心で取り出された汽水混合流の蒸気は汽水分離器、蒸気乾燥機を経て
 タービン発電機に送られ電力を生ずる。
 原子炉としては単純な構造ということもあり、日本国内で運転可能な原子炉の中では、
 最も多いタイプであるが、
 原子炉炉心に接触した水の蒸気を直接タービンに導くため、
 放射性物質に汚染されることにより、
 耐用年数終了時に放射性廃棄物が、
 加圧水型原子炉より多く発生し廃炉コストが嵩む可能性が高い。
 また、その汚染のため作業員の被曝量が
 加圧水型原子炉よりも多い


⑤-2「沸騰水型原子炉の一覧 ウィキペディア」 ※下の方に日本の原子炉が載っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B8%E9%A8%B0%E6%B0%B4%E5%9E%8B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

⑥「『東海第2』延長:避難計画難航『無責任だ』 11月21日 毎日新聞」

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-1122m040135/

⑦「東海第2原発 17市町村『延長反対』 議会意見書 11月1日 茨城新聞クロスアイ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171101-00000005-ibaraki-l08




(画像は茨城新聞よりお借りしました)

⑧「東海第2原発 過酷事故時に甚大な被害出る 11月28日 エコノミックニュース」

https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20171128/Economic_78201.html


⑨「核のごみ最終処分地選定、意見交換会で参加者に謝礼か 11月14日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASKCG66YDKCGULBJ017.html

⑩「東芝に眠る"1兆円LNG債務"本当の危険度  11月23日 BLOGOS」

http://blogos.com/article/260835/

⑪「(フロントランナー)アル・ゴアさん 「人間とは、やっかいな生き物ですから」
  11月18日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13230454.html

ゴアさんの言葉を一部引用させて頂きます。

「彼らを決断させたのは『再生可能エネルギーに転換する方がお得だから』。
 最優先課題は、環境問題ではない。
 転換によって環境への負荷が低くなるのは、あくまで副産物なのです。

 米国では安全性の問題というより、コスト面から原発を見直す動きがあります。
 下落を続ける再生可能エネルギーに比べても、
 明らかに原発から得られる電力が最も高コストです。
 日本のみなさまが安全性と費用の面からみて、
 最善の道を進むことを期待します。


 ですが、私はあえて言いたい。
 日本は、インドネシアなど途上国における新たな石炭火力発電所の建設を支援する
 最大の国家なのです。
 日本の納税者たちは自分の税金が、巡り巡って環境汚染に使われている
 事実に目を向けて欲しい。

 日本のみなさん、ぜひ国に対して、
 人類の未来への破壊行為をやめるよう働きかけてください

 (引用ここまで)


朝日新聞に枝野さんの言葉が載っていた。
 「20年間気づかなかったけれど、国民は政権交代のための合従連衡を望んでない。
 より良い政治をしてほしいというのが、国民の考えだ」
 なに?「ごうじゅうれんこう(?)」
 広辞苑によると、「がっしょうれんこう」と読むのだそうだ。
 意味は、外交上の駆け引き、また連合したり同盟したりして勢力を伸ばすこと、とある。
 まさに言いたいことの全てが、この四文字熟語に入っている。
 だが、この熟語を知っている日本人がどれだけいるだろう。
 私はこの言葉を全く知らなかった。
 立憲民主党が国民に寄り添う政党をめざすなら、分かりやすい言葉で語ってください。
 分かりやすい言葉で、何度も何度もくり返し、国民が理解するまで語ってください。
 新聞も難しい言葉には、極力註をつけてください。
 






















 





(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一度開けてしまったものは なかったことには出来ない!

2017-07-29 09:37:22 | ①核と人間は共存できない
2016年7月29日公開の『シン・ゴジラ』のDVDを観る。脚本・監督は庵野秀明。
軽い気持ちで借りたのだが、脚本も映像も素晴らしいものだった。
さまざまな捉え方があると思うが、私にとってゴジラは放射性物質を象徴していると思う。
海底に眠る不明生物が、海洋投棄された大量の放射性廃棄物に適応して進化する。
時が経ち、巨大不明生物と化した【ゴジラ】が人間社会を襲う。
人間のうろたえ、タテ割り行政のもたつき、なすすべもなく立ちすくむ様は、
福島第一原子力発電所事故の再現のようだ。

日本だけでは手に負えなくなり、アメリカに援助要請をする。ここまではあの時と一緒だ。
映画では、アメリカの対策会議への同席を拒んではいない。
米大統領特使の日系女性が派遣されてくる。
そして意見を言い合いながら共同で戦おうとする。

だがゴジラが進化を続け、米国への襲撃の確率が13%になった時、
国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決断する。
まさに日本に3度目の原爆が落されようとしていた。
(この映画が公開された時、トランプ政権は存在していなかった。
 にもかかわらず、アメリカを攻撃し得る北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)が、
 現在のレッドラインであるのとよく似ている)

3度目の核兵器使用に備えて、360万人が東京から避難しはじめる。
カウントダウンが始まる中、アメリカにただただ従属するのではなく、
日本人は独自のやり方でゴジラを壊滅させようと、もがき苦しみ、そしてそれに成功する。
だがこれで終わったわけではない。
主人公は最後に、「ゴジラとの共存」という言葉を使っていた。
「共存」……一度開けてしまったパンドラの箱は、なかったことには出来ないのだ。
ゴジラはいつ復活するかもしれない。
そして私たち日本人も、高レベル放射性廃棄物におびえながら、
10万年以上もの時を共存していく他はないのだ。
せめて私たちに出来ることは、
直ちに原発の再稼働と 使用済み核燃料の再処理を止めることだ!

『シン・ゴジラ』は、日本の過去・現在・未来を象徴している映画だと思った。

最後に安倍氏へ
ゴジラを壊滅させるために、映画では東京での核兵器の使用を許可する場面がありますが、
『特別立法』で事足りましたよ。
あなたが一番欲している【緊急事態条項】は必要ありません。
【緊急事態条項】は、独裁を加速させるだけです。


(74)「国土の3割、核のごみ処分場に『好ましい特性』 経産省 
    7月28日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK7X0QTGK7WULBJ015.html?ref=nmail

(74-2)「核ごみマップ 適地は国土の65% 政府が公表 7月28日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/articles/20170728/k00/00e/040/286000c

(74-3)「『最初の一歩』まで17年 核のごみ、長期戦 『適地マップ』
     7月29日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13061414.html

●下手な鉄砲も数打ちゃ当たるとでも思っているのか!
 使用済み核燃料を再処理した際に出る【高レベル放射性廃棄物】の保管場所が、
 はたして日本にあるのだろうか。
 これまでも「宇宙に持って行けばいい」とか、「モンゴルやオーストラリアなどの
 乾燥地帯に持って行けばいい」とか、「海底に保管すればいい」とか、
 極めて無責任な提言しか、私は聞いたことがない。
 こうしたことに目をつぶってきた国や電力会社、官僚たちは、
 未来の人たちにどう責任を取るのか!
 もちろん、ずっと無関心で生きて来てしまった私にも責任はある。
 記事の中の、資源エネルギー庁放射性廃棄物対策の幹部の次の言葉に、
 私は激しい憤りを覚える。

20年後、30年後、人口減少などでしんどくなった自治体が、
財政的な支援を引き換えに受け入れるかもしれない


 こうした人間を人間とも思わない人たちが、原子力政策を担って来たのか!
 また、札束で頬を叩くような次のやり方で推し進めようとすることは、
 非常に非人道的で、あさましく、えげつないやり方だと、私は思う。
 これでも原発は安い電源だと言えるのだろうか!
 わずか数十年の電源のために、十万年以上先の未来の人たちの命をおびやかしてまで
 原発政策を推し進めることは、狂気の沙汰だと、私は思う。

調査を受け入れた市町村などには、
 最初の『文献調査』は年間10億円、
 次の『概要調査』は年間20億円を上限に交付金が出る
」 

(74-4)「核のごみ、自治体警戒 取り組み加速、求める声も マップ公表
      7月29日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/article_search/detail.html?keyword=%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E8%AD%A6%E6%88%92&kijiid=A1001120170729M037-14-008&version=2017072902

(74-5)「(核リポート)10万年埋める核のごみ、候補地どこへ 
       2016年8月24日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASJ8R7VMNJ8RPTIL02Y.html?rm=811




















(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ごまかしの政治は もう終わりにしよう!(3)

2017-07-23 05:40:13 | ①核と人間は共存できない
(72)「(官邸主導のゆがみ:1)『スガ案件』に霞が関恐々 
     『文句言えばクビになる』 7月19日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13042978.html

●こんなに露骨に官邸に首根っこを押さえられていたのでは、官僚たちは何も言えない。
 国会での苦し紛れの答弁を聞いていると、ある意味、気の毒になる。
 ふるさと納税での不備を指摘した局長は、次の人事で本省からいなくなったという。
 これを独裁と言わずに何というのだろう。
 内閣人事局は、百害あって一利なし。直ちに止めるべきだ!

