木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

11/27 志らく独り会

2017-11-29 14:09:34 | 2018日記
年一度、五年間を区切っての志らく独り会の、第1回目。
会場は初めての表参道GROUND、こじんまりしている。客席との密度の高い落語を考えたようだ。
開口一番の前座もなく、マクラもなく、「芝浜」に入った。客席が温まらないうちにだ。
仲入り後、新作「不幸の家族」。舞台作品の「不幸の家族」を落語に作り替えたようだ。
舞台を知らないので落語「不幸の家族」は、途中で再婚相手を知るところとなるが、愛する人を友人に譲るとはどんでん返しの気分。
逆の漱石の「こころ」や、武者小路の「友情」を思い出してしまった。

11/26 第4回木下寄席

2017-11-26 19:17:33 | 2018日記

木下寄席としては初めてのイベント参加です。
第13回だんごまつりのには、勢いのある二つ目立川こはるさん、前座の立川かしめさんの二人に出演を依頼しました。
初めての会場で勝手がだいぶ違いましたが、市民活動支援センターのスタッフの皆さんの手助けで、大変助かりました。
会場に入りきれないご来場を頂き、嬉しい限りです。立ち見になった方、申し訳ありませんでした。
一 開口一番 立川かしめ「子ほめ」会場は十分に温まりました。
一 立川こはる「転失気」お客の笑い声が何よりの励みです。
仲入
一 立川こはる「転宅」間抜けな泥棒に、大笑いしました。
一 質問コーナー

11/24 北総よみうり

2017-11-24 21:06:44 | 木下寄席
毎月第4金曜日発行の「北総よみうり」読者へのインフォメーション欄に、だんごまつり参加の木下寄席が掲載されました。
立川こはるさんの素敵な写真付きです。さすが読売さんです、いい写真があったんだ。
北総よみうりは成田市・八街市・富里市・栄町・印西市の情報紙です。
次回第5回木下寄席も掲載してね!

11/24 第5回木下寄席チラシ

2017-11-24 20:45:02 | 木下寄席

第5回木下寄席のチラシが出来上がりました。
初春らしいデザインで嬉しいです。このデザインは鉄道模型クラブでご一緒の会員の奥さんにお願いしました。
鉄道模型クラブの公開運転会のポスターはすべて、この奥さんが手掛けたものです。
鉄道模型クラブのポスターが素敵なので、今回は無理にお願いしました。
木下寄席ではデザインを依頼するのも初めてなら、外部印刷するのも初めてです。
馬印の会さんの落語会のチラシを見て、いいなぁとは思っていたのです。
寄席仲間のアドバイスもあり、試みることにしたわけです。
早速、だんごまつりで配布します。
明日25日より、第5回木下寄席の受付も開始します。
第5回木下寄席
出演 春風亭一朝・古今亭文菊
2018年2月12日(月祝)13:30開場、14:00開演
会場 印西市文化ホール2F多目的室
主催 生で落語を聴く会
予約 kioroshiyose@gmail.com
電話 0476-46-7089 生で落語を聴く会
お名前と枚数、連絡先をお願いします。
枚数に限りがございます。小さな落語会です。

11/22 古今亭文菊独演会

2017-11-23 02:07:34 | 2018日記
会場は日本橋社会教育会館ですが、文菊師匠の人気から、手狭になってきたのではないでしょうか。
第十八回を数える。ネタ出しの落語会でした。
開口一番 前座 春風亭一猿「雑俳」八五郎のどうしょうもない俳句が続く、珍しい噺だ。高座にかかる機会の少ない噺である。
  一猿さんの雰囲気が明るくなった。声もいいね。
一 古今亭文菊「錦の袈裟」可笑しな噺を、所作でも笑える。錦のゴワゴワ感が伝わってきた。
一 古今亭文菊「甲府い」この噺に描かれた人間を、遠ざけてしまった現在って、寒々しい。少し前までは普通にあった日本らしさだ。
  豆腐の売り声がいいね。それに、母娘のあうんの呼吸を言葉少なく描いて見せた。
仲入
一 古今亭文菊「三方一両損」腰掛けからお白洲へ、役人共の着座の様子など、想像力を掻き立てられる。ぞんざいな言葉遣いを役人にたしなめられる風景って初めて見た。いいね。

