11月20日(土)午後3時半 柳橋事務所に友人(別名黄泉国入国審査官)やってきた。
新橋から徒歩で勝鬨橋を渡り月島、越中島を通り隅田川を遡り
両国橋を渡ってきた。
16時、二人で墨田テラスを歩き、うんこビルを目指す。
川面を吹き抜ける風は既に初冬を感じる。
屋形船、都鳥がじっと動かず水面で上下に揺らいでいる。
うんこビルの先に勝海舟の生誕記念像があり
そこから墨田テラスを離れ向島へ向かう。
497メートルに伸びたスカイツリーが迫ってくる。
17時過ぎ国道は既に暗く時折商店の明かりで地図と地番を確認する。
水分過多の体は寒空なのに汗が出ていた。
東向島3丁目に到着したが目的の店は見つからない。
昭和の古い家並みと入り組んだ小道は迷路だ。
八百屋に「じゅういちやは何処ですか」と尋ねた。
ああ! 「といちや」ね
「かなり細いくねくね路にあるから、分かりずらいよ
途中で又聞きな」
そうか!「といちや」と読むのか
17時半 やっと薄明かりの中、風呂屋の隣に看板があった。
「十一屋」
ガラス戸を横に引いて入った。
昭和の居酒屋があった。下町のオジサンがカウンター席で
飲んでいる。
早速 生ビールを注文、久しぶりに大ジョッキで飲む。
90分の早足で火照った身体に流し込むビールは旨い。
肉豆腐、煮込み、ポテトサラダ、鯖の煮付けを注文
ビールの後、白酎ハイを2杯
都心のわざとらしくレトロ風に作った居酒屋ではなく
全てが本物の昭和だ。飲んでいる人も本物の昭和人
20時、十一屋を出て明かりが少ない道を少し歩くと
中華 来集軒 の看板が見えた。
中に入る、またまた本物の昭和の中華そば屋だ。
ここはオジサンもいるが、地元の若い男女もいる。
デブのオバサンが一人オーダーと運びをしている。
瓶ビールを頼むと大瓶だった。
餃子、ピータン、タン麺、焼きそば
全て中学生の頃食べた味だ。
9時半 店を出て黄泉国入国審査官は東武線で北千住に出て帰るので
互いに反対方向の道で帰る。
この道を真っ直ぐ歩いて行けば京成線の八広駅に着くと教えられ
10分ほど歩くと駅が見えた。
うん!「鐘淵駅」東武線じゃねーか“
北千住方面と示されている。
鐘ヶ淵 千鳥ヶ淵は知っているがここに来たのは初めて。
酔っ払った頭で路線図を見詰める
頭がコンガラカッタが曳舟に出て半蔵門線に乗り換え
押上駅に行き京成線で船橋競馬場駅に着いた。
23時自宅に着いた時携帯メールの知らせ。
黄泉国審査官が酔っ払って寝過ごして帰れなくなったメール
だろうと開くと「50周年記念パーティーは大成功でした。バッグタグの
評判は最高でした」お礼のメールでした。
納めた商品が高評価されるのはとてもうれしい。
今後も手抜きしない仕事を続けたい。