10年来興味本位で潜在意識下でずっと想い続けてきた、犬肉。こないだの粉雪舞うくそさむい金曜日に食べてきてしまいました。
まず、動物愛護関係で本件に難癖つけたい方は、下記リンクをご覧の上にてどうぞです。要は、文化風習として犬食っている地域は世界各地に存在しており、我々の祖先もその文化を持ってた可能性が非常に濃厚、ということらしいです。
wikipedia 「犬肉文化」
いや、べつにチワワとかの解体現場を激写しているわけではないんですけどね。写っているのはただの調理済みの肉塊ですから。たいしたことないはずです、ええ。ワタシからしたらよっぽどイナゴの佃煮とかのほうがグロ画像ですぞ。
などと、仰々しく書き出してしまい恐縮ですが、なんつってもツアー参加者が二名という最小所帯で食う量限られている上に、実は行ったら行ったで別の食いもんに狂喜乱舞してしまい少ししか犬食ってません。しかも、翌日から東京に飛んでしまいここでもけっこうな食体験をしてしまっていて今ひとつ記憶の糸が切れかかっています。まあ頑張ります。
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企画してから半年近く実行に時間がかかるとは全く持って不毛な企画だなと自問して向かえた運命の日です。むやみに仕事が忙しくしかも週明け不在の引継ぎなんかやってると時計は7時を回ってしまいます。今日だけは早く帰ろうと思っていたのに。多分あいてるのは間違いないところでしょうけど、念のため予約の電話でもと思いコールしますが、、、、でた店員らしき人がものの見事に日本語が通じずこちら側があたふた。もうぶち切りして即タクシーで道頓堀へ。どうにでもなれ。で、降車後いわゆるミナミを突っ切るには度胸レスなもんで、一本南のカニ道楽とか食い倒れ人形がいる道路を一路堺筋へと向かいます。うどんの名店「つるとんたん」を越えてさらに4分ほど。

到着しましたよ「故郷羊肉串店」。ここだ。ここですよ。犬肉が食べられる店は、、、、。店に至る階段は日中韓の三ヶ国語。ホワンインとかいうんでしたっけ。しょっぱなから緊張してしまう原色系の店ですが、そんなことをひるんでしまうわけにはいきません。

で、店に突入すると、、、けっこうな混雑で、唯一の空きテーブルに通されますが、なんと他のテーブルに出すはずの羊のバーベキューを焼いてるところ。なんでおれたちが食うものでもないのにといいたくなるのを、カウンター席でなかったというメリットからするとまあいいかと焼いている様子を見学。しかしながら、どうしても食べたくなって4本くれとか言うと、、、あっさりくれました。他のテーブル分がどうなったのかは知りません。

肉は、炭火遠赤外線で焼かれたものにクミンシードをぶっかけ、「とうがらし塩」なるものにつけて食べることになります。この塩、色の割りにぜんぜん辛くないもので、いってみたらターメリックとかウコンとかいったカレー向けの調味料と唐辛子と塩を混ぜたような感じのもの。
いやね、ワタシ北海道で一泊二日で二回羊食うような人間ですよ。ラム?いやマトンですよマトン。これこそが肉の味とばかりに食いまくります。感涙しかねないほどのうまさ。犬?どうでもいいっすとばかりに脳内は羊一色。ご一緒の方も目を丸くしてキョトン状態。
この時点で、残念ながら今回は方向転換してしまいます。羊食ったれ、と。おれは犬食いに来たんじゃないのか、とかるく自問。弱すぎだよおっさん。
一応補足しておきますと、この店は延辺料理のお店とかで、地域で言うと中国と北朝鮮の国境地域の料理なんだとか。だから入口に中韓両国言語標記がされてたんですね。犬犬と調べてやってきたのはいいものの、特有のメイン料理は羊だったというくそつまらんオチになりつつあります。しかしながら、頼まなければなりません犬を。もうここまで来て食わないなんてことになったら、理由が何であれこの10年来の想いがパーになってしまいますので、頼んでしまいましたよ犬肉雑炊@1500円。なんだかんだいって、すごく緊張しますよやっぱ。

