KORGのBX-3(デジタルの方)
所謂オルガンってやつでロックやブルース、ソウルなどに欠かせない鍵盤楽器です。
まあ、この手のはすべてHAMMONDオルガンを模してるわけですが、本物はビンテージであり大変高価なのでなかなか個人で所有するのは難しく、皆これらのなんちゃってHAMMONDで我慢するというわけですね。
しかし最近のこれらHAMMONDもどきも最新のデジタル技術でかなりのとこまで来てるので、そりゃ目の前で弾き比べられたら敵いませんがオケの中で混ぜ具合によってはかなりあの感じに近づけます。
ならばサンプリングのシンセでもイケそうなんですがなぜかオルガン専用機には敵わないんです。
最新のMOTIFなどでもやはりそうで、打鍵によってサンプリング音を再生するのと常に発音しているトーンホイールを鍵盤でトリガーするのとではかなり感覚が違います。
また、ドローバー同士のうねり具合が鍵盤の箇所でそれぞれ違ってくるし、レスリーの効果も相まって弾く度に違ううねりになるのでその辺りを緻密にシュミレートされた専用機には敵わないのかもしれません。
そんなBX-3ですが最近レスリーシュミレーター部分のボタンが効かなくなったりするので(フットスイッチでは可)開腹してみることにしました。
まず天板を外して、ドローバーのユニットとメインパネルを外さねばならないようです。
そして底裏のネジも外しすと一段目の鍵盤が取り外せ、やっと目的のユニットに辿り着きました。
結果、分解作業中に問題のスイッチの反応は復帰したのでなんらかの接触不良だったのかもしれません。
外したついでに黄ばんでたスイッチを洗浄してもと通りに。
因に、KORGはYAMAHAと業務提携してるからか、付属のペダルはYAMAHAのものでしたし、鍵盤の構造もどこかで見たことのある感じでした。
そのYAMAHAはエレクトーンという独自のオルガン路線があるのでオルガン専用機は出さず、その辺はKORGに任せて技術協力してる感じのようですね。