木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

2/29 馬石・文菊二人会

2020-02-29 22:38:03 | 日記
なかのらくご長屋での公演です。主催者がウイルス休演しませんと宣言しました。
心持ち電車が空いていました。中野ブロードウェイも歩きやすかった。
一 開口一番前座 林家彦星「寿限無」急なオチで。
一 隅田川馬石「花色木綿」泥棒の噺は数々あるが、どれもばかばかしく面白いです。
一 古今亭文菊「棒鱈」庶民ぽいところもあるのよと、言いながらなんと気取って見せる文菊風のホッピー版でマクラ。お座敷の騒ぎが見えるようです。
仲入
一 古今亭文菊「粗忽長屋」笑ったね。ウイルスを飛ばす勢いで笑いました。また、聴きたい。
一 隅田川馬石「明烏」うぶな若旦那を演りきりました。

2/27 通ごのみ~特選落語集~

2020-02-28 16:38:50 | 日記
心配されたコロナウィルスの影響は最小限のようです。内容の魅力に勝てない面々が集いました。
今回は三味線の太田そのさんを入れ、音曲仕立てになっていました。いつも入らない噺にも入って、ライブならではの楽しみでした。
一 開口一番 入船亭小辰「替り目」毎度言いますが良いのです。特に、おかみさんが可愛いです。声もいい。これなら、酒飲み亭主もぞっこんでしょう。
一 柳家小里ん「五人廻し」どこの会場でも、変わることのない姿勢で淡々と話す。”柳家の真ん中を堂々”とは、この落語会の世話人の話です。納得です。
一 五街道雲助「双蝶々より~権九郎殺し」趣向が面白い。一旦緞帳を下ろし、上がれば高座に座布団がない。構えた雲助師匠が芝居に入る。まさしく芝居仕立て。
番頭の権九郎を殺すクライマックスに息を呑む。
仲入
一 柳亭市馬「七段目」芝居好きな市馬師匠の「七段目」ですから、たっぷりの芝居風景を愉しませてもらった。
一 柳家小満ん「水中の玉」珍しい噺です。海に落とした小判を拾いにフラスコにはいって海中に。思わず大人二人の入るフラスコが頭に。水中での出来事は浦島太郎そのものです。本物の浦島太郎が登場とは、人を食った噺です。小満ん師匠が飄々と語って愉快この上なし。奇想天外。新作落語も顔負けの古典落語です。
通ごのみとは、気取ったネーミングです。でも、中身は凄い。贅沢な時間でした。
次回は6月1日(月)18:30開演、同じ日本橋劇場です。指定席3800円。03-6277-7403予約

2/25 らくごカフェに火曜会

2020-02-25 23:56:46 | 日記
火曜会のOB会です。一見病弱そうなわさび師匠に対し、紅茶でウイルス対策?と元気印のこみち師匠といいコンビです。
一 柳家わさび「味噌豆」真打で小咄はどうかと思われるかも知れませんが、マクラが大笑いで長かった。楽屋話でしょうが、昇進の祝儀の話で盛り上がりました。
一 柳亭こみち「植木屋娘」テンポの良さと、話し手の勢いで楽しい話でしたが、あまり高座には掛からないね。
仲入
一 柳亭こみち「洒落のお清」洒落番頭の女版。違和感なく聞けます。洒落をスルーされて、がっかりなお清さんがいいね。
一 柳家わさび「暴露女将」創作落語です。らくごカフェでの独演会は完売が先々まで。道理で聴く機会のない噺家さんです。

2/19 三春会

2020-02-21 09:33:24 | 日記
第4回三春会は浅草見番です。
一 開口一番前座 春風亭貫いち「子ほめ」
一 春風亭一花「太鼓腹」弟弟子の真打昇進披露の宣伝をしてやって、なかなかな頼もしい姉さんです。噺の方もさっぱりときれいに仕上げています。
一 春風亭三朝「松曳き」全編粗忽の連続で笑わせます。土台がしっかりしているので、ぽんぽん粗忽な言い間違えに耐えられる。
仲入
一 春風亭柳朝「ねずみ」師匠譲りの奇麗な所作です。本寸法の語りです。
一 春風亭一朝「二番煎じ」目の前で酒を酌み交わし、猪鍋をつつく光景が楽しい。。酒を持ち込んで月番に𠮟られる先生の顔まで分かる。見事な語りで、お客は大満足です。
第5回三春会は会場が変わりますので、ご注意ください。
2020年5月22日(金)19:00開演、会場は赤坂会館。椅子・座布団席各35席3500円
申し込みはオフィスエムズ03-6277-7403

