心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

ロシアはウクライナ東部の分離派支配地域の独立を承認にした

2022年02月22日 | 世界

2022年2月21日、プーチンロシア大統領は、親ロシア分離派が支配するウクライナ東部の2地域(ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国)の独立を承認する大統領令に署名、両地域に軍を派遣し平和維持に当たるよう国防省に命じたそうです。同時に両地域とロシアとの友好相互援助条約に調印したそうです。

これらの地域はソ連と国境が接しているので、ウクライナ軍はロシア軍の侵入を防ぐことは容易ではありません。耐えがたいことですが、ウクライナは両地域との戦争を激化してはいけません。激化するとロシアはそれを口実にウクライナ全域に侵攻してくるでしょう。NATOの武器弾薬の援助程度では防衛は不可能です。

この問題について国連は無力です。ロシアは国連安保理常任理事国で「大国の拒否権」を持っています。NATOは未加盟国のウクライナに軍を出さないでしょう。

両地域の独立はロシアが承認したというだけで国連は承認できないでしょう。もちろんアメリカ、イギリス、EU、そのほか多くの国々が承認しないでしょう。

同盟、あるいは対立が鮮明になって世界の分断が進みそうです。

アメリカ・ヨーロッパ対中国・ロシアは宿命的対立を演じ、双方の衰退で対立劇が終わるのでしょう。長くて暗い対立になるでしょう。経済交流の時代と思っていましたが、対立の時代になってしまいました。人類の知恵が負けたようで無念です。

世界を照らす明るい光は、世界に通用する法を無視する強大国ではなく、信念をもって戦争を犯罪と思い、平和に徹する人々に小さな光として灯り、やがて世界を照らす大きな光となるでしょう。忍耐が必要な苦しい道です。

国論は大切ですが、まずは自分の生活・事業・仕事を大切にし、政経分離で生きることを忘れてはいけません。自立できていない人が国論を展開しても国を変えることはできません。

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