Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

壊した&直した

2008-02-19 04:51:46 | インポート
やっちまた…。
搬入時にKX88を転しました(つд ` )
鍵盤高音部とサイドパネルを破損。
写真の赤枠の部分がぐっちゃりいきますた…。
(写真は修理後のもの、修理前は写真に撮るのも惨かったので…)
最近使い始めた鍵盤なので、どうやら本体のサイズや重量、バランスなどを体が覚えてなかったようですw


Ca390054b [赤枠の部分が破損 「×」は復帰できず]


幸いにも破損した鍵盤は年に1、2回使うかどうかの超高音部であったことと、基盤自体に以上はなかったのでそのままリハーサルには使用しました。
(KXの中はわずかな基盤だけでスッカラカンなのでダメージはなかった)
古い機材なのでパーツがあるかどうかもわかりませんが、そこは元プロのローディー、キーボードテクニシャンとしては直さないわけにはいきません。破損した鍵盤と無事な鍵盤を取っ替え引っ替えして端っこにダメな鍵盤をよせていきます。
テクニシャン時代は現場で折れたシンセの鍵盤などステージ裏でこういった応急処置をしたもんです。
なんだか俄然燃えてきました!
「なおしたるわ!ごらぁ」


その日の破損はその日のうちに、てなわけで粉砕でなく素直にポッキリ折れた部分(内部のツメなど)は瞬間接着剤でつなぎあわせ、乾くのを待つ間にサイドのフレームの歪みを直します。
鍵盤の構造はヤマハなら以前にもバラしたことがありますのでスムーズに解体できました。
それに昔のキーボードってパネル面がぱかっと上に開いてすぐに内部にアクセスできるものが多いので修理も楽です。

Ca390055 [音源を積んでないので中はすっからかん]


結局内部が粉砕して復帰できない鍵盤が白鍵4つ(上の写真の×マーク、うち3つはダミー状態で鳴らない)、それらをうまく右端に寄せる事ができました。
これでほぼ通常の演奏に支障はないですが、まだヤマハにパーツがあるなら取り寄せたいところです。
今度問い合わせてみよう。