スイムパート
スイムは一辺が250m - 300m - 200m のブイで囲まれた逆三角形コースを二周する1500m。一周目と二周目の間に一旦陸地に上がるようなので、そこで呼吸を整えたり、ゴーグルのくもりを取れたりができる何気にナイスな設定。
前日の試泳の際に、足がつく目安のブイを確認していたため、ある程度は浅瀬を走っていくスタート。しかし、水に入るなりバトル、、、はそんなに厳しいものではありませんでしたが、塩水飲んでしまいましたよ。。。スタート時リラックスしていたというかリラックスしすぎていたことで、瞬時のレースモード突入ができずそドギマギとしてしまいかるいパニック状態。こんなんじゃだめなのになぁ。
最初の250mで結構やる気が萎えてしまってフォームも崩れ気味だったし、次の300mでは妙に前を気にしすぎてヘッドアップを10かきに一回くらいのペースで行なってしまい、挙句の果てに最後の200mでは思いっきりあさっての方向へ泳ぎだすしで散々。こんなんでいいのかと陸に上がって
時計を見ると12'50くらいと、タイムとしては悪くなく、あんなひどい泳ぎでもこれってことはやっぱウェット効果かな、すげぇ、と考えながら30秒ほどかけて陸地から再度海へと飛び込み。
二周目は、、、バイクとランのこともあるので、極力バタ足を使わずに腕の力で前に進むよう心がけ。やはりいつもそうですが、後半は腕の上がりが鈍りだしてしまいます。これくらいももたない腕のスタミナが、、、まだまだかなやっぱ。約30秒のブレークが入ってこれなんで、9/3に泉南で再度3200mのオープンウォーターに参加する上では、ペース配分とか考え直さないといけないなとか泳ぎながら考えてしまいます。
陸上に上がった時点でラップを押すと27'56(HR/AVR161)。結構後半落ちたなと軽く悔やみつつトランジットへ走ります。
トランジットパート そのいち 【スイム→バイク】
砂浜から、バイクラックのあるトランジションエリアまで裸足でコンクリートの上を走る走る。通常の大会とかなら絨毯とか引いてあったりしますが、まだ六時半とかで地面熱くないんでこれでもいいのかな。しかし、長いよこの距離。ウェットスーツを脱ぎながら300mくらいてくてく走ったかも。給水で水をもらい口内をゆすぎますが、まだまだ塩分残留。やれやれ。微妙に塩辛いよ日本海。
バイクラックにたどり着き、ウェットをかけて、足を拭いて靴下はいて、、といういつもの流れ。今回はトランジションのイメージトレーニングすらやらずにレースを迎えてしまいましたが、落ち着いて順番追って忘れものごとなしに完了。とうとうこのトライアスロンって競技に慣れてきたのかなと内心嬉しくなりました。
バイクに乗って走り出すまで3'41というスコア。
バイクパート
七尾湾を時計回りにぐるっと一周するコース。事前資料では前半がかなりフラットで後半がいくらか山間を走るコースとかで、
あの日和佐並みの勾配が、、、ともびびらせ攻撃を前日に受けたりしまってました。海岸線をひた走るコースですが、風が追い風で平気で40km/hとかの時計が出る滑り出しに心躍らせながらペダルを回していきます。
軽いアップダウンが続くところでは、とにかく下りでギアを重くしてスピードをつけ、その後やってくる傾斜変換で楽をしようという
5月に実家で山を走った経験を常に意識をして、とにかく楽にペダルを回せるところで精一杯やるぜ、みたいなライディング。やっぱでぶは重力加速度が増すって昔学校で習ったでしょ。
いつものように一台また一台と抜かれてしまいますが、平地が長い分まだ圧倒的な力の差を見せ付けられながらのオーバーテイクンではないので心の傷は浅めで奮闘し、くるくるとまわしていきます。10kmを越えたあたりでしょうか。7-8台のバイク集団がごそっと追い抜きをかけてきました。
パック作っておもいっきし反則じゃんなどと思いつつ、パックの効果がいかほどのものかと少しだけついていくダークなわたし。
