日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

今度は広島市内です

2018-10-20 20:49:48 | お出かけ
こんばんは。
昨日はぐずついたお天気でしたが、今日は一転朝から爽やかな秋晴れの一日となりました。
今日明日とこのあたりの秋祭りでもあり、それに合わせたような気候となり何よりです。
北陸東北、あるいは北海道では竜巻が発生したりと不安定なお天気でもあるようですね、気をつけようがありませんけれど、どうぞお気をつけ
下さいね。




                                    

                                       



                                          




昨日の虹の写真、信号がよく見ると赤になっておりました。
あの後もう一枚撮っていたのを見るとちゃんと?青になっているのがあり、せっかくなのでそちらを上げさせて頂きますね。
ちなみに前の車がいる状態の信号待ちでカシャッしましたので、どうぞご安心を。
虹と青信号、皆様にも良きことがありますように。(笑)




                                            




さて読者の○さんと共に二日目は広島県立美術館で特別展であるブリューゲル展が開催されておりましたのでそちらに足を運びました。
え?スピ系の神社とか巡らないの?と言われそうですけれど、4世代、150年にも渡るブリューゲル一族の絵画を見られる機会などそうそう
あろうはずもなく、美術のお好きな彼女と二人していそいそと出掛けたのでした。
この画家、どんな絵なのと聞かれれば、よく美術の教科書等に取り上げられいるかと思いますので一度は目にされたこともあるかと思われます。
16世紀のフランドル、今でいうベルギーにあたる地域で活躍した画家一族でもあります。
ウィークデイの真ん中辺りとあって思ったほどお客さんは多くなく、心行くまでゆっくりと一つひとつの絵画を堪能することが出来ました。
作品は父の代から子、孫の代またその弟子もなのでしょうか、様々な主題をそれぞれに取り上げており、ある画家はかなり困窮した生活を送って
いたかと思えば、その子は逆に裕福な層に取り入り、自分も同様な暮らしをしていた者もいたようでした。
大体に丁寧な絵が多く、小さな画面にそこまで描けるのかというくらいの緻密を見ることも出来ます。
その作者、また時代により作風も変遷していきますが、そのどれもが素晴らしいものばかりでした。
最後の部屋の絵は写真撮影が可能ということもあり、館内に響く音を若干気にしつつも;何枚もスマホでパシャッとしておりました。





                                          





                                          





                                             




                                          





                                           




大きく艶やかに描かれた花々と共に画面の隅っこには丁寧に虫や蝶も描き込まれており、そのどれもが彼らの動きまでも写し取っているようでした。
大理石に描かれた虫はそれだけで標本の代わりにもなるほど緻密な描き方をされておりました。
どうすればこのように描けるのか、その大きさ、いえ小ささと共に彼らの集中力、根気強さに感心するばかりでもありました。




                                       




                                         




                                          





                                            
                                        




そうかと思えば花嫁の農民の花嫁の婚礼の様子を描いた大きな作品もあったのですけれど、中央に描かれている一番嬉しいであろう肝心のその
花嫁自身が何とも言えず浮かぬ顔をして座っており、その周りを大勢の農民たちが楽しげに踊ったり食べたり、或いは陰に隠れて噂話をしていたり
と、その一枚の絵に描かれたストーリーを物語っているような大作でした。
この絵はCG、コンピュータグラフィックを用いて各人それぞれが踊ったりする場面を実際に動く映像として表現されて現在に蘇っておりました。
なかなかに見応えのある内容の展示会でした。




                                          




                                           





                                             




                                           





これで特別展の展示は終わり、後は常設展を見て回りましたが全て見終わる頃にはかなり疲れておりました。
それだけ充実した作品ばかりということのようですね。


                                      




                                        




