馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

恋の扉が開く瞬間 恋の戯れ(4) 彼女は脱皮していた。

2021-12-01 17:42:43 | 日記


妻はTVで田中英寿逮捕を見て サッカーの中田英寿 と
一瞬 勘違い。


ずっと昔、サッカー三浦知良さんがいますが
浪人時代 三浦和義と一緒だった。

数奇な運命の出会い。
栄光と転落。



続きです。
連載していますが、中に情欲的書き方があり
女性には不快に感じたと思います。
駅改札口前で自らスカートを捲り上げて
太腿を見せるなどのハシタナイ行為は
僕たち二人の間だからこそのシーン。

幼い頃からなので、彼女にとっては、付き合いの浅い男での
面前の行為ではなかったのです。
まあ~男の子から少年を経て青年期に向かう僕には
戸惑いと女性の違う一面を知ったのです。
後に恋のシグナルをだったのに気づくのです。
自己妄想で駄文小説を書いているつもりはありません。
多少、潤色はしておりますが、リアルな事実です。


遅い大学入学して、小学校のクラス会の開催連絡があった。
横浜中華街で開くので、幹事から是非参加しろの強制。
その店で由美と再会するのです。
東京の下町から何故横浜の辺境地に引っ越したか?
父が戦車工場から、横浜の造船所勤務になった。
会社は、その代償として辺地に100坪以上の土地を与えた。
谷と二つの小川に挟まれた海抜60mの高台。
戦争に負けなければ、軍事飛行場建設予定であった。
森に囲まれた土地は蛇、野兎、モグラ、が先に居住していた。
5年程の戦いで追いだした。
中華街であった由美は更に脱皮して変身をしていた。
愛らしい小さな蝶になった。

大学2先生 夏 日韓親善登山隊として国交回復まもない
韓国へ出発前であった。 


彼女とは、隣に座りぎこちなくも打ち解け始めた。
幼い頃に戻り始めた。
韓国合宿から帰ると由美にお土産を渡す為
多摩川園前駅で待ち合わせして
自由ケ丘で食事した。
彼女は銀行に勤め洗練された女性
相対する僕は体育会学生として薄汚れた学生服。
貧乏学生は高島屋でバイトして稼いだ金で
当時のアイビールックを買い颯爽とデートしたのだ。
秋 北アルプス縦走
初冬 冬富士登頂
厳冬期 北アルプス白馬岳登頂合宿
その白馬岳で凍傷になった。
遭難事故を知った彼女は、驚きと困惑
そして急速に親密になるのだ。
焦燥の高校生時代 過ごした
湘南の浜辺で海原に沈みゆく太陽を黙って見詰めた。
新幹線 船を乗り継いで伊豆西海岸で戯れたのだ。

3年生 凍傷も表面上は癒えていた。
そうして、最初の多摩川辺での富士登頂を
思い留めようと彼女はスカート捲りをしたのだ。
その後、彼女が考え悩み深く落ち込んでいることに
気付いていなかった。
続く

別れの予感 -中森明菜ー


恋の扉が開く瞬間 恋の戯れ(3)幼馴染と言うより?

2021-12-01 07:46:57 | 日記


11月30日(火)
トランス通電検査です。
トランス通電検査1
千個終わりました。
横浜作業場に出荷です。
一ヶ月かかりました。
やれやれ 夫婦で5万円の賃金です。
高いか安いかと言えば
私達には、賃金より、働く充実感、満足感
弟の経営を助ける使命感
そして、人間関係のストレス無き労働
桜上水事務所で働くパート女性より
格段に低賃金です。
コロナ禍で外国人労働者が来日出来ず国内産業は困っている。
団塊世代はまだまだお役に立てます.




恋の扉が開く瞬間 恋の戯れ。(2)凍傷

続きです。
僕と由美との関係を少し説明します。
時は、ずっと遡ります。
昭和28年 保育園の卒業式写真です。
第一回卒業生です。
寺が経営、現在は廃園です。

私は最下段の左から5番目 その左隣に彼女が座っています。
お座りしたセピア色写真。
彼女以外 記憶にありません。


僕と彼女は幼馴染というより、生まれた時から
一緒だったのです。
小学校6年生卒業までクラスも一緒。
卒業写真に一緒に写ってます。
少年になって気付いたのだが、彼女は
私よりチョッピリお姉さんだったこと。
僕は1月早生まれ 彼女は前年11月生まれ。
下町の小学校に一緒に通うのだが
僕は男兄弟の次男
彼女は二人姉妹の長女。
戦地中国武漢から帰還した父は
戦車工場に勤めた。
狭いアパートで一家5人暮らし
後に社宅に移るが、木造長屋
共同便所
唯一、社宅共同浴場が温泉で無料だったことだ。

肌が白くなり美人湯と呼ばれた。
男兄弟3人 肌白く皺が少ない。
彼女は国家公務員の娘で近くに住んでいた。
母親同士が仲が良かった。
彼女とは、一緒にお風呂に入ったらしいが記憶にない。
狭い長屋暮らしでは 親類が上京すると
寝場所がなく、僕は彼女の家で寝かされた。
由美は小柄でおとなしい女の子。
彼女の家は細い路地のどん詰まりの木造の小さな家だった。
黙って一つの布団に背中合わせで寝た。
幼かったが やはり女の子と寝るのは嫌だったが仕方ない。
雨が夕方降り出すと、お袋に傘を持たされ
GHQ米軍接収された軍需工場の門前で
父が出て来るのを待っていた。
アメリカ憲兵が、仕事終えた日本人労働者を
両手を上げさせ身体検査をしてから出てきた。

そんな時代の下町の子供達は皆貧しかった。
卒業まで彼女を ユミと呼び捨てだった。
小学校卒業と同時に横浜の辺境地に引っ越した。
歳月の流れは早くなった。


17歳の高校生の僕は山登りに熱中していた。



小学校の仲の良かった悪ガキがオートバイで辺地までやって来た。
今度 クラスの仲間と集まるから参加しろの誘い。
下町の喫茶店に出向いた。
6人程が集まった。
男は僕を除いて煙草を吸っていた。
小柄な少女が高校生らしいおしゃれな装いでいた。
僕を見ることもなく、みんなのおしゃべりをニコヤカニ聞いていた。
名前を呼ぶのを聴いて由美だと分かった。
可憐な少女に変身だ。
リボンちゃんである。

互いにチラリと目線を合わせたが挨拶しない。
思春期に突入した少年少女。
まだ恋には目覚めない。
3年の月日が過ぎて
再会は僕が大学入学してからだ。
続く。

あの日にかえりたい 荒井由実