(72-2)「内閣支持率 続落26% 『総裁3選』62%否定 7月23日 毎日新聞」

https://mainichi.jp/articles/20170723/k00/00e/010/231000c

●ついに、あの人と同じ26%まで……。

(72-3)「稲田氏への『報告』示す直筆メモを入手 7月25日 
     FNN ニュース(動画あり)」

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00365230.html




(画像はお借りしました)


(73)「ポリ容器に長期間、不適切管理と発表 放射線でガス発生 原子力機構 
     7月22日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13049170.html

●日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで作業員5人が被曝した事故で、
 本来使うべきでないポリ容器に放射性物質を
 長期間入れて不適切に管理していたという。

 放射線で容器が分解して水素ガスが発生し、事故につながった。
 ポリ容器は放射性物質と触れていると放射線で分解され、水素ガスが発生する。
 このガスが破裂の原因の一つとみられるという。
 
 今も、このポリ容器で保管しているものが2280個あるそうだ。
 原子炉格納容器でさえ、長年、放射線に曝されていると劣化する。
 それをポリ容器に入れていたとは!
 
※6月20日のクローズアップ現代『プルトニウム被ばく事故~ずさんな管理は
 なぜ~』では元職員や職員の証言などをもとに、次のような内容だった。
 一部を引用させて頂きます。

「長年、放置されたものの中には、中身について正確な情報がないものも多いという。
 原子力機構 職員
 『これは至極、迷惑な遺産であります。中身がどういうものか分からないで保存、
  貯蔵されているものがいっぱいある。ちゃんと情報があれば、計算をして予測して
  30年後に《これだけ気体があるから危ない》と言えるかもしれませんけれど、
  はじめの情報がないと、なかなか予測するのは難しい』

 なぜ、プルトニウムなどのずさんな管理は続いてきたのか。
 数年前まで原子力機構で働いていた元職員は、『研究を進めることを優先するあまり、
 厳重に管理すべき核物質の後始末が先送りされる傾向が現場にあった』という。
 原子力機構 元職員
 『いろんなものを残してきていますよね。後始末を、どうするんだというのは、
  ずっと頭にありましたけれど、その作業は非常に大変だったり、
  時間と手間がかかることが分かっているので、先延ばしにしてきたって
  いうものもあります』

 内山デスク
 『国は、プルトニウムを資源と位置づけています。ですから、実験で使ったものでも
  再利用することにしているんです。
  しかし、再利用するためには、不純物を取り除くなど、大変手間がかかるということで、
  結果として、処理されないプルトニウムがそのまま保管され続けているんです。
  現場からは、実際には再利用なんかできないとか、
  早く処分したいという声が
  あるんですが、処分する場所もありません。
  このことは、研究施設のプルトニウムに限ったことではなく、
  原発で使い終わった放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの問題と同じような
  ことで、日本の原子力が抱える構造的な問題だと
  感じました
』 (引用ここまで)

 こちらから番組の内容を見ることができます。
 久しぶりにNHKの良心を見ることが出来ました。
          ↓
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3994/

国が理想として掲げてきた『夢の核燃料サイクル』が
破綻したにもかかわらず、
このことを認めようとしない政策の矛盾が、
こうした事故を引き起こしたと言っても過言ではない。

使用済み核燃料の再処理を直ちにやめ、核のゴミ(高レベル放射性廃棄物)を
どうするのか、今こそ真剣に考えるべきだ。
先送りは絶対に許されない!

(73)「核のごみ処分地、月内に候補地図 経産相方針 7月19日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13042989.html

●私の認識では、核のゴミには第一段階の【使用済み核燃料】と、
 これを再処理してプルトニウムなどを取り出して溶融ガラスと混ぜ合わせて固めた
 第二段階の【高レベル放射性廃棄物】があると思う。
 だが、政府やメディアの使い方は違っているようだ。
 高レベル放射性廃棄物だけを【核のゴミ】と言っている。
 【核燃料サイクル】が破綻した以上、使用済み核燃料を再処理する必要がなくなる。
 では、使用済み核燃料は核のゴミではなく、【低レベル放射性廃棄物】とでも
 いうのだろうか?
 核のゴミの定義をしっかり決めて欲しい。
 【使用済み核燃料】と【高レベル放射性廃棄物】とでは、比較にならないくらい
 放射線量が違うのだから。

 記事の一部を引用します。

「【高レベル放射性廃棄物】の最終処分地は、300メートル以上深い地下に
 6~10平方キロメートルの施設をつくり、ガラス固化体を10万年単位で埋める。
 費用は3・7兆円と見込まれ、処分場の操業から閉鎖まで50年以上かかるという。
 政府は地図を公表した後、受け入れ可能な自治体を探すことになるが、
 処分地決定までには法定の調査だけで20年程度かかる」 (引用ここまで)

 近づくと十数秒で死に至る
 【高レベル放射性廃棄物】を受け入れる
 最終処分地などあるのだろか。
 しかも10万年以上にわたって保管し続けなければならない。

 処分地決定までには、法廷調査だけで
 20年程度かかるという。

 法廷調査だけで20年とは! では実際に作るとなると100年先?
 私には、先送りと言い逃れにしか思えない。
 こんなことでは最終処分地が見つかるまで、
 一基たりとも再稼働すべきではない!!!!!

(73-2)「『原発、安定的利用が必要』 原子力委、『考え方』を決定
      7月21日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13047214.html

ふざけるな!!!!!

(73-3)「東海第二の再稼働審査、ケーブル防火了承 規制委 
     7月21日朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13047213.html

ふざけるな! 東海第二原発の再稼働など、とんでもない!!!!!
 それにしても、下の記事以降、何らかの圧力が働いたのだろうか?
            ↓
(73-4)「『40年』目前の東海第二原発、時間切れで廃炉の可能性
      6月30日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK6Y5K41K6YULBJ00F.html

●日本は48トンのプルトニウムを保有しているが、
 国内におよそ10.8トンもの
 プルトニウムがあるという。
 原発以外にも研究施設など、全国81の事業所が
 プルトニウムを保有している。
 
 原発でさえ警備が不十分なのに、こうした事業所の警備はどうなっているのだろう。
 安倍政権は【共謀罪】でテロ対策というなら、大量のプルトニウムを
 なんとかすることの方が、よほど喫緊のテロ対策だと思う。
 
 















(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ごまかしの政治は もう終わりにしよう!(2)

2017-07-19 10:29:22 | ①核と人間は共存できない
(67)「安倍政権 『永続敗戦論』の白井聡が退陣勧告『安倍首相よ、即刻辞任しなさい』
     国民は政権への隷属を拒否しよう 7月12日 サンデー毎日」

https://mainichi.jp/sunday/articles/20170710/org/00m/010/004000d

これは必読です!
 国民が安倍に「NO!」を突きつけても、上げた拳を収める場所がない!
 こんな悲劇があるだろうか。
 民主党が民進党に替わっても、何も変わらない。
 これは野党の怠慢以外の何ものでもありません!
 拳を収める場所を、早く作ってください!
 無党派層が60%を超えているのですから!