この作品展を見るに当たり、二人揃ってではなく、各々のペースで見て最後に落ち合おうということにしておりました。
ですので自分の方はいい加減お腹も空いてきたこともあり、最後の常設展の方は駆け足で巡っておりました;。(おいおい;)
最後の部屋を見ようと、ふと前を見ると、あれ?あの人、昨日の?!
そう、あのカメラマンさんが此処でも撮影しておられたのでした。
思わず駆け寄っていくと向こうもさすがに驚いておりましたよ。(笑)
この美術館の学芸員の方か、話しておられるところへ参り、学芸員さんも交えてしばらく話を聞かせて頂きました。
当然自分は片言ですので;込み入った内容のことは通訳してもらいましたが、大よそのことは彼の手振り身振りで何とかこの頭でも理解出来ました。
彼とは昨日宮島で何度もお会いして、今日こうして展示会へ来るとまたもや偶然に会うことが出来たと話すと学芸員の方が、本当ですか?と
此方も驚いておられました。
そんなこんなで聞かせて頂くとどうやらオーストラリアのビデオ会社の方で各国を巡り、彼はどうやら日本がその主な担当のようでもありました。
多くの国々を廻ったけれど、日本はプラウドだということを話しておられました。
プラウド、どうやらすごいね、良いねという意味合いのようですね。
いろんなものを奨められて食べてみたけれど、美味しいものもあればそうでないものもあるよ、とこれまた顔の表情で表現してくれます。
オイスター、牡蛎は?と聞けば、ウ~ム;とでも言いたげな顔つきでしたので、あまりお気に召さなかったようですね;。(笑)
それにしても此処まで会うのはもう何かのご縁とばかりにお名前も聞き出しました。(無遠慮な奴;)
イアン・ウィルキンソン、どこかの飲料メーカーと同じお名前ですけれど(こらこら;)彼自身の名刺をちゃっかり頂戴致しました。
もうこうなればものはついで(どこまでだ;)二人で並んだツーショットを厚かましくもその学芸員さんにお願いして撮って頂きました。
スマホの写真、会社へ送ってみましょうかね;。(笑)
その後、彼は旧日銀、それにひろしま現代美術館へと足を運ぶと言いながら機材を担いで行かれました。
昨日に変わらずフットワークの軽い方でした。
                                       



                                         




その後ようやっとで追いついて来た○さんに、お腹空いて倒れそう;と弱音を吐き、せき立てるようにしてどこかでご飯にしようよと提案しました。
結局は車を停めていた駐車場のあるお店まで戻り、そこでお弁当を買って店内のテーブル席で二人してお昼と致しました。
本当はそのお弁当を持って美術館の隣の縮景園(広島藩主浅野長晟(ながあきら)が庭園として作った場所)まで持参し、そこで食べようと考えて
いたのですが、自分のお腹がそこまで持ちそうになく;その場での昼食となった訳です、面目ない;。
それでも二人してそうして食べれば、どこで食べても美味しく感じるものですよね。
お腹も満たされ、次には彼女が此処も是非とも訪ねたいと所望されていた平和公園へと赴きました。




                                       




その前に、彼女○さんが明日の帰りのバスのチケットをコンビニで取ってくると言われますので平和公園とは少し距離がありますが街中の割と
便利の良い所へ車を停めることにしました。
そのすぐ近くのコンビニで彼女がチケットを取る間、自分は外で待っておりました。
折りしもそこは旧日銀の前、見るともなくその建物の前面を見てみると。
イア~ン!!、そう彼がまたもやそこを撮っている場面に出くわしたのでした、もう、どんだけ;。(笑)
彼も嫌がる様子もなく(ありがたい;)また会ったねぇという顔をしてくれます。
今度は此処を撮ってるんだよ、これから内部を撮ってくるよ、じゃあね、とそこで彼とはお別れしました。
これで6回目。(美術館で彼に5回目と言われましたので;)
さすがにこれ以上はないでしょうよと感じた自分でした。
コンビニから出てきた彼女にそれを話すと、どうなってんの;?と驚いておりましたけれどね;。
そんなことを話しながらも足は平和公園へと向かっておりました。




