6月に入って 各地で漁が解禁された
鮎の稚魚の話、
では、
もちろん、ない(笑)。
小学生の時に 周りじゅうみんな
ピンクレディーに夢中だった、という人は
結構多いと思う。
私が小学生のときは
グループ・サウンズが真っ盛りで、
そして、下火になっていった。
ジャニーズ事務所には
フォー・リーブスというアイドルがいた。
ウチの娘の時には
モーニング娘。だった。
そして
あの カリスマとまで呼ばれる、
浜崎あゆみという歌手が出た。
娘は、歌っている歌の歌詞がいいんだ、という。
顔は私もかわいいと思う。
声が、可愛すぎて、どうも私は受け付けないが
娘はあゆ♡の歌が大好き。
浜崎あゆみが 「カリスマ」と呼ばれたのは、
ファッションまで全て、若い女性の憧れの対象になり、
みんなが真似たから。
娘も どうやら 真似したかったらしい。
それまでも
電車の中でメイクを始めたり
眉を細くしてみたり
「友達に開けてもらった。」
と ピアスの穴を開けてみたりしていた。
高校を卒業し、イチオウ大学生になり、
車の免許を取得し、アルバイトを始めた。
そしたら、お金の使い方が、荒いこと、荒いこと。
安っぽい服を次々買ってくる。
豊満なボディーの女性だったら色っぽくてクラクラするような、
キャミソールばっかり買ってくる。
(そうね、ママには そんなの買ってもらえないわよね。)
それが 若い女性の着るべき装い、と思っているらしい。
そして、
メイクも濃くなった。
浜崎あゆみ*メイクだ。
目の周りが、真っ黒になる。
でも それで けっこう 目が大きく見える。
ママに似てしまった目だものね。
「知ってる?
欧米人って、
無人島にひとつだけメイク道具を
持って行くとしたら、
マスカラなんだってよ。」
ああ。
そうね。
髪の色が薄い人たちはね。
納得するわ。
マスカラ(や、付けまつげ)をつけないと、
目の周りの印象が ぼんやりするものね。
でも、貴女は、まつげ、黒いよ。
貴女の愛するアヴリル・ラヴィーンも
かわいい顔をしていて、
で、目の周りが真っ黒だね。
そして、声は 浜崎あゆみの声に近いイメージだね。
あんな顔に生まれたら
それはそれで 苦労が絶えないかもよ?
初めて生まれた孫が 待望の女の子、
つまり ウチの娘であったので
娘は義母に溺愛されてきた。
その後 王女様の座というか アイドルの座は
義弟の下の女の子に移ってしまったが
メタメタに可愛がられた記憶は
薄れるほど昔ではない。
娘は 義母に対面して
目の周りを黒くした。
「あんた、マスカラ付けてきたの?
バカだね~。」
ベショベショになって泣いてる娘は
それでも懲りなかった。
どうやら 目の周り真っ黒、でなければ
お化粧をしたとは 言えないものだと思っているらしい。
若いネーチャンの考えてることは、
わっかんねえ。
ナビつきのレンタカーを待ちながら
亭主の実家に行く準備をしていた時のこと。
「あのね。
お葬式とか、こういう時って、
誰もがみんな 普通の精神状態じゃないからね。
いろんな人がいろんなことを 言ったり やったりして
その度に 殺したいほど憎らしくなったりするけどね。
それは こちらも普通じゃないからだから、
殺しちゃダメだよ(笑)。」
と、私。
「あたし、その医者、
マジで、ぶっ殺してやりたいんだけど。」
「・・・・・・。
だから、ね。
あんたも、誰かにぶっ殺したいと思われたくなかったら、
その爪、落としておいで。」
「・・・・・・」
浜崎あゆみばりの ゴージャスな爪をしていた娘は、
驚いたように黙ったかと思うと
スタスタと二階へ行った。
爪の装飾を リムーバーで落としてるのかと思ったら、
間もなく降りてきて、
「ヨーカドーに行って
爪をとって来る。」
と言う。
なんと、エナメル・リムーバーでは取れない、
付け爪をくっつけていたのだ。
道理で、長いのに丈夫な爪なわけだ。
この爪も、娘にはジョーシキなんだろうなあ。
