木のぬくもり館のつぶやき

手作り家具職人の一日を気の向くままに書き留めます。サイトはhttp://kinonukumorikan.com です。

ダイニングテーブル兼リビングテーブルの作り方。ー3

2025年02月14日 | 家具の作り方

さて、天板である。長さ4メートル強のケヤキの1枚板を3メートルにカットする。

反りやねじれがほとんどなかったのでワイドサンダーで研磨。

出来上がったのがこれ。ビニールシートをかけているので表情が良く分からない。。。すまん。

 

耳付きで仕上げるので、耳を整える。木表より木裏が綺麗だったので木裏を表面にするので、耳はほとんど見えないので程々の仕上げで終了。

裏には反り止めとして、Ⅼ型の鉄のアングルを2枚溶接してT型にしたものを4枚埋め込む。

 

仕上がったのがこれ。元が1メートル、末が70cm、長さ3メートルである。

元に割れがあるが、ケヤキは木目が派手なので、割れ止めの千切りを入れるとさらに派手になるので、どうしようか迷っていた。

が、仕上がったのを見て千切りを入れることにした。

 

出来上がったのがこれ。

 

千切りを入れる前と比べると、なんとなく良さげ。

 

 

 

 

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ダイニングテーブル兼リビングテーブルの作り方。ー2

2025年02月13日 | 家具の作り方

模型で構造やバランスなどを確認し製作開始。

まず、荒木取である。数十年置きっぱなしにしていた材を引っ張り出す。

デカくて重いので電動丸鋸で小割。

 

小割した材を数日放置して木の内部圧を開放する。

 

次に手押しカンナと自動カンナで木造り(厚さ幅を決める)。

次に横切り盤で長さを定寸にカットし、ダボ加工し、相欠きする。

 

これらを組み立てて脚は完成。

 

続く。

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ダイニングテーブル兼リビングテーブルの作り方。ー1

2025年02月13日 | 家具の作り方

数年前からオーダー家具の製作は止めて、オリジナル家具を製作している。

が、数十年付き合いがある設計士からテーブルの依頼が来た。久住に別荘を建てるので、そこで使いたいとの事。

長さ3メートルのケヤキの一枚板で製作。

ダイニングテーブル兼リビングテーブルとの事。

で、1/10の模型を3Dプリンターで作る。

 

 

続く。

 

 

 

 

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スマホスタンドを作ってみた。

2023年11月15日 | 家具の作り方

工房を整理していたら、いろんな材が出てくる。

先日UPしたサイドテーブルも、タモの面白い板が出てきたので作ってみたしだい。

今回は縞黒檀(エボニー)のギターの指板が出てきたので、スマホスタンドを作ってみた。

ギターの指板がなぜ出てきた?その理由は割愛する。

 

いかがでしょうか?

 

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サイドテーブルの話。

2023年11月09日 | 家具の作り方

最近は山登りの話しか書いてないな~、などと思いつつサイドテーブルの話。

こんなのを作ってみました。

 

天板は浮造りにした。「浮造り」とは「浮造り」で検索してください。

 

脚の角度がなんか違うような感じ。

で、脚を作り直します。

 

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簡単な曲木の方法

2022年04月25日 | 家具の作り方

この椅子の背板の曲げ木の簡単な作り方。

 

柾目の木をお湯に漬け込む。温度と時間は木の種類によって大きく変わる。

 

アルミホイルで包みアイロンで熱して蒸す。

 

曲げの型に嵌めて素早く曲げる。この時、木口に圧がかかるようにする。これが重要。

 

 

冷やして出来上がり。

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ソファーの試作。

2020年03月06日 | 家具の作り方

1年ほど前に展示会用に試作したソファーの再試作の依頼が来た。

寸法的に、」かなりキビシイ構造だったことは覚えているが、どうやって作ったかは、あまり覚えていない。。。

で、最初からの模索となる。

で、無事できました。こんな感じのもの。材はブラックウォールナット。

 

三方留め接ぎ。

 

馬乗り接ぎ。

 

全体図。180mmのソファーにシェーズロングが付く構造。この上にクッションが付きます。

 

 

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賽銭箱。

2020年02月24日 | 家具の作り方

暮れに作った賽銭箱の画像が手に入ったのでUPする。

古い賽銭箱には頑丈なカギが3個も付いていたのだが、賽銭泥棒対策は大丈夫か?

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賽銭箱の作り方。

2019年12月14日 | 家具の作り方

賽銭箱を作った。

材はケヤキ材。50mmの厚さのものを30mmに削って使用する。で、荒削りをしてしばらく放置する。かなりの量を使用。

 

2週間ほど放置した後、加工に入る。30mmの厚さに削って接ぎ合わせ。幅400mm程の一枚板を2枚剥ぎ合わせて、幅800mm程の板を作る。

 

接ぎ合わせが終わったら、定寸にカットし、ほぞ穴の加工。今回も前回作ったヒノキ風呂と同じ「小根追い入れ組み接ぎ」をチョイス。

側板の溝加工終了。

 

底板の溝加工終了。

 

側板と賽銭箱の中にある斜めになった板と底板を接着。旗金を使用。

 

 

次に、前板と後板を接着。プレス機を使用。

 

接着終了。その後、上部の格子を取り付け。

 

その後、金具を取り付け。

 

この後、賽銭の字を彫ってもらうために、彫屋さんの所に持って行った。

 

 

 

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ヒノキ風呂の作り方。

2019年11月24日 | 家具の作り方

久しぶりにヒノキ風呂の注文が来た。

で、20年ほど前に我が工房に来たヒノキ材(台湾桧・沖縄の首里城で話題になっている。)の一枚板・厚さ50mm×幅800mm×長さ2200mmの1枚板を3枚使用して作ることになった。

これ。よく見れば3枚の一枚板がある。

 

この一枚板をカットして「小根追い入れ組み接ぎ」で組む。

 

上部の額縁は「留め接ぎ」をダボで組む。接着中。

 

これを本体にダボ組。プレス機で接着。

 

完成品を撮り忘れた。で、納品に行った際に撮影したもの。狭い場所だったので全体像が見れないが。とても重たい。

 

 

 

 

コメント (2)
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