(68)「宮崎駿さん、安倍首相を批判 『歴史に名を残したいのだろうが、愚劣だ』
    7月14日 HUFFPOST」

http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/13/miyazaki-hayao-vs-abe_n_7789934.html

(69)「菅元首相、ブログで新党意欲…『原発ゼロ』公約 7月18日 読売新聞」

https://news.nifty.com/article/domestic/government/12213-20170718-50072/

●原発は日本社会を根底からくつがえす!
 どんな理由があろうと、ゼロにすべきだ!

(69-2)「菅元首相、新党に意欲 『原発ゼロを公約に』 7月19日 日本経済新聞」

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS18H5P_Y7A710C1000000/

(70)「映画・日本と再生 光と風のギガワット作戦 河合弘之監督最新作
     太陽がいっぱい。風がいっぱい。世界はもう、自然エネルギーで動いている!」
                       
http://www.nihontogenpatsu.com/

「日本と原発 4年後 法廷版」と「日本と再生予告編」の2つの動画あり。
 2008年に原子力安全基盤機構が、過酷事故シュミレーションを行っていた!
 
                   ↓


(70-2)「『日本と原発 4年後』予告編  YOU TUBE (動画あり)」

https://www.youtube.com/watch?v=mh4U0GtQJY8

(70-3)「小出裕章: 小泉純一郎は嫌いだが、言っていることは正しい10/3 IWJ
      YOU TUBE (動画あり)」 

https://www.youtube.com/watch?v=twkBb5Su53g

●嫌いな人も好きな人も一丸となって、原発ゼロに踏み込もう!

(71)「“原発輸出を後押し” 日本とインドの原子力協定が発効 7月20日 NHK NEWSWEB」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170720/k10011067021000.html

日本で原発が作れなくなったからといって、発展途上国に原発を売り込もうとする。
 NPT=核拡散防止条約に加わらずに核兵器を保有するインドとの間で
 原子力分野の協力を進めることは、国際法上、絶対に許されないことだ。
 日本がアメリカに「平和利用」という言葉で騙されたように、
 今度は日本が「平和利用」という言葉を使ってまで、インドを……。
 どれだけ多くのインドの人たちが、原発の恐ろしさを知っているのだろうか?
 あんな人口の多い国で原発事故が起きたら……考えただけでゾッとする。
 金のためなら、人道に背くことでも平気でする政権。
 こんなでたらめな政治は、今すぐ終わりにしよう!
 








(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速増殖炉と六ケ所再処理工場が やめられない理由 (1)

2017-07-12 13:38:34 | ①核と人間は共存できない
(53)「六ケ所再処理工場、建設費2.9兆円に 当初想定の4倍 
        7月4日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK735KJVK73ULBJ00L.html?_requesturl=articles/ASK735KJVK73ULBJ00L.html&rm=443

●原発について書こうと思っても、政権が次から次と問題を引き起こすので、
 ついそちらを優先してしまう。
 それと原発についてどれだけ知っているのか、自信が持てないこともある。
 だが専門家でないからと黙っていたら、いいようにされてしまう。
 そんなわけで、自分の考えていることを書きます。
 
 2016年12月に【もんじゅ】の廃炉が決まり、【核燃料サイクルの破綻】が
 決定的となった。
 それなのになぜ、この期に及んでも【六ヶ所再処理工場】が必要なのか?
 建設費は当初の見込み(7600億円)の4倍近くまで膨らみ、
 2兆9000億円に!
 維持管理費を入れると、完成後40年間の総事業費は13・9兆円!
 これらは電気料金として利用者が負担することになる。

 1997年完成予定がトラブルが相次ぎ、完成は22回延期されている。
 2015年には虚偽報告が発覚し、今も完成のめどが立っていない。
 「再処理工場」についてもっと知りたいと検索したところ、次のブログにヒットした。

(54)「河野太郎氏が語る『再処理工場の秘密』」

http://www.saso.sakura.ne.jp/tank/page055.html

河野太郎さんのお話は素晴らしい!
 難しい事柄を分かりやすく丁寧に語っている。
 自民党に所属しているので言いにくいこともおありだったと思うが、
 党派に捉われることなく語っていて、全体像が少しずつ見えてきた。
 この講演は2006年に行われたようで、プルトニウムの保有量などの数値が
 現在と違っているかもしれません。
 リンクさせて頂き、その一部を引用させて頂きます。
 また、6月3日の『報道特集(核のごみはどこへ?フランス最新研究)』を
 リンクさせて頂き、その一部を引用させて頂きます。

(55)「報道特集 2017年6月3日 170603 part 1
    『行政の公平性は?加計学園問題・核のごみはどこへ?フランス最新研究』
    (動画あり)」

http://www.dailymotion.com/video/x5oy8yo
 
 分かっている範囲で書きます。
 ウランを燃やすと 第一段階のゴミである【使用済み核燃料】が出る。
 これを原発サイト内にある貯蔵プールに入れて冷やし続ける。
 ところがどの原発も貯蔵プールが一杯になってきて、置き場がなくなるのは時間の問題だ。
 
 40年くらい前に国が考えたのは、【夢の核燃料サイクル】というものだ。
 使用済み核燃料をそのまま貯蔵して冷やし続けるのではなく、
 これを再処理するというものだ。
 使用済み核燃料を再処理すると、プルトニウムが採れて、
 同時に 第二段階の核のゴミである【高レベル放射性廃棄物】が出る。
 (人が近づくと十数秒で死に至るほどの強い放射線を出す)
 このプルトニウムを【高速増殖炉】で燃やすと、投入した以上の量の
 プルトニウムが出てくる。

 つまり
 使用済み核燃料→ 再処理工場→ プルトニウムを取り出す → 
 これを高速増殖炉で燃やしてプルトニウムを増殖→ 
 このプルトニウムを使って更に発電することにより、プルトニウムを永久に供給できる。

 資源の乏しい日本にとって、ウラン燃料とプルトニウムで千年単位で発電できる、
 まさに【夢の核燃料サイクル!】
 そのためには、【高速増殖炉】と【再処理工場】が必要になる。
 日本の【高速増殖炉】は、【もんじゅ】と【常陽(茨城県)】だ。
 ではなぜ【もんじゅ】は1994年に臨界に達し、総額1兆円以上の税金が投じられた
 にもかかわらず、2016年12月に廃炉にしなければならなかったのか。
 
 普通の原発では水で冷却し続けるが、
 【高速増殖炉】はナトリウムで冷却しなくてはならない。
 ナトリウムは空気や水に触れると、激しく燃焼するため、
 取り扱いが非常に難しい。
 火事が起きても、水で消火できないのだ。

 このことが【もんじゅ】を大きくつまづかせるきっかけとなった。
 1995年、【もんじゅ】は配管からナトリウムが漏れて火災を起こしている。
 その時の事故を映したビデオを隠し、問題になった。
 その後20年、ほとんど運転されていない。
 2012年にも約1万点もの機器点検もれがあり、そのずさんさが指摘された。

 臨界から23年が経ち、稼働したのはわずか250日。
 もんじゅが動いていない今も、
 ナトリウムで冷却しつづけなければならない。
 その維持管理費は 【1日5000万円!】
 年間200億円!
 これからも30年かけて廃炉作業を続けていく。
 その廃炉にかかる費用は 【3750億円!】


 もんじゅの維持管理費一日分、5000万円があったら
 どれほど多くの人たちが救われるか!

 他の国はこの難しさゆえに、とっくに【高速増殖炉】から撤退している。
 日本はこれほど多額の金と長い年月をかけても成功しなかった。
 それなのなぜ国は、ずっとあきらめずに撤退しなかったのか?
 そこには、【核燃料サイクル】が止められない理由があった。  2につづく


「映画・日本と再生 光と風のギガワット作戦 河合弘之監督最新作
 太陽がいっぱい。風がいっぱい。世界はもう、自然エネルギーで動いている!」
                       
http://www.nihontogenpatsu.com/

※「日本と原発 4年後 法廷版」と「日本と再生予告編」の2つの動画あり。 
               ↓













(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速増殖炉と六ケ所再処理工場が やめられない理由 (2)

2017-07-12 13:38:14 | ①核と人間は共存できない
現在、日本は48トンのプルトニウムを保有している。
河野さんの講演では、北朝鮮の保有量は50キロだという。
この50キロのプルトニウムに対して、六ヵ国協議にアメリカやロシア、中国、韓国、
日本も参加して大騒ぎになった。
ではなぜ日本の48トン=48000(4万8千)キロのプルトニウムに対しては、
問題にならないのか?
そしてこの48トンのプルトニウムは、今どこにあるのか?