わっかんねえなあ。
鮎の稚魚の話、
では、
もちろん、ない(笑)。
小学生の時に 周りじゅうみんな
ピンクレディーに夢中だった、という人は
結構多いと思う。
私が小学生のときは
グループ・サウンズが真っ盛りで、
そして、下火になっていった。
ジャニーズ事務所には
フォー・リーブスというアイドルがいた。
ウチの娘の時には
モーニング娘。だった。
そして
あの カリスマとまで呼ばれる、
浜崎あゆみという歌手が出た。
娘は、歌っている歌の歌詞がいいんだ、という。
顔は私もかわいいと思う。
声が、可愛すぎて、どうも私は受け付けないが
娘はあゆ♡の歌が大好き。
浜崎あゆみが 「カリスマ」と呼ばれたのは、
ファッションまで全て、若い女性の憧れの対象になり、
みんなが真似たから。
娘も どうやら 真似したかったらしい。
それまでも
電車の中でメイクを始めたり
眉を細くしてみたり
「友達に開けてもらった。」
と ピアスの穴を開けてみたりしていた。
高校を卒業し、イチオウ大学生になり、
車の免許を取得し、アルバイトを始めた。
そしたら、お金の使い方が、荒いこと、荒いこと。
安っぽい服を次々買ってくる。
豊満なボディーの女性だったら色っぽくてクラクラするような、
キャミソールばっかり買ってくる。
(そうね、ママには そんなの買ってもらえないわよね。)
それが 若い女性の着るべき装い、と思っているらしい。
そして、
メイクも濃くなった。
浜崎あゆみ*メイクだ。
目の周りが、真っ黒になる。
でも それで けっこう 目が大きく見える。
ママに似てしまった目だものね。
「知ってる?
欧米人って、
無人島にひとつだけメイク道具を
持って行くとしたら、
マスカラなんだってよ。」
ああ。
そうね。
髪の色が薄い人たちはね。
納得するわ。
マスカラ(や、付けまつげ)をつけないと、
目の周りの印象が ぼんやりするものね。
でも、貴女は、まつげ、黒いよ。
貴女の愛するアヴリル・ラヴィーンも
かわいい顔をしていて、
で、目の周りが真っ黒だね。
そして、声は 浜崎あゆみの声に近いイメージだね。
あんな顔に生まれたら
それはそれで 苦労が絶えないかもよ?
初めて生まれた孫が 待望の女の子、
つまり ウチの娘であったので
娘は義母に溺愛されてきた。
その後 王女様の座というか アイドルの座は
義弟の下の女の子に移ってしまったが
メタメタに可愛がられた記憶は
薄れるほど昔ではない。
娘は 義母に対面して
目の周りを黒くした。
「あんた、マスカラ付けてきたの?
バカだね~。」
ベショベショになって泣いてる娘は
それでも懲りなかった。
どうやら 目の周り真っ黒、でなければ
お化粧をしたとは 言えないものだと思っているらしい。
若いネーチャンの考えてることは、
わっかんねえ。
ナビつきのレンタカーを待ちながら
亭主の実家に行く準備をしていた時のこと。
「あのね。
お葬式とか、こういう時って、
誰もがみんな 普通の精神状態じゃないからね。
いろんな人がいろんなことを 言ったり やったりして
その度に 殺したいほど憎らしくなったりするけどね。
それは こちらも普通じゃないからだから、
殺しちゃダメだよ(笑)。」
と、私。
「あたし、その医者、
マジで、ぶっ殺してやりたいんだけど。」
「・・・・・・。
だから、ね。
あんたも、誰かにぶっ殺したいと思われたくなかったら、
その爪、落としておいで。」
「・・・・・・」
浜崎あゆみばりの ゴージャスな爪をしていた娘は、
驚いたように黙ったかと思うと
スタスタと二階へ行った。
爪の装飾を リムーバーで落としてるのかと思ったら、
間もなく降りてきて、
「ヨーカドーに行って
爪をとって来る。」
と言う。
なんと、エナメル・リムーバーでは取れない、
付け爪をくっつけていたのだ。
道理で、長いのに丈夫な爪なわけだ。
この爪も、娘にはジョーシキなんだろうなあ。
わっかんねえなあ。