3月11日の報道ステーションは、福島県の18歳以下の子供の
甲状腺がんを取り上げていた。
想像はしていたものの、現実を目の当たりにすると、怒りが込み上げてくる。
一般的には100万人に1~2人の発症率だが、福島で27万人を調べたところ
33人の発症が確認されたという。
それでも被曝が原因とは言えないという根拠は、どこにあるのだろうか。
* 都合のいいデータ 1
チェルノブイリ原発事故では、事故が起きて4~5年経ってから甲状腺がんを
発症する子供が増えた。
だから、まだ3年しか経っていない福島での因果関係は、科学的には認められないと
福島県立医大の鈴木眞一教授は言う。
チェルノブイリでの調査により、これが誤りであることが分った。
チェルノブイリ原発事故の直後は検査機器が無く、触診で甲状腺検査をしていたと言う。
ところが4~5年が経ち、アメリカの大富豪からの寄付で、高性能のエコー診断装置
での診察が可能になったそうだ。
触診では見つけられなかったがんが、機器が普及したことにより見つけられる環境になり
甲状腺がんの子供の増加につながったのだと言う。
よって事故直後から4年目までも、甲状腺がんを発症した子供はいたが、
発見する機器がなかっただけなのだ。
* 都合のいいデータ 2
事故が起きたことで甲状腺検査する子供が増え、そのことが発症率を上げているという
長崎大学副学長の山下俊一氏のスクリーニング説。
このことをかんがみても、100万分の1~2と、27万分の33との発症率の違いは
余りにも不自然で、科学的な根拠を欠いている。
* 不都合なデータ 1
甲状腺がんを発症させる放射性ヨウ素の半減期は8日と短い。
事故直後から自主的に、住民の放射性ヨウ素の被曝量を調査した人がいる。
弘前大の床次眞司(とこなみしんじ)教授だ。
この方に対して福島県は、不安をあおるという理由から調査の打ち切りを命じたそうである。
調査結果が無ければ、被曝した実態がうやむやに出来る。
* 不都合なデータ 2
子どもたちの甲状腺検査は、福島県立医大でしかさせないという不思議。
同じ条件での検査が必要なので、どんなに待たされようと、他の医療機関
での検査は認めないそうだ。
また甲状腺がんが見つかった子供の親御さんは、医師から次のよう口止めされたという。
この子の将来の就職ためにも、口外しない方がいいと。
昨日の放送を思い出しながら書いています。
細かい間違いがあるかもしれませんが、お許しください。
追記 1
3月11日の報道ステーションが、you tube で視聴できます。
削除されることもあるので、早めに観てください。
この録画を再度観て、若干訂正ならびに加筆しました。(削除されていました)
↓
https://www.youtube.com/watch?v=UF5oLDqjLfU
追記 2
圧力がかかることは予測していましたが、やはりyou tube は削除されていました。
著作権侵害が理由だそうです。
テレビ朝日が訴えたのならわかるのですが・・・?
山梨市が主催する上野千鶴子さんの講演会、「ひとりでも最期まで在宅で」が
中止されましたね。
164名の参加希望があったにも関わらず、ふさわしくないという10件の意見があったという
だけの理由で。
10件といっても、もしかしたら1人がしていることだって考えられます。
164名の意思はどうなるのでしょう。
上野さんが、「過剰な自主規制です」と批評したところ、望月市長は中止を撤回したそうです。
木を見て森を見ずではないけれど、言葉の上っ面だけで判断して欲しくないです。
きちんと内容を見てから判断して欲しいです。
以前、図書館に、上野さんの「発情装置」という本を借りに行きました。
リクエストするや、閉架から見てはいけないものでも取り出すようにして出してくれました。
内容がぎっしり詰まった素晴らしい本でした。
タイトルだけで判断しないでね。
追記3
事故当時18歳以下だった子どもへの甲状腺検査の結果が公表された。
約30万人が受診した結果、甲状腺がんやその疑いとされた104人のうち、
がんと確定したのは57人、良性が1人だった。
104人の事故当時の平均年齢は14・8歳で、男性36人、女性68人。
腫瘍の大きさは約5~41ミリで、平均14ミリ。
疑いを含めると10万人当たり30人以上の割合でがんが見つかった計算になる。