11/21 立川談志七回忌特別公演

2017-11-21 23:06:49 | 2018日記
談志まつり2017の二日目です。
昼席
一 立川平林「権助魚」早い開演で、客が次々と席に着く。演者はやりにくそうだ。
一 立川談修「堀の内」前席が最初から伸びたから、少し端折っていた。
一 立川生志「道具や」この人と、白酒師匠は見た目のふくよかさで得をしている。いいことだ。
一 立川左談次「サイレント長短」15日より声が出ないようだ。無理しないで欲しい。
一 立川志の輔「ハナコ」マクラを聴いて、期待してしまう。何度聞いても可笑しい。
仲入
一門挨拶 
一 立川ぜん馬「掛け取り」病状は安定しているのか。もう今年もこの噺の季節がやってきた。
一 松元ヒロ スタンドアップコメディ
一 立川龍志「崇徳院」軽妙なやりとりが、落語の面白さを実感する。
平日の昼間、立川流ファンで大きな会場が埋まった。

夜席
一 立川小談志「大安売り」世間を騒がす相撲界だが、こちらはいたって罪がない。
一 立川志遊「荒大名の茶の湯」想像するとげんなりな茶の湯だが、武骨ものの茶の湯はおかしかった。
一 立川雲水「動物園」ライオンに園長とは、笑える。
一 立川談春「白井権八」古典落語を魅力的にする。独演会を東京でもっとして欲しい。
仲入
一門挨拶
一 立川談之助「懐かしのスーパーヒーロー」
一 テツandトモ 「コミカルソング」談志・安部がそっくりで、他でやっても受ける筈、似ているのだ。
一 土橋亭里う馬「強飯の女郎買い」子別れの上の部分だ。


11/20 立川龍志「子別れ」通し

2017-11-20 23:01:13 | 2018日記
東京芸術劇場シアターウエストでの、霜月の独り看板である。
立川龍志CD発売記念 立川龍志「子別れ」通し
一 開口一番 笑福亭茶光「動物園」笑福亭鶴光師匠の弟子である。高座も慣れてきて、話し方にも余裕がある。
一 立川龍志「子別れ 上・中」前置きがあったように、ドラマチックな展開はない。でも、師匠の子別れを通しで聞きたい客が集まった。
歌舞伎もそうだが、ドラマチックな場面だけ切り取ってやるにしろ、元の噺も伝えてほしい。今日はいい機会だった。
仲入
一 立川龍志「子別れ 下」よく聞くのはこの下の部分だ。これだけで独立している感がある。

11/19 三朝三席

2017-11-20 00:14:37 | 2018日記
初演を含む三席の会です。ブックカフェで毎月一回開催している。
春風亭三朝「代書屋」滑稽な噺も合う。
     「宮戸川」色っぽい噺もこなせる。
仲入
春風亭三朝「中村仲蔵」定九郎の細かい演出が、新しい定九郎像を描いている。歌舞伎を見るような出立に、尻端折りを絞る仕草、刀を拭う所作、白塗りの口から血を流す場面。どれもゆっくり演じて見ごたえがあった。大なり小なり同じ所作を落語家はするが、歌舞伎を実際に見ていると演じ方が違うのだろう。歌舞伎を見たことはないが、いい形だろうと想像できる。


11/19 柳家小三治・三三親子会

2017-11-19 23:38:02 | 2018日記
銀座ブロッサムでの公演である。
九月に頸椎の手術を受けた小三治師匠ですが、元気な姿を見て、ファンは安心したに違いない。
前座は柳家小かじ「二人旅」
柳家三三「星野屋」江戸落語では、女房のやきもちからの別れ話だが、上方落語では借金で死ぬという。今日は上方落語のようだ。
仲入
花島世津子 奇術
柳家小三治「出来心」聴きなれた噺も、この師匠の間合いが絶妙で、お客はすっかりはまってしまう。可笑しみがいいね。