めちゃくちゃ楽だよ、パック。そりゃだめだわさ。まさに反則。
やっぱドラフティングと思われない程度前目に目標置いて、ジリジリではありますが離されながらもついていくくらいにしとこう、うん。
この調子で早朝の爽やかな日差しを受けながらのバイクということでで、
20km通過が37'20(HR/AVR159)と絶好のタイム。平地多いとこれくらい出せるんだよおれも、と嬉しくなってペダルを回しますが、、、ここからの後半が上り下りが増えてくる箇所。
登りが、、、長い登りがやってきました。立ち漕ぎ腹筋背筋漕ぎと工夫してがんばってみますが、やはりバイクの重さを克服する脚力はまだまだない、のも現実でして、いっこ坂を越えたらまた坂、という連発に思わず胃の中のものが少量戻ってきてしまうハプニングも。しかしながら、大腿筋に大きく負担になる「立ち漕ぎで踏むように漕ぐ」ことだけは避けて少しづつ少しづつ登り続けます。登りがえぐ目だとその分くだりもまた、、、ということで、
瞬間ではありますが66.5km/hまで出てしまってましたよ。チャリで。確実に自転車とは異次元の乗り物になっていた気がしました。
そういう
超常経験をしながらも楽しさと苦しさが二世代同居したバイクタイムも終了。
20-30km地点のラップで22'37(HR/AVR162)、30-40kmで26'04(HR/AVR162)と前半の貯金を簡単に使い切ってしまってました。ちゃんちゃん。
40kmトータルで86'01というなんとも微妙なリザルト。やっぱり80分切れないですねちきしょう。
バイク終了時点で1:57'40。
よほど体調崩さない限り目標の三時間切りは濃厚な状況に、軽くあんしんします。
トランジットパート そのに 【バイク→ラン】
バイクを置いて、靴を履き替えヘルメットをサンバイザーに変えてアミノバイタルゼリー飲んで、、、それだけ。いちおうトイレにも寄って。しかしトランジションエリアに仮設トイレがある大会って今回初めてですが、レース中その辺で小用を足す選手が多いとかならこれやればいいのにとありがたみを実感。ここは、
トイレ込みで1'59で脱出。
ラン編
海岸に背を向けて、裏山みたいなほうへとひた走る展開。予想していたとはいえ、とにかく登る登る登る。足が、、、重いね。ただでさえでぶは重力に逆らうのがしんどいのに、バイクの疲労や暑さもあいまって脚が進みません。下りではたまに人を追い抜かせるんですが、登りではもう歩きまくり。平たいところに行ってもスピードが上がりませぬ。意志が弱いなぁと自分を嫌になりながら、炎天下の中ひたすら走ります。エイドでは水を多量に取るよう心がけますが、その分お腹たぷんたぷんで苦しいよもう。
5km地点でのラップが28'57(HR/AVR169)。キロ6分近くとヘロヘロ具合に自分でもすこし落胆。
6kmエイドでスイカとか出てましたが、じつはスイカあんまり好きでないのでスルー。糖分補給という意味では取っておくべきだったのかな。このあたりは平坦なんでまだスピードは出てましたがそれでも、バイク後なんで全くスピード感を感じられずな展開ですこしばかりイライラがつのります。この6kmエイド以降は引き返しルートになるので、一緒に参加した皆様とのすれ違いを順に経験します。すれ違うたびに励まし励まされ、集団参加のよさを実感しながらのラン、となります。
そして、5km以降は1キロごとに標識が出るこれまた親切極まりないサービス。一区切りごとに目標タイムと逆算しながら進んでいきます。そして最後の下りを駆けおり、メイン会場をぐるりと回ってゴールイン!
ラン後半28'31(HR/AVR171)、ラントータルが57'48でした。
結果、
トータルが2:57'08というタイム。今レース目標の三時間切りはなんとか達成。とりあえずはほっとすることができましたよ。
(この後お帰り編に、すこし日を置いてレース総括編と続きます)