京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

琳派って?京都文化博物館へお出かけ♪

2015-05-15 17:41:04 | お出かけ
ゴールデンウイークも終わり束の間の休日
以前から行きたいと思っていた京都文化博物館で開催されている展示「京に生きる琳派の美」
ありがたいことに知り合いの方からチケットをいただいたので行ってきました!





琳派って?

呉服でも
これは琳派柄ですよー
なんて文句も耳にしますが
実際どのようなものなのか

現代作家の方200人による作品を鑑賞させてもらいました!
どれも洗練された美しさ!!
草花の動き、川の流れ、風の香りなどの情景が
様々な物や形で表現されていて
うっとりしてしまいました!

で、琳派とは何なのか?

各作品のキャプションを読んでいると
作家の方たちも琳派を探りながら
作品を仕上げているようで
それぞれの琳派の解釈があるのだなと思いました

中には、「琳派の影響を受けたかといえば・・・そうでもない」という方もいて
その正直なキャプションが逆に好感をもてたり!
もし自分だけのオリジナルの着物を作るとしたら
この人に描いてほしいなぁという作家さんもいたりして

それだけ琳派というものが生活に馴染んでいて
身近な存在なのかもしれませんねー

さてさて
文博を出たあと新風館へふらふら

そういえば「日本酒ドロップキック」が開催されてました!
今年は緑のTシャツが参加アイテムのようで
緑の人たちがゾロゾロ
せっかく京都で開催されるなら着物姿でも参加できるように工夫してもらえたら
いいのになー!なんて


今回は参加していないので枡酒を一杯だけ…♪
明るいうちのお酒はサイコーですわー

ちなみに
この着物と帯は主人の祖母からいただいたもの
袷の季節なのですが5月にしては汗ばむ陽気
暑そうに見えない?
と何度も主人に確認しながら着てみました

サイズは若干着物の身巾が狭いこと、
帯が短いことを考えると
とても小柄な方が着ていたよう。
聞けば祖母は祖父の妹さんからもらったんだとか
名高い品とかではないのですが
このように思い出と一緒に受け継ぐことは
物の価値以上の価値を得たような気になります

大切に着たいですー!