木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

若手きおろし寄席in武蔵屋「春風亭一蔵の会」中止

2020-03-28 19:17:36 | 若手きおろし寄席
新型コロナウィルスの猛威は落ち着く気配がありません。
4月2日「春風亭一蔵の会」を無観客落語会とする予定でしたが、落語家さん自身も守る必要があるのではとの意見もあり、完全に中止とすることにいたしました。
コロナウィルスが去ったら、思いっ切り笑いたいものです。
生で落語を聴く会世話人井部由美子

3/25 柳家三三独演会

2020-03-26 01:23:06 | 日記
文京シビックホールはぽつぽつ空きがあったものの、ファンが詰めかけた。
一 開口一番前座 柳亭市坊「一目上がり」首の振りがちょっと気になるが、丁寧な話し方は好感が持てる。
一 春風亭一花「雛鍔」本人が幸せいっぱいで、噺の方も華やかだ。
一 柳家三三「蒟蒻問答」一花さんにのろけられ、やさぐれていると笑わす。落語の登場人物の面白い連中は、このご時世に必要です。
仲入
一 柳家三三「不孝者」茶屋遊びで親父を怒らす若旦那は数々あれど、親父が今の身代を築くにあたっての、苦い思い出話でしんみり。
家に帰ったら、都知事が週末の不要不急の外出を控えるよう、ニュースが流れていた。オーバーシュートの懸念が出てきたらしい。真打昇進披露興行のチッケトなど、予定が三件ある。持病持ちとしては辛いところだ。

3/24 浅草演芸ホール夜の部 主任柳家さん喬

2020-03-26 00:33:30 | 日記
浅草演芸ホールの夜のトリがさん喬師匠ということで、出かけました。浅草には若い着物姿の人が、多く出ていました。華やいだ雰囲気です。
一 開口一番前座 金原亭駒介「道灌」
一 柳家小太郎「やかん」
一 隅田川馬石「狸の札」
一 マジック アサダ二世
一 柳亭市馬「藪医者」端正な話しっぷりで、且つ、可笑しい。
一 林家正蔵「松山鏡」
一 浮世節 立花家橘之助
一 柳家小志ん「動物園」
一 春風亭一朝「鮑のし」
一 紙切り 林家正楽
一 五街道雲助「子ほめ」
仲入
一 柳家喬之助「堪忍袋」
一 林家しん平「wカツ丼?」
一 漫才 すず風金魚・にゃん子
一 柳亭左龍「鈴ヶ森」面白い。
一 柳家小ゑん「ミステリーな午後」
一 三味線漫談 林家あずみ
一 柳家さん喬「中村仲蔵」もう一度師匠のこの演目が聴きたかった。直ぐに願いが叶った。いいね。

緊急!若手きおろし寄席in武蔵屋「春風亭一蔵の会」無観客公演

2020-03-26 00:20:49 | 若手きおろし寄席
第8回「春風亭一蔵の会」のご予約をいただきました皆様へ
新型コロナウィルスの猛威が収まりません。狭い会場での公演は危惧されます。誠に申し訳ありませんが中止といたします。ご理解のほどお願いいたします。
但し、同じように中止になった落語会が多いと聞きます。落語家さんのみにしわ寄せがいくことは避けたいと思い、無観客落語会として開催いたします。
落語家さんにとっても、ばかばかしく面白いと理解をいただきました。どうなるのか分かりません。結果を、ご報告いたします。
生で落語を聴く会世話人井部由美子

3/20 祝・真打昇進小痴楽独演会

2020-03-21 23:33:06 | 日記
人形町の立喰い蕎麦「きうち」で昼食です。ここの麺の硬さが丁度良い。ちょっと固めが好きです。天ぷらもよく揚がって、旨い。営業時間が午後5時に終わるので、食べる機会が少ないのが残念です。立ち食いそば店では一押しです。
ウイルス騒動で、もぎりはなしです。
ゲストは三遊亭遊雀師匠でした。
一 開口一番 「元犬」
一 柳亭小痴楽「磯の鮑」珍しい噺です。与太郎も女にモテたいんです。若手がおおいに日のめを見ない噺を、高座にかけてほしいものです。
一 三遊亭遊雀「風呂敷」お客さんに大いに笑って貰う、いつもの姿勢です。愉しみました。
仲入
一 柳亭小痴楽「花見の仇討」遊雀師匠から教わった噺とのこと。面白くないはずがありません。浪人役の金さんは、待たされすぎて泣きを入れる場面は大笑いです。
落語芸術協会は伯山に次ぐ大物真打の登場です。来年は宮治さんの飛び昇進もあって、話題をさらっています。

