再掲
湘南サウンド想い出の渚 俺の暗い想い出の渚。
2015年4月28日
4月28日(火)
ザ ワイルドワンズのリーダー 加瀬邦彦さんが亡くなった。
自ら命を絶った。
ずっとずっと昔。
湘南サウンド 想い出の渚がヒット。
あの時代、
17歳 青臭い独りよがりの悩みと憔悴に無頼の日々を過ごしていた。
江の島近くの高校を一年遅れで卒業した。
19歳 予備校に行かず逆方向に乗って湘南海岸に下りた。
あの頃の砂浜は重油が砂浜に押し寄せて汚かった。
江の島に太陽が沈みかけるまで、砂浜に寝そべり何にも考えなかった。
その頃にデビューしたのが ワイルドワンズだ。
湘南海岸をイメージした想い出の渚が大ヒット。
毎夜 歌番組に流れた。
思い出の渚 ザ・ワイルドワンズ
私は暗かった
世の中を拗ねていた。
激情が空回りして
湘南道路を無免許でバイク走行した。
可愛がってくれた担当教師が
夜回り指導と称して、学生服姿の僕を赤提灯に連れて酒を飲ましてくれた。
バイト先の証券会社社員と、海辺の町のBAR、クラブに学生服で通った。
証券会社の知的な綺麗な24歳の女性が
弟のように案じて心配で勉強させようと
藤沢の図書館に連れて行った。
あの人は、生きていれば80歳?
まだ海辺の町で暮らしているだろうか?
江の島で女教師とデートした。
20歳 5年間過ごした湘南の町にお別れして
東京方面行き湘南電車乗って大学生になった。
そして、恋をしたがあっさり振られた。
想い出の渚の曲に、俺の苦く、暗く、身勝手な想い出の渚が蘇ってきた。
既に想い出の渚ではなくて
昔々の化石になった渚だ。
担当教師の死去は知ったが
あの頃の女性達はどうしているのか?
通りすがっても分からない。
既に50年が過ぎた。
サンチョパンサは何を見たか?
マサチューセッツ~悲しき雨音
2020-09-01 13:41:43
1963~カスケーズ『悲しき雨音』、1967年~マサチューセッツを聴く。
「悲しき雨音 En ecoutant la pluie」 シルヴィ・バルタン Sylvie Vartan up
徳永英明の『壊れかけのラジオ』で歌われた世界。ラジオの深夜放送が斬新な文化を山里まで運び来て少年少女達の想像が遥か遠くの異国へ旅した時代だった。
Bee Gees - Massachusetts (One For All Tour Live In Australia 1989)
、素直なノスタルジーを述べる歌詞……何故か今になって頭に浮かんだ二曲。
自分のブログにも体現される『毒の世界』、皮肉を越える皮肉を弄ぶラップ。コロナを巡る恐怖、閉塞感と苛立ち……。
こき下ろしてた安倍が辞めるとなれば……急にその心痛をオモンバカル優しい人達が数多く湧き出して来て……新しいプチ正義を語り出す。
もうちょっと……そういうの勘弁ね……。
そんな心持ちだったのかも。
マサチューセッツは華やかな都会サンフランシスコを目指した若者が……強い郷愁を以て故郷、残してきた彼女を思う。当時の東京に暮らした若者共通の夢と不安が体現されていた。
経済30年説が二周りして、都会で食い潰す人達が
経済を理由に故郷を目指す動きがチラホラ。
何が変わったのか?と言えば『夢も自己責任で描いてね!』という……皆の夢を『時代が保証してくれた』状態が失われた事か?……。
グルメなんて言葉は無かったけれど喫茶店のナポリタンがどうしてあんなに旨かったのか?そんな事をボンヤリと考えた……。
坂本冬美 悲しき雨音 2015 / Rhythm Of The Rain