怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

2016 第二回石垣島ウルトラマラソン 37kmあたりで編

2016-06-15 20:33:04 | Un dou kai

灯台をすぎて30kmを通過。





右には海が見えず、予想とは違う山道でけっこうなアップダウン。周りのランナーはほとんどおらず、一人追い抜いたあとに、またちがった人に追い抜かれたり。ただなんでしょう、登りは歩き、それ以外はそれなりに走るっていうのがけっこういい感じに進めてきている気がした。正直半端なく暑くなっているものの、なんかいけてる。ゾーンに入ったというかすごく乗ってきた。

この区間のエイドでは、ブルーハーツの人にやさしくがガンガン流れてきてて、通過に際しお子さんが大きな木の枝を振り上げてうれしい歓迎。こんなに暑いのにうれしくなってきた。写真には取りませんでしたが、レースが終わっても何回も脳裏に浮かんで懐かしくなることしばし。例によってコーラをもらっての一服。ウルトラのお作法はわかりませんが、まだ休む瞬間ではないことと、脚が固くなったかつての記憶をもとに、この距離では補給を終えたらとっとと進むべきという判断。先は長いということをもとにもう少し休むこともあるのかもしれませんが、そこはちょっとわからない。甲本ヒロトの「ガンバレー」が響く中、さっき追い抜いた方をおいて出発。





右手に海が見えてきた。少し心が安らぐ瞬間

朝方の曇天はどこかに行ってしまい、空が青くなっていくのにあわせて海もまた青さが一段と増してる印象。





35kmだ。この5kmはエイドが入っているのに46分。このときはあまり考えなかったのですが、やはり少し頑張ってしまっていたことが伺える。時間は12時を回ろうとしており、スタートからは5時間の経過。ほんとに暑い。いや、暑いのは暑いのですがかなり麻痺してしまっているはそうなのですが、、、。

少し頭が痛い、いや頭だけ熱くなってきたその副作用かもしれない。

それと、寒気がし始めた

暑いのはしょうがないし、体の渇きもまあまだしょうがない。尿意も出る量もかつてほんとに熱中症でやられた2006年伊良湖でのトライアスロンに比べると、常識的な範疇のものだ。なので、そこまで熱中症の症状がひどいわけではなく、まだまだやれる気がする。しかし、寒気だ。こんなに暑いのに寒気がするのは正直おかしい。いまだもって、この暑さで寒気がすることはなんかやばいんじゃないのか。

体が動かないわけではないのですが、頭の熱さと体の寒気は直感的にやばいと認識。もう少し行けば崎枝公民館のエイドがある。水はまだあるので大丈夫、、、というか、渇水を恐れるあまり水分は過剰にとったものの、それに相当する塩分を取れてたかというと、、、たぶんとれていない。それなりに梅の類は持ってて飲み食いをしていたものの、よくよく考えると4-5リットル?の水分摂取に伴う量は確実に足りてない。


ここから、崎枝公民館までたどり着くことはそんなに造作はない。ここでならある程度休憩は取れる。が、これ以降が問題だ。脚運びはまだ何とかなるかもしれないものの、これから14時にかけて一日でマックスの殺人光線が降り注ぐのだ。多少の休憩の後で果たして5km先にあるであろう次のエイドまで向かうことができるのか。ここの5kmでのエイドがいけたとしても、まだ20km相当残っていること、明日の仕事はわざわざ出張してきている人もいる中こんなことでなにがなんでもに穴をあけられない。

それよりも、休憩を取ったところで、どうにも未体験なレベルな熱中症が和らぐかというと、まったく自信はない。制限時間まで十分時間があるといっても、、、


正直、余力はある状況ではありましたが、大事を取って37km地点の崎枝公民館でのリタイアを決断。


とぼとぼと歩を進め、エイド到着と同時に、リタイアを申告。この時点で石垣島ウルトラマラソンは終了、とあいなりました。



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2016 第二回石垣島ウルトラマラソン 30kmあたりまで編

2016-06-15 00:12:48 | Un dou kai

20kmを通過。

左側に海をみながらただただ北上。いい加減陽射しも強くなってきた気がするが、まだまだ、暑さ自体にやられている感はない。一方で、スピードは出ている感触もないため、惰性といえば惰性かもしれない。

100kmならいざ知らず、60kmでこれでいいのか、あるいは、、、と逡巡しながらも、ヤマはまだまだ先なことは間違いない。

屋良部岳の半島へ左折したところで、先頭ランナーが突っ走ってきた。地点でいうと、40km手前とかその辺っぽいかわかりませんが、まあ自分のハーフマラソンのペースよりも早い感じだ。補給用具をもっている気配もなく、ただただすごいなーと感心。





このあとは屋良部岳をぐるっと回る形になるのですが、その直前の崎枝公民館で大きなエイド。大好物の「もずくの天ぷら」があったため歓喜のカーニバル。しかもそんなに粉が厚くないので、かなりの美味。あとは、小さいおにぎりがあったので、練り梅チューブをドバっとかけての摂取。

ホースで水をかけてもらうのですが、悲しいかな地面の芝生がぐじゅぐじゅになってしまっており、靴がいささか浸水してしまうアクシデントも。マメが一番できやすいあれなのでちょっと心に引っ掛かるのですが、もう今更なにかをやりようがない。早く乾くことを祈るのみ、という状況。

水分を十分にとってからの出発。





島をぐるりと反時計回りになるため、右手に常に海が見える感じ。





ひと気が全くないところで、25kmを通過。この5kmは47分という経過はエイドでくつろいだことを考えれば仕方ない。周りに人もいなくなってきており、結構孤独との戦いが求められるようになってきた。もちろん、登りは歩いて下りは負担の内容に下って可能な限り日陰を通るという基本線は変わらずにという運用。

分岐から御神崎灯台への道を誘導されますが、とにかく登りがしんどい。なんでこんなコース設定をさせるかと毒づきたくなるようなアップ。





そして見えてきた御神崎灯台。なんか階段があって、そこの手前まででOKらしいけど、なんだったら登って景色楽しんだらいいのにという運営の皆様からの暖かいサービスもある模様。まあ、登らないと損なので、登ってふりかえると





この絶景。

疲れが取れることはありませんが、ほんといい景色。ひとつ深呼吸をして彼方のゴールはあの変かな、と思いはせながらマラソンコースへと戻っていきます。





海を右手に見るはずが、引き続きずっと山道。25-30kmは60分を要していますが、これは灯台で遊んだ分が大きいため致し方なしでしょうか。

レースも折返しの30kmを過ぎ、11時と太陽の暴れ方も半端なくなってきました。ここからが本番、踏ん張りどころといっていいでしょうか。


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