木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

4/30 志らく・花緑二人会

2017-04-30 20:25:44 | 2018日記
会場になった宮前市民館は、千葉ニュータウン中央駅から押上乗り換えで宮前平へ。
半蔵門線は東急線に乗り入れているので、便は良い。
宮前平駅は地味な駅だ。食事処が少ない。坂を上ること7分、下り1分。
起伏に富む地形だ。
前座 立川らくまん「浮世床」大舞台にも堂々と話し切った。大したものだ。
柳家花緑「不動坊」日常にある笑いのネタに気付くことを、楽しんでいるマクラは大いに受けていた。
「不動坊」では、屋根に梯子で上る様子がリアル。人間臭い前座の幽霊や、屋根でのやり取りがおかしかった。
立川志らく「紺屋高尾」久蔵の嘘に怒る高尾を見たのは初めてだ。騙されたわけだから怒るのは納得する。
しかしちょっと、違和感がある。この違和感の正体が不明。



4/29 千葉大学落研「新歓寄席」

2017-04-29 19:30:48 | 2018日記
50年以上の歴史を持つ千葉大学落語研究会に行った。
落研の落語を聞きたかったわけではない。素人の落語は聴きたくないのが本音である。
地域寄席と落研で、何かできないかと考えたからです。

地元の轟公民館で、新入部員勧誘の落語会であり、地元民への公開落語会です。
驚いたのは、落研とはいえ、番組の字・お囃子の三味線に太鼓まで、部員がすべてこなしている。
そのどれもがうまいのだ。
口上 子敷屋晴夢 部員の紹介を物にたとえて。
麻屋小真蔵「短命」寄席でもよく聞くネタを、じらし過ぎず良いころ合いで処理している。
風呂屋苦沙弥「位牌屋」
仲入
いらし亭今宵「死ぬなら今」小判を持たせようとした息子を止める親類の、自然な可笑しみが。
麻屋真蔵「ギンギラエックス」創作落語。表情がいい。女役もいい。
子敷屋晴夢「井戸の茶碗」清兵衛の気弱さや、人間臭い正直者らしさもあって、いいね。クリックする。
主任の晴夢さんの高座に至っては、おおいに客席が笑っていた。
各々時事ネタを入れたり、前人の噺を入れ込んだりと、上手いものである。
マクラに工夫が欲しいが、所作も考えられており実力は相当なものです。
落研と侮るなかれ!途中で退席する人もなく、満員の客席が満足して見えた。


4/28 赤ちゃんと立川志らく一門会

2017-04-29 02:12:35 | 2018日記
第206回 志らく一門会
志らぴー「」
志ら門「俵星玄蕃」長編歌謡浪曲元禄名槍譜 俵星玄蕃をアカペラで歌った。
らく兵「時そば」
らくぼ「子ほめ」
志らく「品川心中」
客席に赤ちゃんを抱いた女性がいた。乳飲み子らしい「あぁ~うぅ~」とお話をしている。
本来ならかわいい声で微笑ましいが、ここは寄席である。
会場を出ることなく、この女性はずーっと客席にいた。
赤ちゃんを連れてくるほど、落語好き!?
一門会で、ファンの集いでゆるゆるか。でも、無料の落語会ではないよなぁ。



4/28 池袋演芸場

2017-04-28 23:21:38 | 2018日記
真打昇進披露興行に来られたか、たまたま来たら真打昇進披露興行だったのか。
池袋演芸場は長蛇の列であった。立ち見も出る入である。
開口一番は前座小多け「道具屋」
三遊亭伊織「真田小僧」
春風亭一之輔「」
漫才 ロケット団
柳家喬太郎「ウルトラ版つる」
三遊亭金時「七段目」
太神楽 鏡味仙三郎社
三遊亭歌る多「女版片棒」
柳家小三治「」
仲入
真打昇進披露口上
三味線漫談三遊亭小円歌
林家正蔵 踊り奴さん
柳家市場「」
紙きり 林家楽一
新真打 柳家小八「五人廻し」 

緊急情報 白井街かど落語会

2017-04-25 01:43:17 | 情報 X
第61回白井街かど落語会
こはる・昇羊二人会
出演 立川こはる・春風亭昇羊
5月7日(日)14:30開演
木戸銭 2000円(前売なし・当日のみ)
会場 お食事処・むらさき(白井市根1946-9)
北総線西白井駅徒歩5分
主催 白井落語講談会