3/20 馬石・文菊リクエスト二人会

2020-03-21 20:34:15 | 日記
若いお客さんが大半です。老若男女のファンが多い演者ですが、老の方はキャンセルが多かったようです。道理で会場に白髪が居なかった訳だ。隣席の会話に、老人は重症化するのにって、隣で言うか。大きなお世話だ。
お客さんからのリクエストで演目が決まります。
一 開口一番前座 三遊亭歌つを「牛ほめ」
一 古今亭文菊「堀の内」?
一 隅田川馬石「花見の仇討ち」リクエストによる演目。演る方は面白いが観客受けが‥て師匠。ご謙遜です。面白かったです。
仲入
一 隅田川馬石「猫と金魚」?
一 古今亭文菊「包丁」リクエストによる演目。笑いどころを心得ているなぁ。面白かった。粋な女を演るって、師匠の十八番です。
噺に挟まれた、与右衛門の女房かさね(累)って、知る人は居たろうか。ちょっと気になった。歌川国貞の浮世絵で残っている。鶴屋南北作「色彩間苅豆」で怪談として広く知られたようだが、歌舞伎に疎いので、今も演じられているのだろうか。「包丁」は怪談話からは遠い。恩を仇するところが、”かさ”なってはいるが‥。因みに、この名かさね(累)は、先代の与右衛門の嫁の連れ子助が、醜さから母に殺される。その助と実子累がうり二つであったことから、村人たちは”かさね”と言った。
?の演目はメモし忘れるです。カメラに収めたので安心したら、何気に消してしまいました。データって嫌だね。跡形もない。

3/19 柳家さん喬独演会

2020-03-21 20:04:03 | 日記
久しぶりの会場亀戸のカメリアホールでの公演です。簡単な夕食はイートインのあるおむすび屋でした。専門店とは思えぬ握り方で、二個をやっとのことで食べました。あんなに固く握るなよ。せっかくの米がつぶれていた。
一 開口一番前座 金原亭乃ノ香「牛ほめ」
一 柳家やなぎ「そば清」
一 柳家さん喬「幾代餅」
仲入
一 柳家さん喬「中村仲蔵」この一席がすべての噺を奪うよさがあった。仲蔵夫婦の会話の二言三言で、夫への尊敬と信頼が伝わる。仲蔵が雨宿りで入った店の主の最初一言もいい。斧定九郎の工夫を実現すべく、関係者を集める下りもここの名を言うことで、さらっとしているが工夫に厚みが加わる。丁寧でいてくどさがなく、この噺を吟味し尽くしたものを、頂戴したような心持ちだ。幾度も聴いてみたい。

3/17 第27回古今亭文菊独演会

2020-03-18 01:44:45 | 日記
昨日に引き続き会場は日本橋社会教育会館です。夕食も立ち蕎麦とローソンのふわふわたまごのシフォンケーキは昨日と同じです。
完売の公演でしたが、いくつか空席がありました。若い女性客が多いですが、若い男性も居ました。古典落語の魅力を語る文菊師匠の力は凄いです。
一 開口一番前座 春風亭枝次「狸の鯉」
一 古今亭文菊「千早ふる」笑って免疫力をアップとばかり、ドカンドカンと笑っちゃいました。
一 古今亭文菊「包丁」普段より高めの声に操られ、笑うこと笑うこと。
仲入
一 古今亭文菊「宿屋の仇討ち」江戸の三人組の相撲ばなしから、取り組みを始めるリアルさに、宿屋の部屋が見えました。
老若男女が笑い、前の席のおじさんなんぞは手をたたかんばかりでした。

