心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

日本はアメリカとは異なる道を歩んだ方がいい

2019年12月19日 | 世界
アメリカの国防費は80兆円です。日本の防衛費は5兆円ちょっとです。比較になりません。中国やロシアがアメリカと軍事力競争をやっているようですが、恐らく競争にならないと思います。アメリカは宇宙軍を設け、宇宙でも中国やロシアの活動を見張り、さらに牽制します。

このアメリカが世界を支配するかというと支配することはありません。アメリカと戦争する国に対してはアメリカの軍事力は機能しますが、戦争しない国には役に立ちません。つまり中国やロシアが賢明でアメリカと戦争しないならアメリカは大損ということになります。世界の国々が戦争ではなく、生産に注力するならば、アメリカは保護貿易でアメリカを守るしかありません。アメリカが生産で強い分野はまだ多くありますが、その分野すら世界の国々はアメリカと競争します。知的所有権法でアメリカは外国を規制しますが、一定期間が過ぎれば知識は世界の人々に共有されます。知識を軍事力で規制することはできません。

強大な軍事力が何とアメリカの総合力を下げる原因になります。アメリカの衰退を加速することになります。

日本はアメリカと同盟することによってアメリカの軍事力に追随するような動きを示していますが、日本のためにならないと思います。隣国の不安を高め、隣国と軍事力競争をすることになります。最近は韓国とすら軍事的対立をするようになりました。明らかに隣国外交は失敗しています。日本が防衛力を上げても竹島は還ってきません。北方諸島問題も尖閣諸島問題も解決しません。朝鮮(北)問題も大きくなるだけです。

隣国の軍事力に怯えることなく、安倍晋三総理のように憲法第9条を変えるなどと騒ぐことなく、平和主義を信念をもって実行し、隣国も得する交流を重視し、それでもある侵略される恐れについては静かに調査研究を行い、侵略を的確に牽制する防衛力を保持することがだいじです。

軍事力や経済力を背景にした、国連軽視の、アメリカ、中国、ロシアの一国主義的動きが大半の国々によって、また国連によって批判されるようになっている世界の動きを読み誤ってはいけないと思います。世界の人々の知的水準が上がっていることを読み誤ってはいけないと思います。日本は世界から評価されているなどという思い上がりも捨てるべきと思います。
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