現在、【六ヶ所再処理工場】は未完のままで、完成のめどが立っていない。
以前からイギリスやアメリカに(多額のお金を払って)、再処理を委託している。
そのためプルトニウム約40トンは海外にあり、 【高速増殖炉】の完成まで
(多額のお金を払って)保管してもらっている。
だがいずれ、全てのプルトニウムが日本に返還されるだろう。
その際、もちろん秘密裡に行われるだろうが、万が一テロリストにプルトニウムが
狙われたとしたら、北朝鮮のミサイルどころの騒ぎではなくなる。

※再処理をすることで、プルトニウムだけでなく【高レベル放射性廃棄物】も出る。
 これをガラス固体化して、六ヶ所村で一時貯蔵している。
 【使用済み核燃料】は、原発サイト内の貯蔵プールで冷やされているが、
 将来、再生するための原料として、各地の原発から六ヶ所村の
 貯蔵施設に送られ保管されている。
 原発サイト内の貯蔵プールがいっぱいになれば、原発は稼働できなくなるはずだが、
 あくまで【使用済み核燃料】ではなく、【再処理するための原料】として
 六ヶ所村に送られ保管されているのだ。
 
河野さんのお話によると、プルトニウムは 「テロリスト・フレンドリー」だそうだ。
プルトニウムは吸い込んで肺に入ると致命的だそうだが、ウランを持ち運ぶよりは
プルトニウムを持ち運んだ方が、よっぽど安全だそうだ。
国外にあるにしろ、国内にあるにしろ48トンものプルトニウムは、テロリストにとって
垂涎(すいぜん)の的だろう。
しかも丸腰の警備員が守っているような、テロリストにとって非常に好都合な警備形態だ。
それにしてもなぜ国は、こんなリスクを自ら作り出すのか!

【六ヶ所再処理工場】が出来るめどはつかない。
そして【高速増殖炉】も撤退することが決まった。
そして、プルトニウムばかりが増え続けてゆく。
【夢の核燃料サイクル】ということで、大量のプルトニウムの保管が認められてきた。
だがこれが破綻したとなれば、国際社会から非難されるのは必至だ。
そこで思いついた窮余の一策が、プルサーマルだ。

(56)「プルサーマル ニコニコ大百科」

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB

●一部を引用させて頂きます。

プルサーマルとは、電気事業連合会が電力会社で行おうとしている、
 安全性に不安があるプルトニウムとウラニウムを混合させた
 MOX燃料を使った発電を行う計画である
」 (引用ここまで)

 外国で再処理して出たプルトニウムとウランを混ぜてMOX燃料という新しく核燃料にし、
 普通は【高速増殖炉】で使うが、普通の原子炉でウランの代替燃料として
 使うというものだ。

しかし、安全面でMOX燃料から放射される放射線強度が強い為、
 作業員の被曝等のリスク管理上の難度が上がる。
 また、ウランとプルトニウムを混ぜているため、
 色々な弊害が出てくる(熱伝導、再処理の難度など)

 ヨーロッパでは40年以上の実績があるが、当然日本では実績が無い。
 国内で実績がなく、安全性が原発周辺の住民に理解されておらず、
 さらに2009年に関西電力にて基準を満たしていない『不合格燃料』が出てしまったために、
 住民や市民団体からの反発が大きい。
 2011年にINESレベル5の事故災害を起こした
 福島原発事故福島第一原発3号機はMOX燃料を使ったプルサーマル運転を
 2010年10月より開始していた」 (引用ここまで)

●7月6日の『NEWS23』で、このことを報道していた。

「2017年7月5日、フランス・シェルブールからMOX燃料を積んだ船が、
 フランスから日本へ出港した。
 仏原子力会社アレバ社が使用済み核燃料を再処理したMOX燃料を
 積んでいた。
 このことで、国際環境保護団体が『運搬の際、テロの標的の恐れがある』
 として強く批判した。
 この核燃料(MOX燃料)は、関西電力・高浜原発で使用される予定で
 約736キロのプルトニウムが含まれる


●【高速増殖炉】もできない。【六ヶ所村再生工場】も完成の見込みがない。
 イギリスやフランスから、再処理した際にできるプルトニウムを引き取ってくれと言われる。
 【夢の核燃料サイクル】は、まさに【悪夢の核燃料サイクル】でしかない!
 プルトニウムの使い道がないからと言って【プルサーマル】を始めても、
 プルトニウムが最大1割くらいしか混ぜられないので、
 一向にプルトニウムは減らない。
 そのうえ仮に、六ヶ所再処理工場ができてフル稼働するとどうなるか?
 年800トンの使用済み核燃料を再処理すると、
 毎年、約4トンのプルトニウムが増え続けることになる。
 さらに国は国民にウソをついてまで、【核燃料サイクル】にしがみ付こうとする。

 「MOX燃料をプルサーマルで燃やすことを 
  【核燃料サイクルという】
」、と。

 プルトニウムを使う予定だった【高速増殖炉】が不可能になった今、
 【高速増殖炉】も【六ヶ所再処理工場】も【夢の核燃料サイクル】も
 全て白紙に戻すべきだ!

 そして【使用済み核燃料】の再処理をやめるべきだ!  3につづく


「映画・日本と再生 光と風のギガワット作戦 河合弘之監督最新作
 太陽がいっぱい。風がいっぱい。世界はもう、自然エネルギーで動いている!」

※「日本と原発 4年後 法廷版」と「日本と再生予告編」の2つの動画あり。
               ↓                       
http://www.nihontogenpatsu.com/
 
         













(画像はお借りしました) 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高速増殖炉と六ケ所再処理工場が やめられない理由 (3)

2017-07-12 13:37:49 | ①核と人間は共存できない
【使用済み核燃料】を再処理すると【高レベル放射性廃棄物】が出る。
これは、人が近づくと十数秒で死に至る強い放射線を出す。

こんな猛毒なものを、10万年にもわたって保管し続けなければならないのだ!
自然災害大国の日本で10万年もの間、安全に保管し続けることは奇跡に近い。
現在、多くの【使用済み核燃料】は各原発サイト内にある貯蔵プールに
入れて冷やされている。これを湿式というが、使用済みとはいえ、
プール内で冷やし続けないと大変なことになる。
乾式貯蔵 というやり方があるのに、なぜ国はこの方法が取らないのか!

【使用済み核燃料】は再処理をせずに、全てを乾式貯蔵にすべきだ。
そして直ちに全ての原発を廃炉にすべきだ。

【使用済み核燃料】を貯蔵プールで5年間冷却してから、乾式貯蔵にするという。
原発事故から6年が経ち、まさに乾式貯蔵に切り替える時だ!
では、なぜ国はそうしようとしないのか?