嬉しいです。こはるさんがニュータウンに来るということ。
木下寄席でも是非出演を希望しているからです。
私はあいにくふなっ子寄席に行くので、参加できません。
年4回開催されている会です。今まで知りませんでした。
地域寄席があることって、地域も頑張っていること。
それを支える人がいること。心豊かになります。

千葉古文書の会会員募集中

2017-04-24 23:02:55 | 2018日記
現在50余人の会員です。活動場所は千葉市民会館です。
古文書に興味のある方は是非、見学にお越しください。
5月の例会は27日(土)13:10~
場所 千葉市民会館3階
毎年作成するテキストが先日、出来上がりました。
45号159ページ、46号200ページ、短編集17ページ
これらのテキスト込みで、年会費6000円です。
私が知る限り、これほど多種多様な古文書を読めるのはめったにありません。
古文書を勉強するのに一番困るのは、古文書の入手です。
活動日も毎月第四土曜日と決まっています。
初心者には、予習会も催しています。
お待ちしております。

4/23 TV落語研究会

2017-04-23 19:07:46 | 2018日記
BS-TBSが毎月第三日曜日に、「落語研究会」を放映している。
嫌がらせのような午前三時から2時間。
やむを得ず、午後11時に就寝して、午前3時に起きて観る。
花緑師匠の落語を聞いてみたいと思ったこと。
第143回「落語研究会」は、
入船亭扇辰「三井の大黒」40分の大ネタ。
五街道雲助「代書屋」
柳家花緑「紺屋高尾」紺屋職人の久蔵のイメージが、思ったのとはだいぶ違った。
落語初心者の私が、登場人物にそれほどの固定的イメージはない。
しかし、この久蔵じゃ惚れないよ、高尾は。
NHKの日本の話芸の落語よりたっぷり聞けて、良かった。
かなり頑張らないと聞けない番組ではある。

次回放映は5月21日(日)あさ4:00~

4/21 らく人落語大全集

2017-04-22 09:52:11 | 2018日記
演目は「風呂敷」「洒落小町」「二人旅」「厩火事」の四席。
この四席ともがネタおろしという。概ね一席ネタおろしが一般的ななかで、四席である。
無謀ともいえる試みに、客は集まった。
もともと志らく師匠のネタをそっくりやろうという、「了見は良しだが出来るハズが無い」
師匠の言葉をばねに頑張っている。応援したくなるも道理ではないか。
らく人さんは二ツ目である。
すべてネタおろしながら、各所に遊び心があって、面白かった。
特に、「風呂敷」の畳の手形は愉快で大笑い。
「洒落小町」にいたっては、ダジャレを、これでもかと連発していた。寸劇は新鮮。
女性を演じるのは好きと言っているように、らく人さんの女役は良い。
次回は、えっ!えっ!貰ったチラシがない。渡して手元に無いはずのアンケートがある。
これはどういうことだ!?まさか、過ぎたことは忘れよう。紙質が違うのに、あぁぁ、忘れよう。

4/19 立川志らく独演会

2017-04-20 00:13:00 | 2018日記
国立演芸場での落語大全集2017春
小さんリスペクトということで、小さん師匠と談志家元の話をマクラにして、お客は大笑い。
演目は「鰻や」「禁酒番屋」「御神酒徳利」の三席。
「鰻や」のオチは志らく師匠のは独特である。
「禁酒番屋」も油にしないなど、そこかしこに、志らく師匠ならではが詰まっている。
マクラでの家元の話は懐かしく、TV出演でのTwitter炎上の話など、話題に事欠かない。
師匠ごとに独演会の雰囲気が異なっていて、落語家が客を選んでいるのだろうかと。

4/18 扇遊・扇辰兄弟会「たっぷり!」

2017-04-18 23:41:49 | 2018日記
DOURAKUTEI出張寄席が水天宮前の日本橋社会教育会館ホールであった。
タイトルに「たっぷり!」の通り7時開演の、終演は9時半を過ぎていた。
開口一番は前座入船亭辰のこ「初天神」、もう直ぐ二ツ目に昇進らしい。十分の実力あり。
入船亭扇辰「鮑のし」
入船亭扇遊「花見の仇討ち」
仲入
入船亭扇遊「お見立て」
入船亭扇辰「井戸の茶碗」
充実の二人会。次回はそれぞれの独演会に行こう。
落語協会では真打ちが200人ほどいるらしい。凄い。