11/17 月例 三三独演

2017-11-17 23:06:47 | 2018日記
イイノホールでの独演会です。
一席目 柳家三三「新聞記事」
二席目 柳家三三「碁泥」
仲入
三席目 瀧川鯉八「おちよさん」新作落語です。自殺を止めるわけだが、内容が座間の事件と結びついて笑いが取れない。
四席目 柳家三三「竹の水仙」
落語家によって劇場の雰囲気は大分違う。ゲストに鯉八さんが来たとしてもだ。

11/16 立川こはるの会

2017-11-17 00:15:24 | 2018日記
第335回サニーホール落語会 立川こはるの会
こはるパラダイスin日暮里〈特別編〉
昨年に続き荒川区文化芸術振興財団・荒川落語会主催である。
前座 立川談洲「道灌」
一席目 立川こはる「芋俵」
二席目 立川こはる「風呂敷」
仲入
三席目 立川こはる「化け物使い」

11/15 立川志の八真打昇進披露落語会

2017-11-16 00:39:29 | 2018日記





今日の落語会は演者も観客も楽しく、幸せな時間を共有できた。
終演が10時を回っても、お祝いの心待ちが、その場を去りがたくしていた。
立川志の八、2017年11月をもって立川志の輔一門の2番目の真打ちの誕生である。名前はそのままで真打ちとなる。
ポスターでお分かりのように、志の八師匠の真打ちがスタートだという思いの強さは、尋常ではく強い。楽しみだ。
午後6時半開演。
一席目 立川晴の輔「寿限無」晴の輔師匠の寿限無はちょっと違うのだ。他がサゲるところから始まる感じである。先輩としての祝いの気持ちが出ている。
二席目 立川生志「看板のピン」
三席目 立川左談次「長短」マスクに✖を見た時、談志家元を思い出した。まくし立てはなくとも、まさしく長短だ。左談次師匠の心意気を見た。
四席目 柳家花緑「親子酒」五代目小さん師匠からの縁を改めて感じるマクラを聞きながら、おぉおぉと納得する。
五席目 立川志の輔「バールのようなもの」
仲入
口上 温かく和やかな雰囲気の口上は、本人はもとよりお客も嬉しい。緊張が少しはとれたろうか。
ダメじゃん小出「ジャグリング漫談」
六席目 立川志の八「竹の水仙」演者によって色合いが違うものだ。宿屋の夫婦のやりとりが面白い。所作も工夫していていいね。


11/14 立川談笑例月独演会

2017-11-14 23:39:13 | 2018日記
例月独演会其の187回は、銀座博品館劇場での公演でした。
小咄を続けて、国立演芸場との客の違いを見ているのだろうか。変わらないように思う。
一席目 立川談笑「厩火事」
二席目 立川談笑「お血脈」
仲入
三席目 立川談笑「富久」
演目に“改”が入っていないように、大きないじりはない。「富久」ではいくつもいじっているが、本筋に変わりはない。
開口時、いつもの時事ネタの反応が悪いせいか、小咄が続いた。珍しい。

11/11 笑福亭鶴瓶落語会

2017-11-11 20:39:16 | 2018日記
鶴瓶の独演会と思いきや、~いまこの人が好き~の副タイトルがついていた。
全国独演会を実施中の鶴瓶師匠が、合間を縫っての落語会です。
若手の落語家との共演で、互いを刺激し合う会となった。
これこそが、ライブで落語を聴く楽しさだ。最初戸惑っていたお客も、萬橘師匠にのせられ心持が和らいできた。
一席 笑福亭べ瓶「読書の時間」若手の新作らしい、年齢に関係なく楽しめる。
二席 三遊亭萬橘「時そば」鶴瓶師匠のお客に、食らいついていく。
三遊亭兼好「だくだく」本寸法で品のある噺振り。掛字「おでんはじめました」、遊び心が愉しい。
笑福亭鶴瓶「山名屋浦里」新作落語ながら、古典落語の風格がある。落語を聴いた中村勘九郎の希望で、新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里」が誕生した。
廓噺ながら“意気に感じる”噺に、思わず涙が出る。
ひどく痛んで椅子に驚いていたが、帰りにはすっかり忘れて、ライブ落語に酔っていました。