飲薬と飲酒の効果抜群で予定どおりの四時起床からスタートしたアクアスロン大会。二回にわたってレースリポートと雑感とで記していきたく思います。
まず、大会概要はこちらよりご参考ください。ポルトアリーナの中を泳いで走るわけです。で、六月なのになぜ朝八時より海で泳がせるような時間設定かというと、トライアスロンのジャパンカップの第三戦がこのアクアスロンのあとに開催されるからです。このジャパンカップ、F1グランプリみたいに各地転戦して総合ポイントにてチャンピョンを決定という仕組みのようです。要はアクアスロンというのはこのメインレースの前座みたいなもの、のようです。
和歌山の海南市にあるマリーナシティに受付10分前の六時二十分に到着しますが、参加者がすでに20人はいようかという状況に加えて、運営側もあらかた準備完了な状況でした。かつて私も大学時代オリエンテーリングで他大学のちいさな対抗戦の運営に携わってボロボロだったことを思い出し、周到さに軽く感動しました。当たり前といえばそうなんですけど。
受け付け終了後、トランジションエリアに荷物を設置したところで、ホノルルで知り合ったYさんを発見。談笑しているうちに、完全孤独ロードのつもりだった気持ちに若干のほぐれが起こります。
(そのスタート地点近影です。これは、ジャパンカップ女子のスタート前の写真です)
そうこうしているうちに開会式が始まり、スタート迄の時間が刻一刻と迫ってきます。スタート地点は、ヨットハーバーから入水したところからですが、スタート前にいったんどぼんと水のなかに入って温度確認と試泳になります。私もドボンしますが、、、
つめてぇーよー
そりゃそうでまだ朝八時前ですし冷たいに決まってます。どうせ体暖まってきますのでここはさしたる問題ではなく、むしろ、
水のなか緑色以外何にも見えませんがな
状態なのが大困りです。これでも舞洲やら幕張あたりよりかは十分ましなほうらしいですが、1m先すらまともに見えません。港湾のなかなのでいたし方ないとはいえ視界が悪いのは、ハワイのときのいきなり海スイムとは違う恐怖感です。
試泳で無駄にびくついた心理を癒す間もなくスタートとなります。まわりは、、、ウエットスーツ着用率85%くらい。ハワイでは10%ないくらいな印象だけに、ここはよほど危険なのかとますます心配になってきます。
そしてスタートの合図となるホーンが鳴って、いよいよレース開始です。
意外とスタート直後の、「俺様の泳ぐ場所に入ってくるなバトル」は淡泊で、ほとんど隣とはぶつからず非常に平和な立ち上がりです。まず沖のブイを目指します。波もあまりなく、人とバトルもないので、水を快適に掻いていくにつれ、体内の血流もよくなり、冷たかった水温も余裕のよしながさんになってきます。ブイでのターン(※1)もスムーズで時折のヘッドアップでも一応は真っすぐに泳げているので、いつのまにか心配感や恐怖心は遠い国に旅立たれた模様となりました。
左回りの円を描くようにしてハーバーまで戻って次は川のような小水径を進みます。幅がそう広くないので、壁にぶつかりそうなところですが、なんか貝が大量に付着しているらしく、とにかく避けて泳いでいく必要があります。
(橋の上から見た水径、というか下手したらどぶ川。橋の奥の水面に浮かぶのがコースを仕切るでかい浮きです)
この狭い水路にぱちゃぱちゃ人が泳ぐことで流れを作られていき、水流が出来上がっていきます。それにあわせてクロールしていけば、、、とここでズドンと落し穴です。どっぷりとはまってしまいます。さらっと水路を奥まで泳ぎきったのですが、行ききったところでUターンするコース設定のため、戻りルートがちょうど流れるプール逆走みたいなことになってしまいます。手をいくら回しても回しても進みません。流れに逆らう私のところだけへんな波が発生します。少しづつ疲れが見えてくるなかで、なんとか推進力を高めようと沈み防止くらいにしかやらなかったキックをばちゃばちゃと水面に叩きつけ打開を図りますが、この行為が次のランで大きく足をひっぱることになります。このあたりで妙に体力を使ってしまった印象です。
こうして人工波との不毛な戦いの末ハーバーに帰り着きましたが、ラップは自己計測で22'07とある程度予測に近いタイムでトランジションへ向かいます。
(※1)
泳いでいる最中いきなり足の着かないところで右に90度回転して方向転換してください、ということです。いきなりだと頭パニックになりそうですが、右回りのときは左手だけを平泳ぎのように横に掻けばさくっと曲がれます。