【高速増殖炉・もんじゅ】はとうに破綻し、事実上、【核燃料サイクル】は破綻した。
その結果、【六ヶ所再処理工場】の必要性がなくなったはずだ。
それなのに、政府はその継続をあきらめていない。
【高速増殖炉】の建設には、4段階ある。

実験炉→ 原型炉→ 実証炉 →実用炉

【もんじゅ】は原型炉で断念したにもかかわらず、
多額の金を払ってまで、フランスの計画性の乏しい【高速炉】計画に便乗し、
形の上だけでも【高速炉】から撤退しようとはしない。
『報道特集』から一部を引用します。

(日本は)2030年代の運転開始を目指す実証炉【ASTRID】を
 共同開発しようとしている。(いまだ実用炉ですらない)

 もんじゅをやめた日本とフランスが、どこまで本気で協力するのか心配がある」 

2017年2月の国連大学で、【使用済み核燃料】を再処理して産まれる
プルトニウムへの懸念の声が上がった。
核燃料サイクルのめどが立たないまま
日本は国内(?)に48トンのプルトニウムがあるが、その懸念とは

プルトニウムの核兵器への転用が可能だからだ

 原子力委員・阿部信泰氏は

日本はこれほど大量のプルトニウムを、
 核セキュリティ・テロへの懸念から
 保有すべきではない
」  

日本政府が【核燃料サイクル】に固執する理由はここにある。
プルトニウムは、【核燃料サイクル】を行う前提で、
アメリカが保管を認めてきたのだ。  

オバマ政権国家安全保障担当・スティーブ・フェッター教授は

プルトニウムの大量保有は密輸や
 核のテロのリスクを生む。
 何年もの間、日本の専門家たちは、
 核燃料から分離されたプルトニウムは、核兵器に
 使用できないと主張してきた。
 しかしアメリカの科学者たちは、全員反論している。
 他のプルトニウムと同様、核兵器に十分転用可能である
 日本がすべき最低限のことは、
 これ以上、プルトニウムを増やさないことです
」 (引用ここまで)

日本が【核燃料サイクル】に固執するもう一つの理由を、河野さんの講演から引用します。

「日本の原発にはサイト内に貯蔵プールがあり、【使用済み核燃料】を冷やしている。
 だがどこの原発も、貯蔵プールがいっぱいになってきている。
 これでは原発を止めざるを得ない。
 そこで将来、再処理するという理由で、青森県にある六ヶ所再処理工場に送り込んだ。
 それにより各原発の貯蔵プールは空きができて、
 当面は操業できる――と国は考えたのだ。

 青森県は、次のように釘をさしている。

【使用済み核燃料】は、あくまでも再処理するという
  条件で引き受けたのだ。
  あくまでも製品にするための【工場の材料】なのだ

  これは青森県・電力会社・経産省も絡んで、そういう約束になっている。
  そうでないものを持ち込んでは困りますよ」 (引用ここまで)

テレビだったか新聞だったか、青森県はあくまでも【工場の原料】として預かっている。
もし【再処理工場】が動かせないのなら、これまでに持ち込んだ【使用済み核燃料】を
それぞれの原子力発電所が引き取って欲しい、と語っていた。
六ヶ所村に集められた【使用済み核燃料】を、
それぞれの原子力発電所に返すとなると
貯蔵プールが満杯となって、原発を動かせなくなる。
だから国は、高速増殖炉と六ケ所再処理工場が止められないのだ。

【六ヶ所再処理工場】の完成のめどは立っていない、
だが、万が一、完成すれば、今保有しているプルトニウム48トンに、
さらに毎年8トンのプルトニウムが増え続ける。
それでも国は、高速増殖炉も六ケ所再処理工場も止めようとしないのだ!

こんな自転車操業がいつまでも続くはずがない!
【核燃料サイクル】どころか、日本の
【原子力政策】そのものが破綻している。

核のゴミをどこに保管するのか、全く決まっていない以上、
全ての原発を直ちに止めるべきだ!
これでは日本が、「トイレのないマンション」どころか、
「日本中が汚物まみれのトイレ」そのものになってしまう。

これは党派を超え、国民全体が取り組む喫緊の課題 だ。
これをウソ、言い訳、言い逃れ、誤魔化し、恫喝、無視・・・をしていけば、
日本は国際社会から孤立してしまうだろう。
どんなに時間と金がかかろうと、次の原発事故が起きる前に
国も国民も真摯に立ち向かうべきだ!

あれだけの原発事故を引き起こし、世界中に放射能をまき散らした日本が、
わずか6年で原発事故そのものが無かったことにしようとしている。
誰も事故の責任を取ろうとせず、十分な事故の解明もせず、
被害に遭われた方々への補償もあいまいなまま、再稼働しようとする。
こんな厚顔無恥な国があるだろうか!!!!!
私は絶対に、原発事故を忘れない!
それと以前、稲田氏は核兵器について言及したことがある。
         ↓
(57)「稲田防衛相、核保有検討『撤回しない』 非核堅持も強調 
    2016年10月11日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASJBC656QJBCUTFK01H.html

最近では、こんなことも……。

(58)「2プラス2突如延期 稲田大臣『普天間答弁』で密約漏洩か 7月7日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208873/1

(58-2)「普天間が返還されない? 広がる懸念 稲田防衛相『まったく想定していない』
      7月7日 沖縄タイムス+プラス」

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/109929


核兵器に転用できるプルトニウム48トンを、日本は持つべきではない!
核兵器も原発も、絶対に未来にあってはならないものだ!

※「核のゴミはどこへ?」の続きは、後日書きます。

「映画・日本と再生 光と風のギガワット作戦 河合弘之監督最新作
 太陽がいっぱい。風がいっぱい。世界はもう、自然エネルギーで動いている!」

※「日本と原発 4年後 法廷版」と「日本と再生予告編」の2つの動画あり。
               ↓                       
http://www.nihontogenpatsu.com/ 
         














(画像はお借りしました)

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発機構 (2)

2017-06-08 10:29:29 | ①核と人間は共存できない
日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターの事故は、起こるべくして起きてしまった。
こんなずさんで危機意識のかけらもない日本原子力研究開発機構は、
絶対に放射性物質を扱う資格がない!!!!!
JCO事故では、バケツでウラン化合物を扱い、
今回は放射性物質が入ったビニールが破裂したという。
被曝された方から、2万2千ベクレルのプルトニウムが検出され、
暫定で50年間に12シーベルトの内部被曝があるとされる。
1シーベルト=1000000(100万)マイクロシーベルトなので、
12000000=1200万マイクロシーベルトの内部被曝になる。
想像もできない値だ。
日本原子力研究開発機構が首都圏に存在することが、私は怖くて怖くてたまらない!

※被曝した方の肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出されたとあったが、
 夕刊にその数字の根拠となる係数が書かれていた。
 計測したのは、事故から約10時間後である。
 体内に入ったプルトニウムは時間とともに減り、10時間後に肺に残る割合は6%という。
 実測値にこの係数を当てはめると、事故直後に体内に入ったプルトニウムの総量は
 約36万ベクレルと推定される。
 
また原子力規制委員会の田中俊一委員長の言葉に、非常に憤りを覚えた。
「これまで(プルトニウムを扱う作業で)事故がなかったことで、プルトニウムに
 慣れすぎたのではないか」

冗談じゃない、プルトニウムはウランよりも遥かに危険な放射性物質だ。
それを慣れすぎた? ふざけるな!と言いたい。


(5)「作業員1人肺から2万2千ベクレル 国内最悪の内部被曝 6月7日 朝日新聞デジタル」

http://www.asahi.com/articles/ASK67424PK67ULBJ006.html?iref=comtop_8_01

(5-2)「ビニール突然破裂『想定外』 内部被曝招いたずさん管理 
     6月8日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK675Q1VK67ULBJ011.html?rm=970

(5-3)「5人、汚染室内に3時間 原子力機構事故後 6月9日 朝日新聞デジタル」 

http://digital.asahi.com/articles/ASK6924HFK69UBQU001.html

なぜ事故から10時間も経って、肺のプルトニウムを
 計測したのか、不思議でならなかった。
 茨城県大洗から千葉県稲毛まではそんなに遠い距離ではない。
 5人が汚染された部屋に 
 3時間も放置されていたとは!

 人の命をなんと思っているのか!!!!!
 日頃からこうしたことを想定して、隔離部屋を用意していなかったのか?
 同じようなビニールに入った放射性物質が、あと20個以上も存在するという。

(5-4)「被曝の5人、肺からプルトニウム検出されず 放医研調査 
     6月9日 朝日新聞デジタル」 

http://www.asahi.com/articles/ASK696TP7K69ULBJ013.html

こうした記事が出ても、私は全く信じていない。
 下の記事にあるように、最初は「プルトニウムによるとみられる
 最大24ベクレルの汚染が鼻腔内に確認された」としていたのだから。
 鼻腔と肺の違いがあるにしても、

 24ベクレル→2万2千ベクレル(10時間後)→検出されず
 これでは信じろという方がおかしい!
 
