木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

10/10 春くらべ 立川こはる・春風亭正太郎

2020-10-10 23:03:58 | 日記
緞帳が上がり、黒紋付きのこはるさんの姿を見たとき泣きそうになりました。高座から遠のいてあまりの長さにやきもきしていました。談春師匠からの真打の打診にこはるさんが断っていたからです。高座に帰ってきてくれホットしました。楽しみが増える。
一 前座 古今亭菊一「饅頭怖い」菊太楼師匠のお弟子さんです。
一 春風亭正太郎「品川心中」来春、真打昇進と大名跡の九代目柳枝を襲名します。落語は登場人物おそめ・金蔵を際立たせ、笑わせてくれました。
一 立川こはる「小猿七之助」立川談志家元の噺を孫弟子が演る。談春師匠も感慨深いのでは。こはるさんの悪人もいいね。
仲入
一 立川談春「五貫裁き」
一 立川談春師匠が二人に向けはなむけの言葉。落語家として、立川こはる・春風亭正太郎への思いと心がけだろう。思っていたより倍上手かったって、二人を珍しく褒めていました。
次回「第2回春くらべ」は2021年2月23日(祝火)18::00開演、国立演芸場、ゲスト詳細は後日。

10/2 通ごのみ~特選落語集~

2020-10-05 11:13:39 | 日記
今回はオフィスエムズ主催の落語会です。豪華な顔ぶれで久々落語を堪能しました。座席も今ならではの空間で、こちらも贅沢です。
一 柳家小はぜ「やかん泥」二つ目ながら、さらっと仕上げた。いいね。
一 柳家小満ん「金魚の芸者」この師匠ならではの演目で、艶やかな色が見えます。
一 柳亭市馬「三十石」船を漕ぎながら良い喉を、聞かせて貰いました。
仲入
一 五街道雲助「電話の遊び」珍しい噺です。こんな落語もあるんだって、当時は新作落語です。時代を反映していますね。
一 春風亭一朝「植木のお化け」お化けごとに謡える師匠は、多くないのでは。演り手がいなくなった一因かもしれない。落語の遊びです。
三味線太田そのさんで、音曲の入る演目で、寄席ではなかなか聞けないたっぷりの謡です。
次回は来年1月25日(月)18:30開演、日本橋劇場、次回の二つ目さんは春風亭朝七改め朝枝さんです。10月下旬発売、オフィスエムズのホームページをご覧ください。