怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

5years after - rest & restart-

2015-11-17 07:35:34 | Trainning
筆島前の海岸でのひととき。





寄せては帰る波と、蒼い海にひんやりとした風のマリアージュがほんと心地よい。たかが三時間かそこいらしか走っていないといえばそうなのですが、寂しいゾーンを抜けて安全地帯に到達したというところの安堵感はそれなりのもの。

この安堵感が満足感に代わってしまっては、まだあと20kmは十分残っている残り半分の走破は非常に厳しくなってくる。

にもかかわらず、北風のあまりの心地よさに陶酔してしまい、再出発まで20分ほどくつろいでしまった。

まずい。こういう時モチベーションというものは往々にして低きに流れてしまうものだ。何年に一度もないこのスペシャルな機会を、下流に流れていく河川の流れのようにしていいわけがない。





心を落ち着かせて再出発。





走り甲斐のある素敵な景色を越えると、少しづつですが人の生活の息吹を感じられるようになってきます。もう、突発的な何かが起こっても何も心配いらない。電波も入るし。





なにか懐かしい感じの校舎。keihさんは木造平屋だてのボロボロ小学校の出身なので、非常に親近感が沸くというか。卒業と同時に鉄筋コンクリート三階建てのおニューな校舎にいきやがってさ、、、。などというてしまいそうですが、世代的には木造校舎の方がおいしい感じはする。





そして、パチ屋さん。回転しているということはそれだけの需要がある、にしても満席になることはないんだろうな。まだまだ閑散度はとても大きい。





波浮港の見晴台に到着。ちょうどお店があるので、コーラの自販機で糖分補給。

うまい。乾いた体にしみわたっていく。天国だ。ほんと天気も良く気持ちいい。このままここに止まってたい。。。満足感というか恍惚に近い状態でうっとり陶酔して、、、ってだめだよだめ。体に異変があるわけではないし、正直疲弊しきっているわけではない。走らない理由なんか何もないのだ。それこそ何年も前から、keihさんのやってみたいことリストの結構上位をランキングし続けた事案なのに。

満足感が支配して始めている理由は、正直この先どこまでやれるかまったく自信がないこともある。ハワイでのリフレッシュ帰りとはいえ、それまでは連日9時25時で仕事してて警察署前のタクシーの運ちゃんに存在を覚えられるレベル感で仕事していると、休みに体を動かそうという気持ちすらなくなってくるのだ。だいたいおそとは根雪だし。いまはまだ大丈夫、だけど今日の夕方には横浜の自宅に帰還しなければならない。ここでの再出発は決して無理ではないけど、どこかこの先で無理をすることは今日の自分には無謀だという判断も冷静に実施しないといけないかもしれない。目の前にはバス停があり、ここでのリタイヤは、非常に現実的なアイディアでもある。体を再度作り上げて、さくっと走り続けるくらいのモノをもっての再チャレンジも悪くない話だ。だいたい、人生なんて多少満ち足りないほうが楽しいものなんだよ。

いや、そんなことをいっても、次は何年あとにあるかまったくわからない。ロリコン野郎の声を担当してた池田さんも言うてたじゃないですか。まだだ。まだ終わらんよ。って。



そう思って立ち上がった瞬間、元町港行きのバスがやってきた。

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5years after - east side-

2015-11-16 08:00:40 | Trainning




大島公園を出たあとは、しばらく斜度が高めの登りがスイッチバックのように続いていきます。つづらおりていうのか知らないけど、結構ハード。運よくというか、前日の風の強さはなく、また、天候も極めて良好という走るのには最高のコンディション。ここんとこ搭乗予定の飛行機の欠航率が極めて高く、日ごろの行いについてきわめて大きな危惧が生じていたところですが、なによりもこの天気ということはそれは杞憂とかいうやつでしょうか。よかったよかった。





ここは、あじさいレインボーラインとの分岐。右折すると三原山の登山ルートに。噴火しているわけでもないのでこっちにいても問題はないのですが、あくまでここは左折しての大島一周コースだ。





車とすれ違うことも極端に少なくなってきた。真冬ということも相まってか、荒涼感あふれるコース。





キョン捕獲のための網がめぐらされてるので狩猟者の方はお気を付けください、とか。キョンという動物ははじめて知りましたが、千葉なんかでは山の中にいる個体数の激増でたいへんになっているとか。キョン2だったらむしろ捕獲されたいなどと思った昭和生まれがここにおりますがな。そんなキョン2もいつのまにはフィフティーズ。時の流れは無常なり。





これは火砕流が流れた跡地なのでしょうか。いま何かが来ることはきっとないと思いますが、ろくすっぽ車も通らん状況で誰もいないのは少しだけ心細い。ってまあ、山の中走るのと一緒といえば一緒だし、この道をひたすらに進むなり最悪戻れば何とかなるので、あんまり気する必要はないのかもしれませんが。怪我さえなければいいってことだ。まあ、携帯ずっと圏外なんですけどね。当然のことですが、機内モードで電池の減りを気にする感じなのですが、行き倒れになったら助けも呼べない。





大島公園から海岸線沿いに進んだところにある?キャンプ場への分岐。これまでの道はだらだらと標高をあげてきたものですが、ここのルートを選んでいると海岸から一気登りなのか。どっちがいいとは一概には言えないのですが、まあ初めての道なので道なりのルートでよかったのかな、と思うようにすることで。

しかし、単調な道だ。向かって右側に時折岩肌が見えることと、向かって左側にたまに海が見えるのみ。予測はできていたものの、ほんとにただの山道だ。トラックですらあんまり走ってないのは安全でもあり空気的にもまあいい感じ。ほんと単調だけど。





一時間半たってようやく、景色が変わってきた。というか、ビバ人里!という感じ。なんか下り坂が多くなってきて、海が近くなってくるスメル。





海面近くまで降り切ってしまうと、そこは筆島が見える景勝スポット。





溶岩突起がなんか残っているここでいかばかりかの心の洗濯を図りに行きます。


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