(5-5)「原子力機構、作業員被曝 5人、燃料容器点検中 茨城 
     6月7日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12975878.html

(5-6)「複数回検査でも『不検出』 プルトニウム、作業員の肺から
     6月13日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12984393.html?rm=150

●被曝した5人からはプルトニウムは検出されず、
 別の放射性物質「アメリシウム」が検出されたそうだ。
 だが「アメリシウム」が検出された人数や数値は、「 個人情報のため 」
 答えられないと言う。
 「アメリシウム」の数値や人数は、国として将来にわたり記録を残すべき事柄のはずだ。
 被曝した方々の名前などの個人情報は保護されるべきだが、
 国民は「アメリシウム」の数値や人数など、科学的な数値を知る権利があると思う。
 これまでの国や日本原子力研究開発機構の対応の仕方を見ると、
 私はこの発表を素直に信じることができない。

(5-7)「微量プルトニウム、5人の尿から検出 『内部被曝あった』見解
     6月20日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12995572.html

被曝した5人の尿から、ごく微量のプルトニウムが検出されたという。
 だがこの尿検査は6月19日に行われたものだ。(事故は6月6日)
 もう一つ解せないのは、次の記事だ。

「 一方、肺で不検出だったプルトニウムが尿から検出された。放医研によると、
 肺の検査で検出できる最少量は、
 5千~1万ベクレル。

 だが尿の場合は長時間かけて測定することなどで、
 より少量のプルトニウムでも検出可能だ。
 肺に入った一部が血液に取り込まれ、尿に排出された可能性がある」 (引用ここまで)

 生協は今も食品の放射能検査を行っている。
 それぞれの食品には検出下限があって、それ以下だと不検出と見なされる。
 「肺の検査で検出できる最少量は、5千~1万ベクレル」とあるが、
 それ以下だと不検出と見なされてしまうのか?
 たとえば肺に4千ベクレルの被曝があっても、検出されずになってしまうのか?
 4千ベクレルといったら、べらぼうば被曝量だ。
 こういうことを、新聞やテレビは丁寧に解説して欲しい。
(2017年 6月21日 記)

(5-8)「高線量浴びる恐れ、原子力機構無届け 保安規定違反か 
     6月24日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13002387.html

(5-9)「除染シャワー、使えず 放射性物質、残留か 原子力機構 
     7月1日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S13013213.html

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※2017年1月18日の私のブログを再度、載せます。
             ↓
「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発機構 (1)」

http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/ae75eca4ce0b7441240523024dbe8fd6?fm=entry_awp

日本の原子力事業は電力会社を除き、名前が煩雑だったり、また合併をくり返し
名前を替えたりして、国民には解かりにくくなっている。
まず、「東海臨界事故」を起したのは、JCOだ。
       ↓       
「【被曝】被曝者の治療が凄まじい!体の内部を破壊する放射能の恐ろしさ!!【原発】
 (動画あり 閲覧注意 上の2つの動画の音はしません。それ以外は聞こえます)
 2014年2月28日 NAVER まとめより」
                   ↓
https://matome.naver.jp/odai/2135044778008890201

JCOでは1999年度に、高速増殖炉の研究炉「常陽」で使用される
核燃料の製造を請け負っていた。
1999年9月30日の事故当時、マニュアルにより、バケツでウラン化合物を
扱うという余りのずさんさに、国中が衝撃を受けた。
JCO
 ↓
http://www.jco.co.jp/

この「常陽」の核燃料を発注したのが、「動燃(動力炉・核燃料開発事業団)」である。
(ウィキペディアより)
                                ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E5%8A%9B%E7%82%89%E3%83%BB%E6%A0%B8%E7%87%83%E6%96%99%E9%96%8B%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%9B%A3

動燃は、高速増殖炉・新型転換炉や核原料物質などの開発を行った機関。
原子力基本法に基づき1967年に発足した特殊法人で、
1998年に核燃料サイクル開発機構に改組。
核燃料サイクル開発機構は、2005年に日本原子力研究所と統合し、
独立行政法人日本原子力研究開発機構となる
        ↓
https://www.jaea.go.jp/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%A9%9F%E6%A7%8B  (ウィキペデディアより)

日本原子力研究開発機構には、高速増殖炉「もんじゅ」と「常陽」がある。
また「ふげん」の廃炉作業を行っている。
「もんじゅ」ほどではないが、「常陽」でも事故が起きている。

「もんじゅ」 (ウィキペディアより)
   ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85

「常陽」 (ウィキペディアより)
  ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E9%99%BD

「ふげん(新型転換炉)」(ウィキペディアより) 
   ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B5%E3%81%92%E3%82%93

そして、「もんじゅ」が失敗したにも関わらず、安倍政権が継続しようとする
「高速炉」を担うのも、この「日本原子力研究開発機構」なのだ!
「JAEA(高速炉研究開発部門)」
         ↓
https://www.jaea.go.jp/04/fast_reactor/

(235)「放射性廃棄物の缶は腐食?プールに雑然 東海再処理施設 
     12月5日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASJD45RHQJD4ULBJ005.html?ref=nmail

●この記事を読んでから、すでに1ヵ月半が経ってしまった。
 あまりのずさんさに、どう書いていいのか、言葉を失うとはこのことだ。
 「東海再処理施設」は、原発の使用済み燃料を再処理してプルトニウムを
 取り出す技術を得るために、約1900億円かけて建設された。
 1981年に本格運転を始め、原発約10基分にあたる1140トンの燃料を処理した。
 1997年に廃棄物のアスファルト固化施設で爆発事故が起き、
 2014年に廃止が決まった。
 運営するのは、高速増殖原型炉「もんじゅ」の運営主体である日本原子力研究開発機構だ。
 首都圏に近い場所で、こんなずさんな処理が行われている!
 是非、是非、この記事をお読みください。
 他人事ではなくなるはずです!

(235-2)「ガラス固化処理再開へ 原子力機構 1月20日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12755898.html

● 日本原子力研究開発機構は19日、原子力規制委員会の会合で、
 東海再処理施設(茨城県)に残る極めて放射能の強い 
 高レベル放射性廃液をガラスで固める作業 を、今月末に再開する方針を示した。
 約400立方メートルの廃液を 12年半かけて固化 する。
 作業は昨年、9年ぶりに再開されたが、機器の不具合などで再び停止していた。

 廃液は、原発の使用済み燃料を再処理した際に出たもので、近づくと 20秒で死亡する
 毎時1500シーベルト ほどの線量がある。
 水素爆発の危険があるため、溶かしたガラスと混ぜて固める必要がある。
 ガラス固化施設は2007年に耐震工事のため運転を停止。
 昨年1月、9年ぶりに再開したがトラブルが続いて再停止した。 (引用ここまで)

 近づくと20秒で死亡する、毎時1500シーベルトの廃液が、
 こんな身近にあったとは!!!!!
 しかも固化するには、今後12年半もかかるとは!!!!!
 1997年には、固化施設で爆発があった!!!!!
 無責任にもほどがある!!!!!
 現在、茨城県、千葉県は、地震がひんぱんに起きているのだ。
 
 高レベル廃棄物でさえ放置したまま、再稼働など狂気の沙汰だ!!!!!
 核燃料サイクルの失敗を認めることのできない安倍政権は、
 いまだにフランスに寄生してでも
 高速炉の夢にしがみつこうとする、
 そしてそのために、多額の税金を使おうとする。
 まさに狂気の沙汰だ!!!!!
 もんじゅの管理のずさんさから、原子力規制委員会は、日本原子力研究開発機構以外でと
 勧告したのではなかったのか!
 たとえもんじゅの廃炉が決まっても、それに替わる高速炉の運営を
 日本原子力研究開発機構がするのでは、首のすげ替えにすぎない!
 いまこそ原発の再稼働を全て止めて、廃炉そして核のゴミに真剣に立ち向かう時だ!
 これこそが、未来への責任 ではないですか! 安倍内閣総理大臣殿!
  