まず、大会概要はこちらよりご参考ください。ポルトアリーナの中を泳いで走るわけです。で、六月なのになぜ朝八時より海で泳がせるような時間設定かというと、トライアスロンのジャパンカップの第三戦がこのアクアスロンのあとに開催されるからです。このジャパンカップ、F1グランプリみたいに各地転戦して総合ポイントにてチャンピョンを決定という仕組みのようです。要はアクアスロンというのはこのメインレースの前座みたいなもの、のようです。
和歌山の海南市にあるマリーナシティに受付10分前の六時二十分に到着しますが、参加者がすでに20人はいようかという状況に加えて、運営側もあらかた準備完了な状況でした。かつて私も大学時代オリエンテーリングで他大学のちいさな対抗戦の運営に携わってボロボロだったことを思い出し、周到さに軽く感動しました。当たり前といえばそうなんですけど。
受け付け終了後、トランジションエリアに荷物を設置したところで、ホノルルで知り合ったYさんを発見。談笑しているうちに、完全孤独ロードのつもりだった気持ちに若干のほぐれが起こります。
(そのスタート地点近影です。これは、ジャパンカップ女子のスタート前の写真です)
そうこうしているうちに開会式が始まり、スタート迄の時間が刻一刻と迫ってきます。スタート地点は、ヨットハーバーから入水したところからですが、スタート前にいったんどぼんと水のなかに入って温度確認と試泳になります。私もドボンしますが、、、
つめてぇーよー
そりゃそうでまだ朝八時前ですし冷たいに決まってます。どうせ体暖まってきますのでここはさしたる問題ではなく、むしろ、
水のなか緑色以外何にも見えませんがな
状態なのが大困りです。これでも舞洲やら幕張あたりよりかは十分ましなほうらしいですが、1m先すらまともに見えません。港湾のなかなのでいたし方ないとはいえ視界が悪いのは、ハワイのときのいきなり海スイムとは違う恐怖感です。
試泳で無駄にびくついた心理を癒す間もなくスタートとなります。まわりは、、、ウエットスーツ着用率85%くらい。ハワイでは10%ないくらいな印象だけに、ここはよほど危険なのかとますます心配になってきます。
そしてスタートの合図となるホーンが鳴って、いよいよレース開始です。
意外とスタート直後の、「俺様の泳ぐ場所に入ってくるなバトル」は淡泊で、ほとんど隣とはぶつからず非常に平和な立ち上がりです。まず沖のブイを目指します。波もあまりなく、人とバトルもないので、水を快適に掻いていくにつれ、体内の血流もよくなり、冷たかった水温も余裕のよしながさんになってきます。ブイでのターン(※1)もスムーズで時折のヘッドアップでも一応は真っすぐに泳げているので、いつのまにか心配感や恐怖心は遠い国に旅立たれた模様となりました。
左回りの円を描くようにしてハーバーまで戻って次は川のような小水径を進みます。幅がそう広くないので、壁にぶつかりそうなところですが、なんか貝が大量に付着しているらしく、とにかく避けて泳いでいく必要があります。
(橋の上から見た水径、というか下手したらどぶ川。橋の奥の水面に浮かぶのがコースを仕切るでかい浮きです)
この狭い水路にぱちゃぱちゃ人が泳ぐことで流れを作られていき、水流が出来上がっていきます。それにあわせてクロールしていけば、、、とここでズドンと落し穴です。どっぷりとはまってしまいます。さらっと水路を奥まで泳ぎきったのですが、行ききったところでUターンするコース設定のため、戻りルートがちょうど流れるプール逆走みたいなことになってしまいます。手をいくら回しても回しても進みません。流れに逆らう私のところだけへんな波が発生します。少しづつ疲れが見えてくるなかで、なんとか推進力を高めようと沈み防止くらいにしかやらなかったキックをばちゃばちゃと水面に叩きつけ打開を図りますが、この行為が次のランで大きく足をひっぱることになります。このあたりで妙に体力を使ってしまった印象です。
こうして人工波との不毛な戦いの末ハーバーに帰り着きましたが、ラップは自己計測で22'07とある程度予測に近いタイムでトランジションへ向かいます。
(※1)
泳いでいる最中いきなり足の着かないところで右に90度回転して方向転換してください、ということです。いきなりだと頭パニックになりそうですが、右回りのときは左手だけを平泳ぎのように横に掻けばさくっと曲がれます。