
大島公園を出たあとは、しばらく斜度が高めの登りがスイッチバックのように続いていきます。つづらおりていうのか知らないけど、結構ハード。運よくというか、前日の風の強さはなく、また、天候も極めて良好という走るのには最高のコンディション。ここんとこ搭乗予定の飛行機の欠航率が極めて高く、日ごろの行いについてきわめて大きな危惧が生じていたところですが、なによりもこの天気ということはそれは杞憂とかいうやつでしょうか。よかったよかった。

ここは、あじさいレインボーラインとの分岐。右折すると三原山の登山ルートに。噴火しているわけでもないのでこっちにいても問題はないのですが、あくまでここは左折しての大島一周コースだ。

車とすれ違うことも極端に少なくなってきた。真冬ということも相まってか、荒涼感あふれるコース。

キョン捕獲のための網がめぐらされてるので狩猟者の方はお気を付けください、とか。キョンという動物ははじめて知りましたが、千葉なんかでは山の中にいる個体数の激増でたいへんになっているとか。キョン2だったらむしろ捕獲されたいなどと思った昭和生まれがここにおりますがな。そんなキョン2もいつのまにはフィフティーズ。時の流れは無常なり。

これは火砕流が流れた跡地なのでしょうか。いま何かが来ることはきっとないと思いますが、ろくすっぽ車も通らん状況で誰もいないのは少しだけ心細い。ってまあ、山の中走るのと一緒といえば一緒だし、この道をひたすらに進むなり最悪戻れば何とかなるので、あんまり気する必要はないのかもしれませんが。怪我さえなければいいってことだ。まあ、携帯ずっと圏外なんですけどね。当然のことですが、機内モードで電池の減りを気にする感じなのですが、行き倒れになったら助けも呼べない。

大島公園から海岸線沿いに進んだところにある?キャンプ場への分岐。これまでの道はだらだらと標高をあげてきたものですが、ここのルートを選んでいると海岸から一気登りなのか。どっちがいいとは一概には言えないのですが、まあ初めての道なので道なりのルートでよかったのかな、と思うようにすることで。
しかし、単調な道だ。向かって右側に時折岩肌が見えることと、向かって左側にたまに海が見えるのみ。予測はできていたものの、ほんとにただの山道だ。トラックですらあんまり走ってないのは安全でもあり空気的にもまあいい感じ。ほんと単調だけど。

一時間半たってようやく、景色が変わってきた。というか、ビバ人里!という感じ。なんか下り坂が多くなってきて、海が近くなってくるスメル。

海面近くまで降り切ってしまうと、そこは筆島が見える景勝スポット。

溶岩突起がなんか残っているここでいかばかりかの心の洗濯を図りに行きます。