11月1日(金)
18時 友人が鎌倉から桜上水事務所に来た。
仕事を引退した挨拶報告。
食品販売関係の仕事をしていた。
72才 元気。
現役の頃、仕事では無償の協力を頂き感謝。
25年以上の付き合い。
義仲で飲む。
この方の手助けがなかったら立ちいかなかった。
会話では、弊社の歴代女性の事が話題。
海外取引を始めたが、外国言語が問題になる。
台湾 中国との取引では、北京語が必要。
最初は、素性が怪しげな上海出身の若者。
真面目だった。
ビジネスをしたがっていた。
1年半後、カナダに渡った。
カナダ在住の中国人女性に300万円払って偽装結婚。
彼は言った。
「上海で税務署のような仕事をしていたが
かなり裏で融通を利かすことをしたので
中国には戻れない」。
日本で同棲した中国人女性を置いて去った。
仕方なく、中国語会話教室で学ぶことにした。
教室で教えるのは私大法学部で学ぶ北京出身の留学生。
その彼女が、仕事を手伝いした。
美人で聡明であった。
中国には55の民族がいるが
彼女は漢族だと名乗ったが
肌 目の色は北方系。
彼女は鄧小平が死去と同時に北京に戻った。
次に手伝いをしたのが、女子大、大学院に留学する才媛。
上海では有名な出版社に勤務。
1年後、日本企業に正社員として就職。
次はその彼女の大学後輩3年生。
南京出身で夫は日本の国立大学院出身。
アメリカのIT企業から誘いでロスアンゼルスに渡った。
妻である彼女に子供が一人いて夫の両親と南京で暮らす。
彼女の父は共産党幹部で元軍人。
日本に遊びに来たが軍人らしく凛々しく振舞う。
日本人と接して親日になった。
卒業と同時にロスアンゼルスの渡り、グリーンビザを取得。
彼女の祖母はマレーシア人。
次に手伝いしたのが、上海出身で日本人と結婚。
永住権を取得。
なかなか勝気な女性だが人情味がある。
母は漢族だが、父はウイグル族。
その父は日本のスパイの嫌疑で長らく牢屋に入った。
現在の中国の権力者は漢族だがその前は満洲族。
彼女達の背負うルーツは重い。
言葉に出さないが時折、母国への不信感が垣間見える。
北朝鮮から逃げるのは脱北者と呼ばれるが
中国人は 脱共である。
合法的に祖国を捨てるのだ。
大陸に残された肉親を狂う欲しい程に慕いながらも
共産国家に見切りをつけるのだ。
文面には、表せない苦悩がある。
皆 美人だ。
息子が台湾留学時代のガールフレンドは 客家人。
帰国後 展示会場で日本語通訳していた
ガールフレンドも大連出身 満洲族
台湾には、400年前に大陸から渡ってきた福建省人
国共内戦で敗れた国民党軍人家族。
台湾の原住民がいるが、既に
長い交わりを経て同化して台湾人。
長い付き合いの台湾人ケニー君の姉は原住民の顔だち。
ケニーは言った。
色んな血が混じったから 段々台湾人としての民族になった。
香港の若者達
将来への共産主義化への恐怖と苦悩。
脱香港が加速する。
中国 北朝鮮 狂犬 強権国家でなければ
その牢屋から、人は誰もいなくなる。
低賃金で働き、日本人以上に真面目 嘘もつかず。
彼女達の幸福を願わずにいられない。