                                        

                                        



                                           




広島の地に住まいながらこの場所の話題を出さないのは、その記憶自体があまりに負の遺産過ぎてどのように表現して良いのか、またそこを訪れる
ことで自分にも当時のそれらが蘇ってくるようでどうしようもなく耐え難いというのがあるからです。
何を寝ぼけたことを言っているんだと言われそうですけれど、そこの場所で感情移入をしてしまうと抜け出せなくなるのはわかり切っておる事
ですので、失礼を承知で敢えてその場では自分の心を封印してご案内させて頂きました。
○さんご自身、そのことはよく理解して下さり、また彼女自身も辛いけれどそこの場所で祈りを捧げたいとの思いでその地を訪れたと話して
下さいました。
原爆ドームと云われる遺跡の前で静かに手を合わせて祈っておられました。
そのすぐ横では修学旅行生が記念にと写真撮影をしておりましたが、地元のお年寄りが、此処はそんな写真を撮る場所なんかじゃない、御霊が居る
場所なんだ、向こうでやれと声を荒げておられました。
あの日を生き抜いてこられた方なのかもしれません。
どのように感じようと各人の自由ではありますけれど、何年経とうとも消せない記憶も確かにあるのだなと思う場面でした。




                                            




その後は彼女がこの気分を上げるにはやっぱりカラオケに行きましょうと誘ってくれたのですけれど;。
どうにも自分自身、ああいう所が苦手でして;。(すみません)
彼女に付き合い、彼女の歌う曲を一曲だけ聴かせて頂き、今夜は彼女は友人と会うとおっしゃるので自分は早々に引き上げました。
少しだけ買い物をして車に戻り、荷物を入れようと後ろのドアを開けると。
あらま~;○さんが今夜お友達に差し上げるとおっしゃっていた紙袋をそこへ忘れておられたのでした。
これはいかんと思い、その袋を片手にまたもや先ほどのカラオケ店へ居るであろう彼女に電話をして向かいました。
お店の前で待っていた彼女にその袋を手渡そうとした矢先、彼女が「イアーン!」と大声で名前を呼びました。
そう;先ほどの彼、イアンがまたもや機材を担いで此方へ歩いてくるところでした。
もうねぇ、どうなってんだ全く;;。
自分もこりゃどういうこった;とばかりにその場へしゃがみこんでしまいましたよ。(笑)
彼自身、明日もどこかで会うか?と笑いながら話しかけてきます。
ノーノーノー;と言いながらも明日の予定を尋ねると三原だか尾道だかに移動するとこのこと。
此処まで会ったらば、これは三人でお茶しませんかと聞けば、いやいやまだまだ撮ってくるから、と彼は笑顔で答えて人ごみの中へと消えていき
ました。
合計7回、彼とは会ったことになります。
日本とオーストラリアで住まう者同士、どれほどの確率で昨日今日とこうも立て続けに会えたのでしょうね。
神様のお導きということでしょうか。
何とも得難い経験をさせて頂きました。

      www.tourismmedia.com.au

此方から彼をはじめとする世界へ散らばったカメラマン達が捉えた各地の様子を見ることが出来ます。
京都も撮影しておられましたが、おそらく彼の手によるものなのではと思います。
興味を持たれました方は訪れてみられて下さいね。




                                     





訪れると言えばこの方、ブックマークさせて頂いております多賀井正夫氏の陶展、大阪は阿倍野ハルカス タワー館11階 アートギャラリーにて
開催中です。
お近くへお越しの方、是非ともお立ち寄り下さいませ。





                                        




                                         
                               


                                      




ようやっと二日目が終わりました、昨日に引き続き、やれやれでございます;。(笑)
お伝えさせて頂きたいことはまだ他にも多くあるのですけれど、今日はこの辺りとさせて頂きますね。




                                       




                                        





本日もこのブログへのお付き合い、真に有難うございました。
感謝申し上げます。
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