3/16 第23回圓太郎ばなし

2020-03-18 01:03:47 | 日記
ローソンのふわふわたまごのシフォンケーキに凝って、見つけると買っています。半蔵門線乗り換えの押上駅構内でゲットしました。
立ち蕎麦とシフォンケーキって、どんなけ貧しい食事でしょうか。でも、私にはユーグレナがある。
自粛ムードのなか貴重な落語会でした。お客さんも師匠頑張ってといった雰囲気です。さすがに、マスクを付けたお客さんがほとんどでした。
一 開口一番 春風亭朝枝「湯屋番」二ツ目昇進披露公演中です。
一 橘家圓太郎「粗忽の釘」鬱々とした日々です。お客さんに大いに笑ってと、粗忽の釘です。圓太郎師匠の愛嬌のある登場人物には大笑いしました。
一 柳家花緑「あたま山」高座にかけるには難しい噺と思っていた。お客さんの想像力を助ける花緑師匠の所作で、お客は大笑いです。いろんな師匠方で聴いてみたい噺です。多くの落語会が中止になっている実際の話。木下寄席も市の会場の利用中止で、やむなく公演中止しました。年一回の新作落語会だったので、残念です。
仲入
一 橘家圓太郎「井戸の茶碗」愉しんで笑っているうちに、終演でした。会場を出るお客さんの満足そうなこと。

3/12 浅草演芸ホール昼の部

2020-03-14 00:36:22 | 日記
寄席は営業している。落語ファンには嬉しいです。団体客が来ない分のんびりした客席です。
伯山ティービィーの人気者、桂文治師匠と三遊亭笑遊師匠を聞きに行ってきました。
一 立川幸之進
一 紙切り 林家喜之輔
一 春雨や風子「」お化け長屋の歌謡版?
一 柳亭小痴楽「一目上がり」何とも言えない小痴楽調で、楽しい。短い持ち時間ながらきっちり仕上げた。
一 漫談 国分健二
一 神田京子「秋色桜」講談ではよく掛かる噺らしいが、新鮮に聴いた。
一 三遊亭圓雀「紙入れ」
一 漫才 東京太・ゆめ子
一 桂文治「こいがめ」楽屋と同じで、高座も楽しく笑わせる。
一 笑福亭鶴光「」
一 バイオリン漫談 マンダム小林
一 古今亭寿輔「」
仲入
一 相撲漫談 一矢
一 桂小南「猫と金魚」
一 三遊亭笑遊「愛宕山」うきうきするような楽しさがあった。かわらけを投げる場面までには、時間が足らない。
一 曲独楽 やなぎ南玉
一 春雨や雷蔵「芝浜」本寸法の芝浜でした。
筆記用具を忘れていったから、思い出せない噺があった。

緊急!三遊亭白鳥独演会中止

2020-03-14 00:33:19 | 木下寄席
新型コロナウィルス感染予防のため、施設の休止となりました。
施設の休止につき、公演中止のお知らせ
3月29日の「三遊亭白鳥独演会」を中止いたします。
3月13日付け印西市ホームページで、一部施設の休止が3月31日まで延長することが決定されました。その一部施設に公演予定の会場である中央駅前地域交流館が指定されていました。
私たちは3月15日までの休止で終わることを願っていましたが、13日に新型コロナウィルス対策本部会議で、31日までの延長が決定されました。やむなく公演を中止といたします。
予約して頂いたお客さまの期待を思うと、大変心苦しいです。ご理解いただきますようお願いいたします。
          生で落語を聴く会世話人井部由美子

