ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

標準治療ということ (1)

2017-07-24 | 乳がん
「書きたい」って書いたからって、必ず書くとは限らない、
という見本だ、私は。

だけど、今回は 書いてみようと思う。



癌と診断された時、あなたならどうするか?






驚き、怒り、混乱、それから受容へ。

私はその順番通りではなかったけれど、
近年の乳がんは 治る病であると
新聞紙上で知っていたから、迷わず治療する事を選択した。

けれど 世の中には そうでない人もいる。



原因は、「癌と闘うな」とか「がんもどきは 治療しなくても治る」とか
「癌は 治療しない方が 残りの人生を楽しめる」とかいう、
思わず信じてしまいたい情報があるからだ。

治療したが故に 死期を早める、
そういった考え方があるからだ。



残念ながら、一部の癌において、それは正しかったりもする。

発見した時には 進行している事が多いがんもある。

検診を 積極的に受けていない人がいる事と、
早期で発見する事が難しい癌がある事とが原因だ。






乳がんは違う。

早期で発見する事が、比較的 容易だからだ。

自分で発見する人も多い。

私のように。

(けれど、検診で発見した方が、ずっと早く見つけられるし、
 乳房の変形も少ないし、すぐに治療が終わるし、
 なにしろ治療費が少なくてすむ。)



私は、乳がんについては、標準治療を受けるのが良いのではないかと思う。






乳がん治療に関する最新の知識の吸収をサボり続けてきているし、
乳がん以外の癌には 困った事に興味が(あまり)ない。

こんな私が 癌の治療について なんだかんだと書く事が許されのか?

わからない。

わからないけど、書いてみる。






それから セカンドオピニョンについてだが、
私は受けていない。

治療への信頼感、術後の通院の利便などを考えて
ここしかない、と思った病院への紹介状を書いてもらい、
この人、と思った医師に執刀してもらった。

それほど情報を集めたわけではなかったので、
これで後悔しない医療を受ける事ができる、とは限らないが、
私の場合は 比較的うまくいった方だと思う。

治療方針についての説明を受けて 納得して
(予想外の喜びもあったりして)
そのまま入院して手術を受け、術後療法を受けた。



けれど、マオチャンは 
納得できるまで セカンドオピニョン、サードオピニョンを受ければ良かった、
と言っていたそうだし、

元チャンピオンのタケハラは
2nd、3rd どころではなく、5th、6th、7th と受けて、
納得できる治療を目指せ、と言っているらしいし
(それで、彼は 今 パワフルに生きてるし)。

キーワードは 「納得」かもしれない。

けれど、治療が奏功しなかった場合、
誰に責任を押し付けようとも、
結果は 自分の身体に出る、
という事を忘れてはならない。






本も新聞記事も参考にせずに
私の頭の中にある事だけで 果たして どこまで書けるだろうか?