(2014年8月28日 記)
甲状腺がんを取り上げていた。
想像はしていたものの、現実を目の当たりにすると、怒りが込み上げてくる。
一般的には100万人に1~2人の発症率だが、福島で27万人を調べたところ
33人の発症が確認されたという。
それでも被曝が原因とは言えないという根拠は、どこにあるのだろうか。
* 都合のいいデータ 1
チェルノブイリ原発事故では、事故が起きて4~5年経ってから甲状腺がんを
発症する子供が増えた。
だから、まだ3年しか経っていない福島での因果関係は、科学的には認められないと
福島県立医大の鈴木眞一教授は言う。
チェルノブイリでの調査により、これが誤りであることが分った。
チェルノブイリ原発事故の直後は検査機器が無く、触診で甲状腺検査をしていたと言う。
ところが4~5年が経ち、アメリカの大富豪からの寄付で、高性能のエコー診断装置
での診察が可能になったそうだ。
触診では見つけられなかったがんが、機器が普及したことにより見つけられる環境になり
甲状腺がんの子供の増加につながったのだと言う。
よって事故直後から4年目までも、甲状腺がんを発症した子供はいたが、
発見する機器がなかっただけなのだ。
* 都合のいいデータ 2
事故が起きたことで甲状腺検査する子供が増え、そのことが発症率を上げているという
長崎大学副学長の山下俊一氏のスクリーニング説。
このことをかんがみても、100万分の1~2と、27万分の33との発症率の違いは
余りにも不自然で、科学的な根拠を欠いている。
* 不都合なデータ 1
甲状腺がんを発症させる放射性ヨウ素の半減期は8日と短い。
事故直後から自主的に、住民の放射性ヨウ素の被曝量を調査した人がいる。
弘前大の床次眞司(とこなみしんじ)教授だ。
この方に対して福島県は、不安をあおるという理由から調査の打ち切りを命じたそうである。
調査結果が無ければ、被曝した実態がうやむやに出来る。
* 不都合なデータ 2
子どもたちの甲状腺検査は、福島県立医大でしかさせないという不思議。
同じ条件での検査が必要なので、どんなに待たされようと、他の医療機関
での検査は認めないそうだ。
また甲状腺がんが見つかった子供の親御さんは、医師から次のよう口止めされたという。
この子の将来の就職ためにも、口外しない方がいいと。
昨日の放送を思い出しながら書いています。
細かい間違いがあるかもしれませんが、お許しください。
追記 1
3月11日の報道ステーションが、you tube で視聴できます。
削除されることもあるので、早めに観てください。
この録画を再度観て、若干訂正ならびに加筆しました。(削除されていました)
↓
https://www.youtube.com/watch?v=UF5oLDqjLfU
追記 2
圧力がかかることは予測していましたが、やはりyou tube は削除されていました。
著作権侵害が理由だそうです。
テレビ朝日が訴えたのならわかるのですが・・・?
山梨市が主催する上野千鶴子さんの講演会、「ひとりでも最期まで在宅で」が
中止されましたね。
164名の参加希望があったにも関わらず、ふさわしくないという10件の意見があったという
だけの理由で。
10件といっても、もしかしたら1人がしていることだって考えられます。
164名の意思はどうなるのでしょう。
上野さんが、「過剰な自主規制です」と批評したところ、望月市長は中止を撤回したそうです。
木を見て森を見ずではないけれど、言葉の上っ面だけで判断して欲しくないです。
きちんと内容を見てから判断して欲しいです。
以前、図書館に、上野さんの「発情装置」という本を借りに行きました。
リクエストするや、閉架から見てはいけないものでも取り出すようにして出してくれました。
内容がぎっしり詰まった素晴らしい本でした。
タイトルだけで判断しないでね。
追記3
事故当時18歳以下だった子どもへの甲状腺検査の結果が公表された。
約30万人が受診した結果、甲状腺がんやその疑いとされた104人のうち、
がんと確定したのは57人、良性が1人だった。
104人の事故当時の平均年齢は14・8歳で、男性36人、女性68人。
腫瘍の大きさは約5~41ミリで、平均14ミリ。
疑いを含めると10万人当たり30人以上の割合でがんが見つかった計算になる。
(2014年8月28日 記)