2/18 如月の三枚看板 喬太郎・文蔵・扇辰

2020-02-19 00:58:46 | 日記
噺小屋スペシャルの会は人気者の会とあって、銀座ブロッサムは二階まで満員です。
一 開口一番前座 林家やまびこ「出来心」前座の開口一番の挨拶を、トリまで尾を引くおふざけで、お客はやんやの喝采です。
一 橘家文蔵「天災」個性が前面に出て、八五郎の荒いこと、親でも蹴ったろうと納得する。愛嬌のある八五郎は則ち師匠でしょう。
一 柳家喬太郎「へっつい幽霊」冬に幽霊噺です。マクラもなく本題へ、たたみかけるようにしてオチへ。笑っている間に終わったって、感じです。
仲入
一 入船亭扇辰「五人廻し」登楼の客一人目の段階で、時間内に五人廻るか心配になる熱演です。
残りわずかな「銀座に志かわ」の食パンが買えた。ただ、日中の句会で選に外れて、未熟を確認することになった。難しいわ~。

第8回若手きおろし寄席in武蔵屋「春風亭一蔵の会」

2020-02-18 00:07:57 | 若手きおろし寄席

偶数月の第1木曜日に実施している若手きおろし寄席in武蔵屋の第8回目です。
春風亭一朝師匠のお弟子さん、春風亭一蔵さんの会です。愛嬌のある、迫力もある、勢いもある若手です。
2020年4月2日(木)14:00開演、
会場は国登録有形文化財「武蔵屋」二階です。落語を聴く為のような建物です。ひとときをくつろぎ笑ってください。駐車場あります。
木戸銭1200円、25席の小ささです。ご予約をお願いします。申し込みは、
0476-46-7089(留守番電話対応)、kioroshiyose@gmail.ocm


2/17 落語立川流マゴデシ寄席

2020-02-17 23:36:17 | 日記
毎月17日は立川流のマゴデシ寄席が上野広小路亭であります。
一 開口一番前座 立川花修「つる」
一 立川かしめ「猫と金魚」4月1日で二ツ目に昇進する。独特の改作?古典のままでありながら、異なる雰囲気になっています。金魚売りの売り声を、効果的に挿入して不気味です。
一 立川談吉「師匠殺しのサイゾー」西ノ森犯科帳の一話。創作落語でありながら、古典の味わいがある。是非、二作三作と聴きたい。談吉さんの新作はどこか不気味な味わいがあって、癖になりそう。
一 立川寸志「普段の袴」本寸法の落語です。
一 立川らく人「分岐点」こちらも新作落語。
一 立川志ら乃「文七元結」大ネタを持ってきました。登場人物の履歴書が必要かも。
マゴデシ寄席らしく、自由で若々しい高座です。冒険もして欲しいし、成長する姿を期待する向きもあろう。

2/16 ジオラマ解体

2020-02-17 00:34:09 | 日記

部屋を占領していたジオラマを解体しました。小さいときに住んでいた大阪の街をイメージして作りました。引き取り手があったことで、決心が出来ました。ただ、車両については手放せず、衣装ケースに入ったままです。印西鉄道模型クラブにもご無沙汰です。代わりに部屋を埋めるのは、落語会の高座やら、毛氈、めくり、座布団、後ろ幕、幟、会場によって高座を変えるので、なおも増え続けます。やむを得ないジオラマ解体だったと、自分自身に納得させています。

2/16 小ゑん落語ハンダ付け 小ゑん・文蔵二人会

2020-02-16 23:47:23 | 日記
ハンダ付けの相手は橘家文蔵師匠です。超満員です。こちらでは整理券が配られます。忘れず会場に到着したら受け取りましょう
一 オープニングトーク 小ゑん・文蔵 寄席での千早ふる競演の話題を。
一 前座 林家きよひこ「過払い記憶」彦いち師匠のお弟子さんです。新作落語でした。さすが、小ゑん師匠の会です。
一 橘家文蔵「千早ふる」こちらは古典落語。
一 柳家小ゑん「鉄千早」こちらは新作の千早ふる。続けて聴くと面白さも格別です。寄席ではお客が喜んだでしょう。
仲入
一 橘家文蔵「猫の災難」酒飲みの正体見たりと、思わせるリアルで可笑しい。
一 柳家小ゑん「アキバぞめき」ご存じの「二階ぞめき」を秋葉の昭和のオタク版にした新作落語。専門用語が飛び交うのに、なぜに面白いのだろう。古典より大ネタで、秋葉再現に説得力があって、つい懐かしんだ。一時やっちゃ場の組合にいたので、昭和の風景がよみがえる。秋葉デパートの前の屋台のラーメン屋の旨かったこと。オチが憎いね。
次回第20回小ゑん落語ハンダ付けは「小ゑん・百栄二人会」4月12日(日)18:00開演、お江戸日本橋亭です。前売2500円、予約先koen.handaduke@gmail.com 050-5856-8249留守電対応