(236)「(核リポート)原発事故のツケ、なぜ国民に 広がる批判 
    12月27日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASJDQ5SFWJDQULFA02F.html

(237)「原子炉補助建屋にアームぐにゃり 高浜原発の屋根変形 
     1月21日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK1P2PKZK1PPGJB002.html 
(引用ここまで)             


   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

核と人間は共存しない (1)

2017-03-29 17:14:48 | ①核と人間は共存できない
何と情けない国になってしまったのだろう。
怒りを通り越して、絶望しかない。

「 歴史から学ばない政府は、
  それを繰り返すよう運命づけられている
 」 

              (『終わりなき危機』よりイアン・フェアリーの言葉)

(1)「『福島事故、忘れたか』 一転、再稼働容認に『地獄だ』 高浜、差し止めを取り消し
    3月29日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12865159.html

(1-2)「福井・高浜原発 再稼働へ 「司法は福島忘れたのか」 住民ら怒りあらわ
    3月29日 毎日新聞」

http://mainichi.jp/articles/20170329/ddm/041/040/155000c

(1-3)「(時時刻刻)高浜、覆った安全性判断 大津地裁、新基準疑問視→高裁
   『最新の知見で策定』3月29日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12865087.html

(2)「原発事故後の甲状腺検査 がん診断の4歳男児報告されず 
    NHK NEWSWEB (動画あり)」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170330/k10010931181000.html

(3)「核禁止条約交渉、日本参加せず 米に配慮、『橋渡し役』放棄 
    3月29日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12865064.html

●岸田外相は、被爆地広島出身の外相として、昨年5月のオバマ前米大統領の広島訪問の
 実現に尽力し、条約制定に向けた交渉開始が決まった昨年10月の記者会見でも
 「交渉に積極的に参加し、主張すべきことは主張していきたい」と訴えていた。

 それがなぜ態度を一転させたのか。
 トランプに忖度した事務方に説得されたそうだ。
 いろいろな分野での事務方の忖度が、ますます日本をおかしくしてゆく。

(3-2)「被爆者、日本の不参加批判 核禁止条約で『裏切り』 3月29日 共同通信」

https://this.kiji.is/219577985708164604?c=39546741839462401

(3-3)「『あなたがここにいてほしい』 被爆国の空席、嘆く折り鶴 核禁止条約交渉
     3月30日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12867071.html





(4)「愛媛)伊方原発差し止め却下 落胆、対策求める声 3月31日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASK3Z363RK3ZPFIB004.html

















(画像はお借りしました)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ台湾が出来て、日本は出来ないのか!(1)

2017-03-11 20:41:31 | ①核と人間は共存できない
2017年1月18日の私のブログ「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発」で
「東海再処理施設」のことを書いたが、テレ朝newsでも取り上げていたので
リンクさせて頂きます。
映像を観ると、ますますそのずさんさが解かります。
出口を全く考えずに進めてきた原発政策。
やっと重い腰を上げて取りかかるそうですが、70年(?)かかり、費用は不明です。
こんなずさんな国に、「 原発を持つ資格はない! 」と言いたいです。

(347)「“核のごみ”ずさんな管理 茨城・東海再処理施設 テレ朝news(動画あり)」

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000095779.html

1月18日のブログを、再度載せます。↓
「ずさん過ぎる! 日本原子力研究開発機構」

http://blog.goo.ne.jp/keichan1192/e/ae75eca4ce0b7441240523024dbe8fd6

(348)「(東日本大震災6年)原発 初撮影、なお見えぬ核燃料 
     3月6日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/DA3S12827548.html

●福島第一原発1号機から4号機の今の状況を、画像とイラストを交えて書いています。
 (デジタルは画像を大きくすることが出来ますが、それでも小さいです)
 1号機、3号機に比べて、2号機は放射線量が低いです。
 2016年7月の宇宙線による原子炉の透視画像によると、2号機の圧力容器の底に
 180トンから210トンに相当する物質の影が写っていたそうです。
 2号機だけでべらぼうな量です。
 2017年1月~2月には、カメラやロボットで格納容器内を調査し、
 毎時210シーベルト(2億1千マイクロシーベルト 
 を実測しています。(途中で断念)
 この時の推定放射線量は毎時650シーベルト
 (億5千マイクロシーベルト) 
 です。
 あまりの高線量にカメラは動かなくなりました。
 ロボットも動けなくなり、回収を断念しました。
 富士登山に例えると、まだ麓にも立っていない状態です。
 これで燃料デブリの取り出しなど本当にできるのでしょうか?
 私は出来ないと思いますが……。
 石棺で覆ったり、地下にそのまま放置して鉛で覆うなど(詳しくは解かりませんが)、
 別の方法を並行して考える時ではないかと思います。

 いつも思うのは、私たちはマイクロシーベルトに慣れているので、
 シーベルトでは怖さが実感できないということです。
 メディアは、シーベルトと併記して、マイクロシーベルトも書いて欲しいです。
 
 1号機 原子炉建屋内線量――毎時5・1シーベルト=510万マイクロシーベルト
      格納容器内線量ーー毎時9・7シーベルト=970万マイクロシーベルト

 2号機 原子炉建屋内線量――毎時4・4シーベルト=440万マイクロシーベルト
      格納容器内線量ーー毎時210シーベルト=2億1千万マイクロシーベルト

 3号機 原子炉建屋内線量――毎時4・7シーベルト=470万マイクロシーベルト
      格納容器内線量ーー毎時1シーベルト=100万マイクロシーベルト

 4号機 2014年12月に燃料集合体1535体全ての取り出しを完了

経産省が新たに示した廃炉と賠償費用は、21・5兆円だが、
とてもそんな額では済まないのではないだろうか。
それでも次々と再稼働を推し進めようとする安倍政権。
私には狂気の沙汰としか思えない。今すぐ脱原発に舵を切るべきだ。

2月25日の「報道特集」では『台湾 原発ゼロへの挑戦』を
 特集していたので、引用させて頂きます。

 2016年5月に発足した台湾の蔡英文政権は、
 アジアで初めて2025年までに全ての原発を
 止めることを決めた。
 
 福島での事故が、原発への流れを変え、脱原発を決定的なものした。
 現在の原子力発電の14%を0%にし、風力・太陽光などの自然エネルギー
 (再生可能エネルギー)を4%から20%に増やす計画だ。
台湾は日本と状況が似ている。
(1)資源が乏しい
(2)工業先進地域である
(3)人口が密集している
(4)地震多発地域である

与党である台湾の民進党は、結党以来の基本政策である脱原発を推し進めている。
議員の一人は、次のように語っている。

「人類の技術ではまだ核廃棄物の処理が出来ないのですから、原子力発電を続けて
 いくべきではないというのが、民進党の考えです。
 他の国の内政に口を出すべきではない
 かもしれませんが、あれほど大きな
災害があった
 日本で、原発を再稼働させるなんて想像できないことです。
 

 台湾には4つの原発があり、そのうち3つが北部の新北市にある。
 新北市は、台北を囲むように位置し、台湾で最も人口の多い都市だ。 
 ひとたび原発事故が起きれば、台湾の3分の1の地域で人が住めなくなる。
 だから原発に対する懸念がとても大きい」

2月13日に10以上のグループが、台北市の中心部でデモを行った。
3月11日には台湾各地で「原発に反対するデモ」が計画され、参加を呼び掛けている。
集まった人たちは、政府の動きが遅いと批判し、次のように訴えている。

「政府は2025年までに自然エネルギー(再生可能エネルギー)20%を
 どうやって達成するのか、計画をはっきり示してもらいたい」

「脱原発の具体的な計画を示してもらいたい。
 改革の意志を見せてくれなければ、政府の決議が疑われる」
 
 そして「脱原発 持続可能エネルギーを」とシュプレヒコールした。

旗には「 反核 ノーモア 福島
      NO NUKES
      NO more FUKUSHIMA
      2017 廃核大遊行 3・11 
 」

2013年のデモには22万人が参加し、総統府周辺は人で埋め尽くされたという。
 
(日本と台湾、どっちの国で原発事故が起きたのか、と疑いたくなる程、
 その意識の違いに頭がクラクラする。
 そして日本の民進党と台湾の民進党、その違いにも愕然とする)
(2につづく)  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ台湾が出来て、日本は出来ないのか!(2)

2017-03-11 20:41:03 | ①核と人間は共存できない
台湾の反原発NGO「緑色公民運動連盟」には、下の旗と
「2017廃核大遊行 3・11」の旗とが掲げられている。
台湾の人たちにとってこの旗は日常の一部のようで、この後出てくるカフェにも飾られていた。



