鈴本演芸場下席、特別企画公演柳田格之進を聴く会に行った。
三遊亭歌奴「佐野山」、柳亭燕路「出来心」(短く切って花色木綿前でオチ)、古今亭菊之丞「替わり目」、柳家小里ん「悋気の独楽」
春風亭一朝「太鼓腹」そして、金原亭馬治「柳田格之進」
「柳田格之進」は格之進の娘の扱いに噺家の工夫がある。
ひとつ間違えば、陰気で嫌な後味の悪い噺になるからだ。
志ん朝は無理やりハッピーエンドにした。番頭と結婚させた。
志の輔は娘には触れなかった。そして、馬治バージョンは、屋敷に引きこもる、引きこもりに。
自害バージョンもあったような気もする。馬治バージョンがリアリティがある。
45分の話をだれることなく、客を引き付けた。
特記すべきは情景描写の上手さだ。長屋と碁会所、越後屋の離れ、お客が清々しく感じたように、
格之進の気持ちもわかる。浪人ながら武士の凛とした様子も出ていた。
三遊亭歌奴「佐野山」、柳亭燕路「出来心」(短く切って花色木綿前でオチ)、古今亭菊之丞「替わり目」、柳家小里ん「悋気の独楽」
春風亭一朝「太鼓腹」そして、金原亭馬治「柳田格之進」
「柳田格之進」は格之進の娘の扱いに噺家の工夫がある。
ひとつ間違えば、陰気で嫌な後味の悪い噺になるからだ。
志ん朝は無理やりハッピーエンドにした。番頭と結婚させた。
志の輔は娘には触れなかった。そして、馬治バージョンは、屋敷に引きこもる、引きこもりに。
自害バージョンもあったような気もする。馬治バージョンがリアリティがある。
45分の話をだれることなく、客を引き付けた。
特記すべきは情景描写の上手さだ。長屋と碁会所、越後屋の離れ、お客が清々しく感じたように、
格之進の気持ちもわかる。浪人ながら武士の凛とした様子も出ていた。