2/13 天窓らくご

2020-02-14 23:58:28 | 日記
高田馬場駅早稲田口改札すぐの信号を渡れば、さかえ通り商店街があります。両側に飲食店がずらりと並び食事場所には困りません。その商店街が切れるところに「天窓らくご」の幟があり、横道を見ればそこにも幟があり、入り口になっています。3階でバーの風情ですが、広さもあって落語会にはなかなか良い場所です。駅からも4分くらいでしょう。初めてでもわかりやすかったです。
一 立川志の太郎「うなぎや」逃げる鰻を真正面に持ってきては、鰻の動きが分からない。お客席から見てどうか。
一 入船亭小辰「普段の袴」聴いたばかりでしたが、面白いです。笑いの鉄板ネタですね。
一 立川志の麿「明烏」
「天窓らくご」は毎月2日連続で公演している。次回は3月10・11日の二日間。
3月10日(火)13:30開演、出演:古今亭志ん松・三遊亭兼太郎・立川志の太郎
3月11日(水)13:30開演、出演:春風亭曻羊・桂竹千代・立川志の太郎
会場は四谷天窓(高田馬場3-4-1)予約1200円各プレイガイドで。

2/12 一左十番勝負

2020-02-13 00:34:52 | 日記
らくごカフェでの、春風亭一左の「一左十番勝負」の第七番です。
3月の下席夜の部から、鈴本演芸場をかわきりに真打昇進披露興行が始まります。
ゲストは「火事息子」の噺を付けて貰った、蜃気楼龍玉師匠です。教わった師匠の前で演るのは、緊張するでしょう。
一 春風亭一左「お見立て」
一 蜃気楼龍玉「夏泥」何度聞いても笑えます。泥棒に同情してしまいます。所作が大きかった。
仲入
一 春風亭一左「火事息子」ネタ下ろしです。練習する時間が取れなかったようですが、やり遂げた感はあったでしょう。

2/11 はなまるパフェ 鯉丸・一花二人会

2020-02-13 00:08:35 | 日記
内幸町ホール特撰若手落語会で可愛いタイトルがぴったりな二人です。
一 オープニングトーク 瀧川鯉丸・春風亭一花 今までに落語会の付相がなく、ぎこちない会話です。
一 瀧川鯉丸「阿武松」
一 春風亭一花「子別れ」ちょっと長いように感じました。
仲入
一 瀧川鯉昇「茶の湯」ゲストで、お誕生日です。若手に良い刺激になったでしょう。
一 春風亭一花「片棒」
一 瀧川鯉丸「御神酒徳利」テンポ良く面白い。
協会の違う若手二人が、切磋琢磨して落語会を盛り上げていって欲しい。

2/9 志の輔らくご

2020-02-10 11:56:42 | 日記
~PARCO劇場 こけら落とし~立川志の輔独演会
新しいパルコ劇場のオープンです。すり鉢形の客席からは見やすい造りです。640席程で、大きすぎない良い空間でした。
一 立川志の輔 幕開けの祝儀として、三番叟を舞った。
一 立川志の輔「ぞろぞろ」神様を劇場に呼び寄せる演目でしょうか。小学校の教科書に載っている知られた噺です。でも、師匠が演ると、面白いです。
一 立川志の輔「メルシーひな祭り」御慶もすでにひな祭りになろうとしています。創作落語はほっこり温かい噺です。だから、長年の公演にも耐えられる噺になっている訳です。舞台上に大きな雛壇、スケールは会場で味わってください。
仲入
一 立川志の輔「八五郎出世」前日に談吉さんの同演目を聴いたばかりでした。話し手の解釈が加わって面白いです。
志の輔らくごは20日間の公演で、やっと1枚獲得しました。ため息が出ますね。東京公演をもっとあれば嬉しいですが。

情報 米朝一門会

2020-02-10 11:43:42 | 情報2020
桂米朝五年祭「米朝一門会」
桂米朝の弟子・孫弟子曾孫弟子が届ける笑いをご堪能ください。
出演 桂米團治・桂ざこば・桂南光・桂米紫・桂二葉
2020年5月1日(金)18:30開演
会場 紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4F)東口の伊勢丹の方へ行く手前です。
料金 前売4500円、当日5000円
発売 2月21日(金)
チケットぴあP500-179 イープラス キノチケットカウンター キノチケットオンライン
米朝事務所 03-5808-1581

情報 立川志の輔独演会

2020-02-10 11:35:11 | 情報2020
かめあり亭 第50弾「立川志の輔独演会」~かめあり亭記念公演~
2020年7月2日(木)18:30開演
会場 かめありリリオホール(亀有駅南口1分)
料金 一般4000円
一般発売 3月26日~ 各プレイガイドでの先行発売があるでしょう。ご注意ください。