4/17 立川志の輔独演会

2017-04-17 23:56:59 | 2018日記
武蔵中原までが遠い。会場のエポックなかはらは駅からすぐで、雨が降ってきたが濡れずに行けた。
北総線の日中券(運賃が高すぎて節約のため)を利用して早めに着いたので、夕食をやよい軒で食べた。
木下寄席のお客から、高座が高いといわれ続けている。内心気になっていたから、会場の高座をよく見てみた。
今回は特に高い。舞台の上に、木下寄席並の高座があった。前から三列目でも見上げる。
今日の演目「ハナコ」、「百年目」の場面で高座の高さに納得した。
「百年目」の番頭が旦那に煎茶を入れてもらう場面、山場である。この所作のきれいさ、巧みさ。
目の前で二人が対面した座敷が見え、急須が見える。急須に湯を入れるシーンは、急須の口が見える。
手元がぶれないからこそ、そこに急須が存在するのだ。御店をしくじったと落胆する番頭、改めて番頭の凄さに気づいた旦那。
独演会だからこそ味わえる名場面である。志の輔師匠のうまさに、参った、参った。
開口一番は前座志の麿「二人癖」、「いいね!」をクリック、クリックします。
のだゆきさんの音楽パフォーマンスは気分が和らいだ。
近いうちに一門から真打ちが生まれるらしい。

第2回木下寄席を終わって

2017-04-16 23:03:28 | 木下寄席
生で落語を聴く会の会員の皆様、お手伝いありがとうございました。
第2回立川流落語会も無事終わりました。
今日の演目は
前座 立川只四楼「狸賽」
立川寸志「鮫講釈」
立川談修「猫の災難」
演者さんの熱演と、お客さんの期待感が伝わって、楽しい会になりました。
今回も50席が埋まりました。マイクを通さない地声で落語を聞く、小さな落語会を続けていきたいです。

アンケートを拝見しました。
次回から、ご意見を生かせるように工夫したいと思います。
ただ、高座の高さについては、談修師匠がTwitterで「よい高さ」と、お書き頂いています。
後ろの方迄、演者の所作が見えるということで、あの高さです。椅子席での基本の高さです。
多くの方が、低い高座になれているので、高いとお感じになるようです。
すでに、次回の話が出ています。詳しい内容が決まり次第お知らせいたします。


誰だもできる落語会 準備編

2017-04-15 17:31:32 | 木下寄席
明日はいよいよ木下寄席です。第2回目、予約で完売です。
しめ切ってから、電話予約が入りました。申し訳ありません、次回宜しくお願いします。
11月の旗揚げ公演以来ですので、高座台の組み立てを練習しました。
階段用の板が二枚くっついて、取れません。手では無理、いろいろ差し込んでみたが、びくともしません。
前回の公演時、階段に毛氈が掛かって、動くと危ないので、滑らないようにその場で両面テープで止めました。
このテープを取らないまま、板を重ねたための悲劇です。両面テープの粘着力恐るべし。
活躍したのが、シールはがしです。切手や値段シールをはがすのに置いてあったものです。
わずかの隙間にナイフを差し込み、シールはがしをスプレーしました。
効果てきめんです。スプレーがなくなるのとほぼ同時に外れました。助かりました。
これが当日だったら、大変です。階段4段ありますから、飛び降りる羽目になるとこでした。
何事も、準備を怠るなかれ!!教訓でした。

4/13 喬太郎・三三・桃太郎三人会

2017-04-14 00:04:42 | 2018日記
夕刊フジ主催の三人会を見た。日本橋公会堂(日本橋劇場)は人気の出演者で満員である。
前座 三遊亭馬ん長「無精床」二つ目かと思うほど流暢だ。
昔昔亭桃太郎「ぜんざい公社」ほのぼのとした創作落語。ぜんざいが食いたくなった。歌がうまく、「きゅきゅきゅ」は癖になるのか。
柳家三三「金明竹」さすがの言い立て、おかみさんが思い出す部分のスピードが違う。早ければよいわけではないということだ。
柳家喬太郎「ウルトラ仲蔵」ウルトラの世界に中村仲蔵を入れ込んだ、喬太郎ワールド全開です。
仲入
トークショー 三人でのトークショーと言っても、桃太郎さんの独壇場で、喬太郎・三三両師匠が押さえに回っていた。
大半は落語協会分裂の話。