スタートの時間が近づき、当然のことながらスタート地点付近はランナーだらけ。さすが1100人の参加者ですね。ただなんとなく、ではありますがハーフマラソンあたりと違い、周囲の皆さんの会話率が高くて緊張感が希薄というか、まあそのへんは10kmのレースだししょうがないのかな。加えてもうスタートしようかっていう間際に、35歳までの人が前に行ってくれってアナウンス流れたりで、いいかげんとはいわないまでも、いい意味で大らか、なのかな。コース自体はそんなことなく
ひらがなでかるがもなんてやさしげなレース名と裏腹にハードそのものですが。
で、気づいたらスタートの号砲がパーンと鳴り響いてて競技開始。心拍計の調整とかやっててそろそろかな時間かなとの気持ちもありましたが、せめてあと一分で開始とかアナウンスは欲しかったかな。ぼおっとしてて聞いてなかっただけかもしれませんが。
スタートから二周半競技場トラックをくるくる回ってから、起伏たっぷりの三ツ沢競技場あたりをを四周回という去年と同じコース取り。
詳しくは去年のレースレポなんかをご参考にってどんだけやっつけなんだよ。まったく。
ペース配分とか特に考えてないというか、これまでのレース経験から登りでのスピードダウンを下りで補えってところくらい。5kmまでで心拍数平均値で170とか175とかそういうのはありますが、これもハーフマラソンでの経験則なんであんまり役に立たないのかな。そんなことよりもブランクが大きいってので、その経験則に従うだけでオーバーペースになりかねないし。
競技場の周回は、去年と同じく人が多いってので走りにくさはあるものの、二周終えて三周回目に入るときにはばらけてきて走りにくいってのは意外になくなってきます。ルート上道が狭くなる箇所がでてきますが、この周回のこともあってかそんなに混雑は感じなくなります。
この走行距離でほんとに二周半でよかったのかな、とすこし心配になりつつもラップを押すと、
トラック二周半 4'45 159
去年と違って、ゴールになるところでラップ押しているんですがこの辺で900-1000m通過あたりなのかな。いきなりレースモードでけっこう抜いていけていますが、なにぶんまっ平らなトラック。起伏多いこのコースはこんなもんじゃない。それだけは忘れないようにしないと。
トラックを出ると、ニッパツ競技場を右目に見て下りから登り。ここは比較的なだらかではありますが、いやなだらかだったはずなのに、、、だめだ。もう足が止まった、ってわけじゃあありませんが経験則にとらわれてたらパンクしちまうかもという恐れも。第三京浜入口への下りは加速して行ってそのまま病院へ向かっての登坂開始。あの二段ロケットのごとくな強烈な登り。ほんとならば少しペース落としてでも様子見でないとってところなのに、勢いはそのまま。
早速心拍数183到達。運動開始10分いくかいかないあたりで。
もとからペースは早いかなってのはありましたが、確実にオーバーペースだ。そもそもはそんなのを判定するための心拍計なのに。なにやってんだかという気持ちもありましたが、かるくスイッチオンしまして。
レースだからこそ、そういうくだらん殻をアドレナリンで破るんだろうばかやろう。
冷静に考えれば、行き着く先なんて簡単にわかりそうなもんですが、何せノープラン。しかも登りきったらあとは下り坂。重力に任せて疾走のみとペースよく競技場に入って一周め終わり。
一周目 10'21 HR/AVR180
このペースが続くわきゃないんですが、あと三周11分平均できても去年並みのフィニッシュタイムが期待できるわけで。
少し計算というか期待ができる流れになるのかな、とほくそ笑んでニッパツ脇の登りにさしかかって、。
まだ大丈夫。いける。
一周めよりも正直きついながらも、気持ちで坂を登れるレベルの傾斜、、、と無酸素ペースで駆け上がってしまいますが、これは次の下りで息を整えて、。
甘かった。
二度めの二段ロケット坂で、心拍数187。
肺の酸素が欠乏かって苦しさ。真綿を絞めるように心拍数じんわり上がってもせいぜい180くらいだろうかな。一時間以上かけて。それも去年の頑強な年間12レース出場レベルの。いくら気力でもっていこうにも限度ってもんもあるよ。ほんと。
下りでもポラール見るとキロ5分がやっと。ああ、ちょっと苦しくなってきたところで二周目終了
二周目 10'55 HR/AVR183
ここまでのラップで26分ちょっと。これならあと二周で12分平均でも50分は切れそう。大過なければとりあえずはそこそこの結果にはなりそう、という感触。ついさっきアドレナリンがどうとかいってましたが、ちょっと苦しさも半端ないだけにそんなんしったことかなレベルに成り下がってしまう自分が嫌になるところ。
登りでも力入らず抜かれまくり、傾斜変換で下りに差し掛かってもあまりスピードアップはかれないというジレンマ。気力は萎えてないけど、これじゃあ惰性だ。坂で歩かないことだけでも自尊心は保てそうですが、そうはいってもつらい。10kmって長いなほんとに。
(注.完全にペース配分ミスなだけです)
三周目 11'22 HR/AVR180
このあたりからスピードの違う方々に抜かれることも、また周回遅れを追い抜くことも増えてきてってのでほんとに集団ばらけてんだなと実感。あの道幅の狭さでこれはさすがなのかも。最終周回ってのですこしリラックスというか力が抜けてき始めているのかな。いずれにしても、春の日差しのもとで気持ちよく走れているのは事実でして、確かにきついレースではありますがやっぱいいなぁと思って坂をひいこら。終わりに差し掛かると物足りなさもあるんですが、やっぱハードだよ。
最後の陸上競技場に戻ってきて、、、残り半周のところで去年のタイムとおんなじくらい。自分に負けるのはちょっとという意識もありますが、理由があるだけにしかたない。うん。
四周目 11'17 HR/AVR180
合計タイムは、。
Total 48'43 HR/AVR179 773kcal
去年からジャスト1分おくれ。足りない点や反省点はあるものの、現状からしたら十分に及第点でしょう。それもそうですが、とりあえず無事に回れてよかったのひとこと、でした。
このまま総括編につづきます。