何がなんだかで、水餃子とかニンニクの芽炒めとか頼んでしまいます。。。。二人で何故来てしまったのかと劇的に後悔。そんじょそこいらの小奇麗な中華屋なぞ目じゃないくらいうまい。なんだこのモッチー水餃子は。なんだこの食べごたえがあるニンニクは。うーん、もっと色んなもん頼みたいぞよ。

そのあいだ、よくわからない部位のニクが運ばれてきて目の前で焼かれたりします。なんなんだこの白いのとヒアリングする前に撤去されてしまいました。よくわからんぞこの店。くやしくなったので、さらに羊のヒレ肉とスジ肉を注文。なんということだ。太い、ふといっすよヒレ肉。お店の方が念入りに裏表返して焼いていきます。そして、口の中に投入していきます。。。。
なんたること。なんという肉汁。なんかね、羊はくさいのなんのっていいますけど、これこそが肉。これこそがシルクロードを渡ってきたあwせdrf以下略。いいじゃんうまいんだから。

このあいだ店内を見回すと、あんな感じでもうルビなしのチャイニーズ。なにが出てくるのか確実にわかるのがホイコーローくらい。。。それでも、予想以上のうまさなんだろうな。返す返すももう少し多人数でってのは何度も思ってしまいました。

そして、やってきてしまいました。いぬ。ドッグイーターの称号がほしいがためじゃないかといわれるとあえて否定はしませんけど。

こんな感じですくってみてしまいます。見た目は完全に牛と遜色ありませんよ。
そして、口へ運びます。
一言で言うと拍子抜けというか、、、、。たしかに、たしかに牛とも豚さんともコケコッコともあるいはメリーさんとも違う匂い。でも、「これがワン公の肉だぜ!!!!」っていうくせというかそういったものの強さはあんまないんですよね。それが犬肉だ、っていわれるとそうなのかもしれませんが。

えーと、500万画素のデジカメを駆使して撮った超アップ画像です。なんつーか右下の白いのがモツでして、、、あの、ごった煮と評すればいいんでしょうか。あと、かなりの量のパクチーがはいってまして、もしかしたらけっこうなスメルがあるのを香草でごまかされてたのかもしれませんけど。。。。
しかしながら、口にいぬにく運んでてやっぱり、なんか悪いことしてるなみたいに脳が感じるんでしょうね。なんつーかいわゆる「メシが喉を通りにくい」ってやつでしょうか。胃袋からわんわんって聞こえてきてしまいそうな、そんな感じ。そういや台湾でカエルの肉食ったときも似たような感情になったっけな。
まとめさせていただくと、意外にまともな肉だったという至極くそつまらん結論になってしまいそうなのがワタシ的に悔しい限りでして、、、。いや、まだ続きがあるんですよ、絶対終わらせませんよこれ見てくださいよこれ。

まあここまで読まれてどう感じられたかは推し量れませんが、「To be continued」とは言わせていただきたいなと思っております。まあ、犬肉に限らず必ずこの場所で食肉同好会の会合を開かねばということで、3月までにはもういっかい行ってスペシャライズなドッグイーターになるべくがんばりますぜ。
このあと、久々にお唄をうたいに行ってまいりました。

韓国系の店だけにおあとがよろしいようで、、。
(社交辞令返し)
えらい夜中&飲み会終わりにワンちゃんのお肉見たんで
しかもオジャパメン歌ってるし
ちなみにオジャパメン、ご指摘通りダウンタウンのごっつええ感じのオープニングにて出演者の方々が歌ってました。もう10年も前の話なんですけど。
次回は私も連れて行ってください(倣い社交辞令)
へ~狗肉の盛り合わせなる物もあるのかぁー。
keihちゃんが食した、その肉…さっきまでワンワン表で吠えてたワンじゃなかった?w
いちおう、ちゃんと市場取引されてる食用のわんちゃん肉のようです。
すごく犬期待されてたのを感じ取ってましたが、さすがな食いつきありがとうございました。次の大阪オフはぜひイヌオフでおねがいしますよ、ねえさん。
出来れば又飲みに行こう♪
今度は赤提灯で一杯なんてどうだい?
個人的にはイヌかコナかあるいは肉とかなら楽しそうかな、、、。