神田伯山ティービィー

2020-03-10 01:56:35 | 日記
落語芸術協会の注目の人がいろいろ出来ました。桂文治・三遊亭笑遊両師匠を発見しました。神田松鯉・鯉栄の師匠も。
ご存じのように神田伯山昇進襲名披露興行が続いています。その模様をビデオ撮影して、配信しているのが神田伯山ティービィーです。満員御礼続きで、長蛇の列が続いて、行くのを諦めた人もいるでしょう。
神田伯山ティービィーの面白さは、お客が興味がありながらも見ることの出来ない、楽屋風景が大半です。勿論、昇進襲名ですから口上の場面もあります。新宿末廣亭から今の池袋演芸場の楽屋風景を見て、底抜けに明るい楽屋に驚きです。上下関係の厳しい世界ですが、ここの楽屋は明るい。それは、文治師匠や笑遊師匠のお蔭でしょう。
文治師匠は毎回違う襦袢で登場で、楽しみです。見る人を愉しませようとする心意気が好きです。ほぼ毎回出演されているので、大変だろうとは思いながら、襦袢を見ています。
底抜けに明るい笑遊師匠がいいですね。伯山師匠がマクラで言った、学校寄席の話の笑遊師匠はかっこいいです。人柄も出ます。マクラを信じるのかって?この噺は信じます。
特に、松鯉名人が弟子伯山のトリの講談をじっと聴いてる姿は目に焼き付いています。ドラマがここにあります。是非、神田伯山ティービィーを御覧になってください。

3/9 浅草演芸ホール夜席 主任古今亭文菊

2020-03-09 23:15:39 | 日記
ウイルス騒動で出不精になっていました。木下寄席でお世話になった文菊師匠がトリの公演です。手袋にマスクの出で立ちで電車に乗りました。空いていましたね。
一 開口一番前座 三遊亭まんと「寿限無」
一 三遊亭わん丈「近江八景」マクラで膳所をさわったので、オチがよく分かった。よくここまで短くして、高座にかけられる形にしたことに驚いた。
一 古今亭菊太楼「猫と金魚」主が番頭に私の言ったことだけをするようにと、釘を刺す場面が鮮明に残ったから、金魚・金魚鉢・水をばらばらにしたことに納得した。ばかばかしいながらも、腑に落ちて笑ったね。
一 声帯模写 丸山おさむ
一 柳亭市若「手紙無筆」二ツ目昇進の披露興行でもあります。
一 隅田川馬石「狸の札」短い持ち時間にもきっちり笑わせる。狸の可愛らしいこと。
一 粋曲 柳家小菊
一 柳家三三「権助提灯」短さ、噺の省き方も分からないくらい自然に終わった。
一 柳家はん治「粗忽長屋」シュールな噺として、若い観客にも面白さが伝わった。
一 紙切り 林家楽一
一 五街道雲助「子ほめ」
仲入
一 台所おさん「芋俵」
一 古今亭志ん彌「たらちね」
一 漫才 ニックス
一 入船亭扇辰「三方一両損」江戸っ子の粋さ。噺の切り方も粋でした。
一 林家正蔵「鼓ヶ滝」西行忌は仲春の季語です。花を愛した西行の、短いながらもいい噺です。
一 マジック アサダ二世
一 古今亭文菊「甲府い」トリとしていい噺でした。面白く演ってお客は大満足です。若い女性客が多く、浅草では珍しいです。
全体にトリへ集約するようなまとまりがあった。各々がきっちり仕事をして、次に渡していった。楽しい会でした。ウイルスでも落語好きが集まった感じです。そこそこ気を遣って、座る位置も空けながら。

3/2 本「桂ざこばのざっこばらん」

2020-03-02 23:07:50 | 日記
古い本ですが、「桂ざこばのざっこばらん」「桂ざこばのざっこばらん2 わかってぇなぁ!」を読みました。誰か忘れましたが、マクラで面白いと紹介していたから。
桂ざこば師匠の喧嘩行状記というのでしょうか。正直な本です。大阪のおもろいおっさんは、遠くで眺めても、近くには居て欲しくない人物です。めんどくさい。周りの人は振り回されながらも、やんちゃなざこば師匠を愛してやまないことも、分かります。弾みで生きているような、落語の中の登場人物そのまんまです。
特に、”ウチの師匠・米朝”のすれ違いざまのケサガケは、笑いました。また、六代目松鶴師匠の「どっちが好きや」もええ話です。ざこば師匠の語りそのままの文章です。読んでみてください。落語ですわ。