秘書長の女性は、

「福島の事故が起きるまでは、多くの人は原発事故など無関係だと思っていた。
 だがテレビで福島の事故を観て、我が事のように感じるようになりました」

台湾第二原子力発電所は、住宅と隣接している。そして第二原発から30キロ内に
台北市全域が含まれ、540万人が住む。

「人口がこれだけあると、避難誘導も難しい。
 周辺の体制を調べたら、避難場所も救急隊員も、車両も、全て不足している」

北海岸反核行動連盟執行長の男性は、

「第一原発、第二原発に近い新北市は、過去に津波が来たことを示す文献がある。
 日本の地質学者が、金包里(現在の金山)の周辺で起きた地震や津波について
 日本統治時代に研究した。
 それによると、1867年、現在の第一、第二原発が立つ場所に津波が到達した」

第二原発の南東30キロに第四原発がある。
これは「 日の丸原発 」と呼ばれ、原子炉は日立製作所と東芝。
発電機は三菱重工が請け負った。
2016年から商業運転を行う予定だったが、福島の事故の後、激しい反対の声が上がり、
完成間近の第四原発は、
2015年建設が凍結された。
 

原発に反対する地元住民の会長は、

「80年代に建設計画が立った時、当時の政府は地元の議員や有力者たちを
 日本に招待して、福島の原発に連れて行き、見学させた。
 日本に見学に行けるということはとても名誉なことだったので、
 帰国して 『 原発はクリーンで安全で、
 料金も安い
 』と皆に伝えた。
 だが、アメリカのスリーマイル、ソ連のチェルノブイリ、日本の福島、最高の技術を持った
 3つの国が大事故を起こしたのに、台湾は安全だと、どうして言えるでしょうか」

原発に替わるものとして、政府が整備を進めようとしているのが、風力発電、太陽光発電など、
再生可能エネルギーの施設だ。
『こう湖県』にある『こう湖島』は、再生可能エネルギーのモデルとしている島だ。
(「こう」の漢字が出ません)
島には、風車14基あるが、今後、更に11基に増やす予定だ。
冬には大陸からの季節風が吹く。(風速17~18メートルの風で弱い台風並み)
洋上での風力発電や、海の潮流を利用した発電も検討中だ。太陽光発電にも力を入れている。
空港のバイク置き場の屋根が丸ごと発電施設になっている。
発電量は最大500キロワット。年間では62万キロ。
現在、島の発電量の12%を再生可能エネルギーでまかなう。
これを70%に高めるのが当面の目標で、『こう湖島』の再生可能エネルギーの推進や
CO2削減力が、台湾の模範になるという。

『こう湖県』県長は、

「原発の廃止は、台湾の中央政府だけの問題ではない。
 『こう湖島』特有の条件である海洋、風力、豊かな太陽光など、
 これらを活用し推進していくべきだ。
 『こう湖島』の運輸や交通手段を、ガソリンを一切使わない、低炭素再生可能エネルギーを
 利用したモデルとなる島を作りあげていきたい」

なんて豊かで知恵のある、未来を見すえた構想なのだろう!
 台湾の人たちは福島の事故を、我が事のように考える知恵と想像力と豊かさがある。
 台湾の人たちにとっての政治が、とても身近に見えてくる。
 本来なら日本が先頭に立ってすべきことを、台湾の人たちが教えてくれているのだ。
 日本の政治家や官僚に一番欠けているのは、謙虚さと想像力、
 そして知恵(知識ではない)だと思う。
 今一度、あんな事故を起こし、地球を汚染してしまった反省とともに、
 謙虚に原発について考えるべきではないだろうか。
 (原発事故は陸地よりも、太平洋方向に放射能の8~9割が流れてしまった)
 経済的に見ても、自然エネルギーが日本を救ってくれると思う。
 トルコやインドに原発を輸出するのではなく、太陽光発電などを輸出すべきだ。
 何度も言うが、原発は時代遅れだ!
(3)につづく  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ台湾が出来て、日本は出来ないのか!(3)

2017-03-11 20:40:39 | ①核と人間は共存できない
台湾でも、様々な理由で「脱原発」に反対する人がいる。
その理由は、「電力不足」「発電コストが高くなる」「風車の騒音」「土地が狭い」など、
反対する理由も、日本とほぼ同じだ。
経済団体からは反対の声が上がり、産業への打撃だと訴える。

台湾電力は公営企業で、発電・送電の販売を、独占的に行ってきた。
法律の改正により、今後は民間の電力会社に送電網を提供しなければならない。
第四原発の凍結に不満を述べながらも、台湾電力の幹部は次のように語っている。

「脱原発を政府が決めたことですから、台湾電力は公営企業なので
 100%積極的に協力しなければなりません。
 政策であり法律ですから、
 全員が力を合わせて達成すべきです


民進党の議員は、
   
「あと8年で間に合うかは、2025年までに石炭火力発電を減らした上での
 原発ゼロはハードルが高いです。
 最悪の準備もした上で、実施出来なかった場合は、
 数年伸ばすことも念頭に入れなければなりません。
 しかし政府が最終目標に向かって推進していけば、
 それほど大きく遅れることはないでしょう」

「緑色公民運動連盟」の秘書長の女性は

「今後2年はエネルギーの暗黒時代になるでしょう。あと2年、夏場を乗り切らなければ、
 民進党の原発担当者は諦めて、原発の継続使用を提案する可能性もある」

あの旗を店内に飾っているカフェの店長は、

「店を始めて以来、この旗を通じて自分に問いかけている。
 人間の力は限られているのに
 どう変化するか分らない自然の中で、
 原子力のようなエネルギーを使うのは適切なのだろうか。 

 エネルギーを手に入れるのは簡単なことではありませんから
 日常生活の中で、資源を大切にしていきたいと心がけている」

最後に日下部キャスターは、

「東日本大震災の時の義捐金でも、台湾の額は突出していました。
 そして今も、3・11前後に、数万人規模のデモが行われています。
 台湾では、『日本の技術力と防災体制をもってしても防げなかったものが、
 どうして台湾で防げるのか』という言葉をよく耳にします。
 福島からの教訓を受け入れようとする、
 台湾の人たちの誠実さを感じます
 」
 (引用ここまで)

(福島第一原発事故では、私たち一人一人が加害者であり、被害者です。
 台湾の人たちは、今も福島原発事故と向き合っているのに、
 安倍氏をはじめとする政治家は 『復興』ばかりを強調して、
 原発事故をまるで厄介者のように扱ってはいないだろうか?
 太平洋戦争への反省もなく、目を背けるようにしてきたふるまいは、
 まさに福島第一原発事故に対しても、同じことが行われているのではないだろうか。
 『太平洋戦争』と『福島第一原発事故』、この原点を忘れ、目を背けていたのでは
 目先の繁栄ばかりを願い、軸のない、根無し草の国になってしまうだろう)

※『終わりなき危機』の中で、イアン・フェアリーは次のように書いています。
「 歴史から学ばない政府は、
 それを繰り返すよう運命づけられている
 」

(345)「福島知事 安倍首相式辞に違和感 『原発事故』文言使わず 3月13日 毎日新聞」

http://mainichi.jp/articles/20170313/k00/00e/010/189000c?fm=mnm




(画像はお借りしました)



(346)「蓮舫氏、崖っぷち党大会 原発ゼロ・改憲、身内から異論 衆院選転出、明言 
     3月13日 朝日新聞デジタル」
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12838880.html

台湾の民進党を見てきただけに、日本の民進党には、情けなくて涙が出そうです。
 何のために、民主党を民進党に替えたのですか?
 野田さんが連合の神津里季生会長と、「エイエイオー」とやっている写真が
 新聞に載っていました。
 情けなさと腹立たしさで、鼻水が出そうです。
 新しい名前に応募してまで期待した私がバカでした。
 連合との腐れ縁が切れない限り、2030年までに原発ゼロが出来ない限り、
 民進党は票を減らしていくことでしょう。
 蓮舫さんがいくら頑張っても、お隣にいる方に潰されてしまいますよ。
 新たな選択肢はないのでしょうか? 

 なぜ台湾の民進党が出来て、日本の民進党は出来ないのか! 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする